【レガシー】初心者向けの、対ザ・キュアー(The cure)との戦い方 および注意点
【レガシー】初心者向けの、対ザ・キュアー(The cure)との戦い方 および注意点
【レガシー】初心者向けの、対ザ・キュアー(The cure)との戦い方 および注意点
 ということで、久々に更新です。

 とはいえ、コレ自体は極めて珍しいデッキであり、おそらくコレを見て下さっている方々にとって、一度も遭遇することがなく終わる事かと思います。
 つまり、あんまり意味はないですねw

 ともあれ、こういうデッキもあるという程度で、暇つぶしがてら見て頂ければ幸いです。

 さて、このデッキは、いくつかの別名でも呼ばれており、フォルス・カヴー(False Kavu)とか、(厳密には違いますが)カヴー・ジャスティス(Kavu Justice)の方が有名ですね。
 

 このデッキの基本戦術は2点

1 「偽りの治療」を使い、「激励/Invigorate」や「スカイシュラウドの切断獣/Skyshroud Cutter」を使って相手にライフを得させて、ダメージを与える方法。

False Cure / 偽りの治療 (黒)(黒)
インスタント

ターン終了時まで、プレイヤーがライフを得るたび、そのプレイヤーは得たライフ1点につき2点のライフを失う。


Invigorate / 激励 (2)(緑)
インスタント

あなたが森(Forest)をコントロールしている場合、あなたは、激励のマナ・コストを支払うのではなく、「対戦相手1人は3点のライフを得る」ことを選んでもよい。
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+4/+4の修整を受ける。

Skyshroud Cutter / スカイシュラウドの切断獣 (3)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

あなたが森(Forest)をコントロールしている場合、あなたは、スカイシュラウドの切断獣のマナ・コストを支払うのではなく、「他のすべてのプレイヤーはそれぞれ5点のライフを得る」ことを選んでもよい。
2/2



2 「カヴーの捕食者/Kavu Predator」を出し、その後ライフを得させて、一気にカウンターを乗せて大ダメージを与える方法。
 また、この際に、「Berserk」を併用することによって、さらなるダメージを与える場合もあります。

Kavu Predator / カヴーの捕食者 (1)(緑)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

トランプル
対戦相手1人がライフを得るたび、カヴーの捕食者の上に同じ数の+1/+1カウンターを置く。
2/2


Berserk (緑)
インスタント

Berserkは戦闘ダメージ・ステップより前にのみ唱えられる。
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。Xは、そのパワーの点数である。次の終了ステップの開始時に、このターン、それが攻撃していた場合、そのクリーチャーを破壊する。



 サンプルレシピです。

// creature [18]
4 《スカイシュラウドの切断獣/Skyshroud Cutter》
4 《闇の腹心/Dark Confidant》
1 《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
4 《カヴーの捕食者/Kavu Predator》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》

// instant [12]
4 《激励/Invigorate》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《偽りの治療/False Cure》

// sorcery [10]
4 《強迫/Duress》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2 《恭しき沈黙/Reverent Silence》

// artifact [2]
2 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》

// land [18]
1 《森/Forest》
2 《沼/Swamp》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2 《Savannah》
1 《Scrubland》
3 《Bayou》
1 《Karakas》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

// sideboard:

1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
2 《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1 《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
3 《忘却の輪/Oblivion Ring》
3 《窒息/Choke》

 ちなみに、このデッキはどこかの大きな大会で結果を出す、というのはあまりないようです。
 なぜなら、欠点が多いことと、安定性にかけるからですね。

 また、似たようなコンセプトである、「感染」というデッキタイプの方がより奇襲性があるからでもあります。

(感染というデッキは、簡単に言えば、感染クリーチャーを出して、「激励」や+「地うねり」、「バーサーク」などで相手に一気に毒カウンターを載せるデッキです。毒は、ライフの20点ではなく、半分の10点ダメージを与えるだけで勝利が出来るのが利点です。)


 気をつけるべき点

1 奇襲に気をつけること。

 単純に、カヴーの捕食者+激励だけで、カヴーが6/6トランプル+ +3/+3修正を受けます。
 コレにバーサークが加わると、なんとパワーが18まで上昇します。さすがにびっくりなダメージです。

 そのため、しっかりと除去していくことが重要になります。

2 偽りの治療はカウンターしよう

 偽りの治療に関しては、打ち消せるならば打ち消したほうが無難です。
 デッキ的にあまりドローカードも多くないため、一ゲームに2枚も3枚も引かれない事が多いからです。

 また、一度偽りの治療を解決されてしまうと、激励などの追加コストとしてライフを増やされてしまうので、対応するのが困難だからです。


3 偽りの治療の効果はもみ消せる

 偽りの治療が解決された後に、何らかの効果でライフを得た場合に、遅延誘発型能力として、「プレイヤーがライフを得るたび、そのプレイヤーは得たライフ1点につき2点のライフを失う。」が誘発します。
 そのため、ここで「もみ消し」を使えば、ライフを失わないですみます。
 
 ただし、この能力はライフを得るたびに誘発するため注意しましょう。
 (偽りの治療を使われたあとに、3点ライフを得た場合、その後6点のライフを失う事になります。
 この時にもみ消しを使って6点のライフ損失を打ち消したとしても、この後に、また3点のライフを得た場合、6点のライフを失うことになります。)


 という感じです。

 基本的には安定性が低いため、しっかりと対処をしてさえいけば、十分に戦えるはずです。


 あと、「カヴーの捕食者」自体はいくつかのデッキで採用されているため、カヴーの捕食者を見たからといって、「The Cure」だと判断するのは危険です。
 
 単純に、「剣を鍬に」や「燃え柳の木立ち」+「罰する火」ギミックを積んでいて、追加のタルモゴイフとして採用しているだけな事も十分に考えられるからです。 
 ・・・というか、おおむねその可能性が高いです。

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