を昨日はしました。
 日記を書こうとしながら意識を失ってしまうとは・・・寝落ちとか本当に久し振りですね。


 また、昨日は。アドバンテージ上前津店のレガシー大会に参加して来ました。

 体調をずっと崩していたため、本当に久しぶりに大会に参加できたため、実に楽しかったです。

 結果はちょっと酷いものでしたがw


 アドバンテージ上前津店レガシー大会

 多分スイスドロー3回戦。レガシー。


 使用デッキは以前から使っている『ヨクバリ計画』。5色中速ビートです。

 結果としては、1回戦目でトス&ドロップ。

 なぜかというと、1回戦目の3戦目で、デッキの中に死儀礼のシャーマンが4枚足りないことに気が付きました。
 ということで、大会が続けられないため、トス&ドロップ。

 なんとも残念な結果ではありましたが、デッキ的にはやはり強いですね。
 今のところそのデッキで、3-0 3-0 6-1 という結果が出ているだけに、非常に満足。
 またどこかの大会で使用してみたいところです。

 昨日日記を書けなかったため、せっかくなので、今日は日記を2回書きます。

 もうすぐ青白奇跡について書けるはず。


 ちなみに、アドバンテージ上前津店もブログを持っているそうです。
 紹介うんぬんという話をしたこともあり、せっかくなので、ペタリ。
 http://tcg-advantage.com/wordpress/blog/mtg/
【レガシー】初心者向けの、対青白奇跡(UW miracle)との戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対青白奇跡(UW miracle)との戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対青白奇跡(UW miracle)との戦い方 および注意点(前編)
 レガシー初心者向けのデッキ解説まとめ
 http://pendrell.diarynote.jp/201306212222208796/


ということで、今日は「青白奇跡」についてです。

 例のごとく、前編が解説+紹介、後編がサイド+対策になります。


 さて、青白奇跡は、テンポ系のデッキが主流なレガシーの中で、コントロールタイプとして有名なデッキです。

 古くは青白コントロールとして、昔のスタンダードの頃からずっと愛着を持って使われていたデッキです。
 それが、アヴァシンの帰還の発売によって、いわゆる奇跡呪文である「終末」「天使への願い」の2種類が出たことによって、大幅に強化され、「青白奇跡」という名前で成立したデッキです。

 スタンダードでは思った通りには起こしにくい奇跡ですが、レガシーではとても簡単に奇跡を起こすことが出来ます。

 具体的には、「渦巻く知識」と「師範の占い独楽」の2種類の存在ですね。
 特に、「師範の占い独楽」は長期的な戦いで非常に強く、任意のタイミングで奇跡を起こせるため、デッキの根幹をなすカードとなっています。

 そのため、「師範の占い独楽」と相性の良い「相殺」を採用したレシピも多いです。


 いわゆる青白奇跡といっても、実際にはかなり幅があって、「相殺」の使用の有無、勝ちパターンの差、など、いくつもの種類があります。

 ここでは、代表的なものとして、「相殺」を使用し、他の即死コンボも内蔵したデッキを紹介します。
 このタイプが一番わかりにくい要素が多いですしね。


 先月行われた、どこかの海外の大会で、ベスト8に入ったデッキです。
 

 青白奇跡

creature [2]

2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

instant [16]

3 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》

sorcery [6]

1 《至高の評決/Supreme Verdict》
3 《終末/Terminus》
2 《天使への願い/Entreat the Angels》

artifact [5]

1 《Helm of Obedience》
4 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》

enchantment [5]

1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
4 《相殺/Counterbalance》

land [23]

4 《島/Island》
2 《平地/Plains》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 《秘教の門/Mystic Gate》
1 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
2 《Volcanic Island》
2 《Tundra》
2 《Karakas》

planeswalker [3]

3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

60 cards

sideboard:

1 《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
1 《紅蓮破/Pyroblast》
1 《解呪/Disenchant》
1 《赤霊破/Red Elemental Blast》
2 《誤った指図/Misdirection》
2 《青霊破/Blue Elemental Blast》
1 《天使への願い/Entreat the Angels》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《謙虚/Humility》


 見ての通りで、基本は相殺コンボと、除去呪文とカウンターで相手の妨害をしながら、ヴェンディリオンor天使のへの願いで殴り倒すか、「安らかなる眠り」+「Helm of Obedience」の即死コンボを狙うか、の二種類の勝ちパターンを持ったデッキです。

