【レガシー】初心者向けの、対デスアンドタックス(Death & Taxes)との戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対デスアンドタックス(Death & Taxes)との戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対デスアンドタックス(Death & Taxes)との戦い方 および注意点(前編)
 ということで、久々に「初心者向けの~」です。

 まとめ
 http://pendrell.diarynote.jp/201310292045264640/


 例のごとく、前編が解説で、後編がその対策と戦い方です。


 今回は、デスアンドタックスです。ちょくちょく大会で結果を出していますし、愛好者も多いです。
 また、金額的にもそれほど高くないというのも、使いやすい一因かもしれません。

 今年の11月3日に、海外でレガシーチャンピオンシップという大きな大会が行われました。
 参加者は355名です。

 おどろくべきことに、その1位と3位が、デスアンドタックスです。つまり、それだけのポテンシャルを秘めたデッキというわけですね。


 サンプルレシピ
 レガシーチャンピオンシップ1位

creature [27]

2 《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1 《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
3 《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
2 《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》
3 《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
4 《ルーンの母/Mother of Runes》
4 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》

instant [4]

4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》

artifact [6]

4 《霊気の薬瓶/AEther Vial 》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

land [23]

1 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1 《永岩城/Eiganjo Castle》
2 《地平線の梢/Horizon Canopy》
3 《Karakas》
8 《平地/Plains》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
4 《不毛の大地/Wasteland》

60 cards

sideboard:

2 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1 《太陽の槍/Sunlance》
1 《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《万力鎖/Manriki-Gusari》
1 《弱者の石/Meekstone》
1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《静寂/Serenity》


 というデッキです。ちなみに、1位と3位はほぼ同じ構成でした。

 見ての通り、レガシーにしては一見安価なデッキです。
 というか、今は値段が上がってしまった、「不毛の大地」と「リシャーダの港」がデッキの値段のほとんどを占めています。あと、「Karakas」。土地以外は非常に安価ですね。
 フェッチランド、デュアルランドを使用しないこともあり、その分を考えるとまだ安い感じですね。

 当たり前ですが、土地構成次第では、もっと安価になります。


 基本的な動きとしては、「霊気の薬瓶」を設置し、それを利用したギミックを中心に運用していくデッキです。
 「霊気の薬瓶」があると、クリーチャーがインスタントタイミングに出せるようになるため、多くの動きが可能になります。

 基本的には薬瓶のカウンターは3で止め、「コロンドールのマンガラ」「ちらつき鬼火」をギミックとして使用します。それ以外のマナコスト3のクリーチャーも、強力な能力を持ったクリーチャーがそろっています。

 デスアンドタックスで代表的なコンボとしては、「コロンドールのマンガラ」+「Karakas」です。

 「コロンドールのマンガラ」のタップ能力を何らかの対象に使い、それに対応して「Karakas」のバウンス能力でマンガラを戻せば、自分のマンガラは手札に戻ってきたのに、対象になったパーマネントは追放される、ということになります。
 これは、追放する効果が、起動時ではなく、能力の解決時になるからですね。

 
 これ以外のギミックとしては、
 「コロンドールのマンガラ」の能力起動時、「悪鬼の狩人」や「レオニンの遺物囲い」の戦場に出た能力誘発時などに、薬瓶から「ちらつき鬼火」を出すことによって、これらのクリーチャーを一時的に追放し、より大きな効果を発生させる事ができます。
 「マンガラ」ならばマンガラを生き残らせる。
 「悪鬼の狩人」「レオニンの遺物囲い」ならば、追放したパーマネントが戻ってこず、さらに別のパーマネントを追放出来ます。(戦場に出た時に誘発する、追放する能力よりも先に、戦場を離れた時に追放したパーマネントを戦場に戻す能力が解決されるため、永遠に追放することが出来る。)

 また、「石鍛冶の神秘家」を一時的に追放することで、新しい装備品をサーチしてきたり、
「ファイレクシアの破棄者」の新たな指定先を選んだり、純粋に相手の除去をかわしたりといった、便利な動きが満載です。


 実際の戦いにおいては、「霊気の薬瓶」or「ルーンの母」からスタートし、クリーチャーを守りながら「サリア」や「石鍛冶」につなげ、ギミックでアドを稼ぎながら、「ミラディンの十字軍」でフィニッシュする、という動きを行います。

 ルーンの母からサリアという動きは、コンボだけでなく多くのデッキに対して有効であり、非常に強力です。マーベリックの定番であるだけの事はありますね。

 また、相手のサーチに対応して、「エイヴンの思考検閲者」をプレイすることで、サーチをほぼ無効化できたりします。サーチ呪文に対応してプレイできると最高ですが、最低でもフェッチランドが入っていないデッキは少ないため、ほとんどの相手に対してもアドをとりに行くことが出来ます。


 デッキ的な相性としては、カナスレやパトリオットという、マナを縛りに来るデッキに対して非常に強いです。
 なんせフェッチランド0枚な上に、基本地形が8枚以上入っています。
 その上、霊気の薬瓶でカウンターされずにクリーチャーを戦場に出すことが出来る上に、出たクリーチャーは何らかの効果を持っているため、アドの差をつけやすいからです。

 これらのデッキに遭遇しやすい大規模大会では、その点で有利なのかもしれません。


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