今日モリコーさんの日記を見ると、私の白緑青殻デッキで、なぜ野生語りのガラクではなく、原初の狩人、ガラクを選択しているのかがイマイチわからない、とありました。

 全くそのとおりだと思います。
 正直、一般的なレシピと比べた場合、皆が野生語りのガラクを使っていることもあり、理解がしにくいと思います。

 ということで、折角なので解説を。


 殻デッキで、野生語りのガラクを使用した場合の最高のパターンは、

1ターン目 極楽鳥
2ターン目 刃の接合者
3ターン目 ガラク→アンタップして1~2マナクリーチャー等(ココではラノワール)
       接合者でアタックして相手のライフ16
4ターン目 ガラクの奥義。17点与えて相手のライフ-1。勝ち。

みたいな感じになります。

 このパターンはもちろん強く、特に白緑ビートではおなじみな動きですね。
 特に、対ヴァラクートなどの速度を必要とする相手に有効です。
 通常の構成だと、コントロールに対して戦えても、ヴァラクートには厳しいわけですし、非常に良い選択だと思います。


 しかし、実は殻デッキではガラクをこの使い方で運用する必要は低いです。
 というのは、白緑デッキのもう一つのパターンとして、
1ターン目 極楽鳥
2ターン目 刃の接合者
3ターン目 刃砦の英雄
        接合者でアタックして、相手のライフ16
4ターン目 全部でアタックして、14点与えて相手のライフ2。次のターンに余程のことが無ければ勝ち。

 というものがあります。
 コレを、殻デッキでは本来の白緑デッキより遙かに高確率で起こすことが出来ます。

 というのは、出産の殻というカードがあるからです。
1ターン目 極楽鳥
2ターン目 刃の接合者
3ターン目 アタックして相手のライフ16
       出産の殻で接合者を生け贄に刃砦の英雄を出す。
4ターン目 全部でアタックして、12点与えて相手のライフ4。次のターンに高確率で勝てる上、英雄を生け贄にして、酸のスライムで土地を攻めたり、様々な選択肢を取ることも出来ます。

 つまり、刃砦の英雄と出産の殻の両方を多くの枚数積んでいれば、野生語りのガラクによる奥義を考える必要はないわけです。


 となると、単純なアドバンテージ要素、息切れ防止として、PWを活用することが多くなるわけです。
 その場合、「単体で勝てるかどうか」、が重要になってくると思っています。

 というのは、殻デッキは基本的にパーマネントをガンガン展開するため、丁寧に殻を対処し、神の怒りなどで場を流されるのが非常に苦手です。
 そのために、PWが必要になります。

 その際、野生語りのガラクの場合、単体で勝負を決めることが出来ません。
 3/3を出して、残り忠誠度2、そこで除去されたりする場合が多いです。 
 特に、相手が戦隊の鷹やタール抗をコントロールしている場合、厳しいです。

 それに対し、原初の狩人、ガラクの場合、3/3を出して忠誠度4。この2点の差が大きいうえ、+能力のため、鷹1体に殴られ続けても安心できます。
 もちろん奥義は神の怒りを積んでいない相手に対しては致命的ですしね。

 また、ドロー能力も重要です。+能力から-能力を使うことで、3~6枚までのカードを引けるため、今後の息切れを心配する必要がなくなります。


 もちろん、コレはマナコストの差があるからで、単体の強さで考えれば、原初の狩人、ガラクの方が強いのは当たり前の話です。

 しかし、前述したように、奥義を考えて運用する必要がなければ、出来る限り早くプレイする必要がなくなります。結果として4マナと5マナの差が小さいと言えます。

 つまり、私の殻デッキでは、追加のフィニッシャー兼アドバンテージソースとしての役割として、原初の狩人、ガラクを採用しているわけです。
 速攻で攻める役割は、刃砦の英雄と殻によるサーチがあるため、そちらでまかなっています。

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