 このデッキでは、コンボ成立を助けるために、「悟りの教示者」を採用しています。

「安らかなる眠り」+「Helm of Obedience」のコンボは、「安らかなる眠り」が出ている状況で、5マナ(Helmプレイの4マナと起動コストの1マナ)があれば一撃で相手を倒すことが出来るため、非常に強力です。
 デッキによっては、「安らかなる眠り」と相性の良い「エネルギーフィールド」を1枚採用しているデッキもあります。


 「相殺」によるハーフロックも、デッキによっては対処が非常に難しかったり、それだけでゲームが終わってしまう場合も多いです。


 また、「終末」はとにかく優秀な全体除去で、環境のほぼ全てのクリーチャーを安全に対処することができます。  
 スタンダードのように「スラーグ牙」が使われていないため、極めて強力なクリーチャー対策になっています。


 こういった妨害手段で相手の行動を防ぎながら、ヴェンディリオンでちまちま殴ったり、即死コンボを使っていくわけです。
 また、純粋な即死コンボでは無いのですが、「天使への願い」はそれに近い動きをします。

 多くの青白奇跡の、最大の勝ち手段がこの「天使への願い」です。
 というのも、相手のエンドに奇跡で唱えることによって、複数の4/4天使を一気に生み出すことが出来ます。この時に天使を4体以上生み出せば、大体返しのターンで一回で殴り切ることが出来るからです。
 エンドに天使が出てくるため、ソーサリー除去は使えませんし、通常の除去を構えていたとしても、せいぜい2体くらいまでしか対処出来ません。
 通常は打ち消す以外に対処方法がないため、非常に強力な勝ち手段だと言えます。


 さて、こう書くと本当に穴の少ない強力なデッキに見えますね。

 多くの結果を出しているため、強力なデッキタイプなのは間違いないのですが、実はそれほど多く勝てているわけではないです。
 使用者の絶対数の差もありますが、例えばカナスレやジャンドの方がはるかに大会で結果を出しています。
 つまり、何らかの欠点があるから勝ちきれていない、ということですね。

 それについてと、サイドについて後編で書いていこうと思います。
【レガシー】初心者向けの、対青白奇跡(UW miracle)との戦い方 および注意点(後編)
【レガシー】初心者向けの、対青白奇跡(UW miracle)との戦い方 および注意点(後編)
【レガシー】初心者向けの、対青白奇跡(UW miracle)との戦い方 および注意点(後編)
 ということで、後編です。

 青白奇跡の対策などです。


 青白奇跡は実にまとまっていて良いデッキですが、いくつか欠点があります。


 まず、デッキ的な問題点とは別の話なのですが、根本的な欠点の一つとして、「時間のかかるデッキ」という事が挙げられます。

 基本的には青白奇跡は、「天使への願い」で大量にトークンを生み出した時以外は、ヴェンディリオンのようなクリーチャーでコツコツ殴るか、ジェイスの奥義で倒すしかありません。
 つまり、相手をコントロールしてから勝ちに向かうため、おおむね時間がかかります。

 また、それを助長しているのが、「師範の占い独楽」の存在です。
 このカードはモダンで禁止カードになっています。なぜかというと、「強い」という理由だけではなく、「ゲームスピードを遅くする」という理由からです。
 そのカードが、デッキの根幹になっており、序盤から常に使い続けるわけですから、試合展開が余計に遅くなるわけですね。

 そのため、引き分けが多くなりやすいですし、小さな店舗大会でよく見られる、40分制限の大会では、あまり薦められるデッキではありませんね。



 さて、デッキについてですが、基本的にはコンボの成立を防ぎながら戦えば大丈夫です。
 カウンターの枚数は実は少ないため、コンボによる妨害が出来ないと、結構もろかったりもしますしね。
 ついでに、カウンターが少ない構成上、コンボデッキが苦手です。そのために相殺があるのですが、逆にそれを貼れないと勝ち目は少ないです。


 また、青白奇跡の使うコンボは、コンボといっても、すぐに即死するコンボはないです。「Helm of Obedience」コンボにしても、時間がかかりますしね。
 そのため、いわゆるフェアなデッキで十分に勝負が出来ます。


 さて、昨日のデッキを例にしてもらえばわかりやすいのですが、基本的には「相殺」「精神を刻む者、ジェイス」以外で単純にアドをとれるカードはありません。
 そのため、全体除去である「終末」をどのようにして対処するか、が重要になってきます。

 そのため、スタンダードでは当たり前のことなのですが、クリーチャーを並べ過ぎない用にしましょう。
 普段のレガシーの対戦では、それほど全体除去が使われないため、ガンガン並べるプレイが正解の事が多いのですが、この青白奇跡相手には気をつけましょう。
 
 逆に言うと、「相殺」と奇跡呪文(「終末」「天使への願い」)の2種類に対して解答があれば、とても有利に戦えるというわけですね。

 デッキによってはコンボ要素を減らして「瞬唱の魔道士」を追加しているレシピもあるため、追加の除去手段として、「剣を鋤に」や「対抗呪文」を使いまわしてくる事があります。
 

 多くの青白奇跡に使われている相殺コンボですが、「相殺」に関しては、別の日に細かい対応法を書きたいと思います。
 ちょっと長くなりそうですしね。

 
 ここでは、「奇跡」の対処について説明します。

 まず、「奇跡呪文」とは、

奇跡[コスト] 「あなたがこのカードを引くに際し、これがこのターンに初めて引いたカードだった場合、これを手札から公開してもよい。これによりこのカードを公開したとき、あなたはこれのマナ・コストの代わりに[コスト]を支払うことでこれを唱えてもよい。」

 とあります。


 つまり、ターンの最初にドローをした時に、もしもそのカードが「奇跡呪文」だった場合に、それを公開しても良い。
 公開した場合、「奇跡コストで支払っても良い」という能力が「誘発」します。
 (つまり、奇跡コストは誘発型能力によって誘発する)

 そして、その誘発した能力の解決中に、呪文を唱える事を許可します。このため、カード・タイプに基づくタイミングの制限は無視する。
 (ソーサリーでも相手のターンにプレイできるということです)

 ※奇跡の誘発型能力の解決前に公開したカードが手札を離れた場合、それを唱える事はできない。 解決後、手札以外の領域に移動し、その後手札に戻っても奇跡コストを支払うことはできない。
  
 以上のため、奇跡を防ぐには、単純に打ち消す、以外にも、「もみ消し」で、手札から公開した時の誘発を打ち消す、「ヴェンディリオン三人衆」で手札からライブラリーの底に送る、といった手段で防ぐ事が出来ます。

 
 また、ドローを置き換えする効果の置き物を設置してあれば、ずっと奇跡の誘発を防ぐ事ができます。
 (例:「姥の仮面」といった、全体に影響を及ぼすカードなど)



 ともあれ、何らかの方法でコンボと奇跡を防ぐことさえ出来れば、十分に勝算があると言えるでしょう。


 本来、ビートダウン系には有利なのですが、デッキ的に、実はジャンドみたいなデッキに対しては時間がかかってしまう事が多いです。
 アドを取るカードが多く、「突然の衰微」で「相殺」などのコンボ要素を割られ、「罰する火」があると「天使への願い」奇跡誘発以外では勝ち目がなくなってしまいますしね。

 とにかくカウンターが多いデッキではないため、コンボと奇跡に気をつけながら、クリーチャーを並べないようにガンガン攻めていけば勝算が見えますね。

  
 有効なサイドとしては、基本的にはコントロール対策、青白対策のカードはだいたい有効です。
 
 特別なものとしては、

 「真髄の針」・・・「師範の占い独楽」を防げます。奇跡デッキの根幹になっているカードのため、非常に重要です。
 ※プレイする際には、「場に出るに際し、カード名を指定する」ということを忘れないようにしましょう。唱えた時点では何を指定するのかはいう必要がないです。

 「ヴェンディリオン三人衆」・・・もともとコントロール相手に有効だが、奇跡を防げるという利点があります。 

 「仕組まれた爆薬」・・・メインでは対処方法がない。X=0でおいておくだけでも「天使への願い」を防げる。また、マナコストを増やすことで、「相殺」に引っかからないようにプレイすることも出来る。(6マナ払って、カウンター2個置くなど。呪文貫きにだけは注意)

「ガドック・ティーグ」・・・「終末」「至高の評決」「天使への願い」「Helm of Obedience」などがプレイできなくなる。「ルーンの母」や「森を護る者」で守れれば勝ち。
 ただし、相手の「Karakas」には注意。

「クローサの掌握」・・・「師範の占い独楽」を安全に壊せます。相殺についても、わりと安心して打てます。

「石のような静寂」「無のロッド」・・・「師範の占い独楽」「Helm of Obedience」の起動を防ぎます。

「姥の仮面」・・・カウンターの効果を減らせるし、奇跡は起こりません。


 逆に効きづらいものとしては、

 「血染めの月」・・・基本地形多めのため、効果が薄いです。

 墓地対策・・・相手自身が「安らかなる眠り」をメインに入れている場合があるくらいです。

 土地破壊・・・あまり効かないです。レガシーのデッキにしては、土地が多めです。土地が23枚のレシピも多いです。状況にもよりますが、もし、「もみ消し」があるのならば、フェッチの起動に対して使うよりも、奇跡誘発を打ち消したほうがいい場面も多いです。

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