ということで続きです。

 前回2つのサンプルを挙げましたが、実際流動的な部分がありますね。
 前回のクリーチャーだけでなく、装備品+「未練ある魂」を勝ち筋としたタイプもありますしね。というか、「未練ある魂」が入っている方が主流かもしれません。

 また、カウンターの無いバージョンだと、メインだと青のカードが「渦巻く知識」と「聖トラフトの霊」だけで、ついでに「精神を刻む者、ジェイス」というデッキもあったりします。

 ちなみに、青を抜くと、「デッドガイエール(Deadguay Ale)」と呼ばれるデッキになるみたいです。

 どんなデッキかというと、

2 《平地/Plains》
3 《沼/Swamp》
3 《Scrubland》
2 《Bayou》
4 《不毛の大地/Wasteland》
1 《Karakas》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》

23 Lands
3 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4 《闇の腹心/Dark Confidant》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》

11 Creatures
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2 《名誉回復/Vindicate》
2 《未練ある魂/Lingering Souls》
3 《Hymn to Tourach》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》

27 Spells

61 Mainbord Cards
2 《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》
2 《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
2 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《名誉回復/Vindicate》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

だったり、

4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
3 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
2 《Scrubland》
1 《Badlands》
3 《沼/Swamp》
2 《平地/Plains》
1 《Karakas》
4 《不毛の大地/Wasteland》

21 Lands

4 《闇の腹心/Dark Confidant》
3 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
3 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》

10 Creatures
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2 《盲信的迫害/Zealous Persecution》
4 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
3 《未練ある魂/Lingering Souls》
2 《名誉回復/Vindicate》
2 《金属モックス/Chrome Mox》
2 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
3 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》

29 Spells

60 Mainbord Cards
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2 《非業の死/Perish》
2 《解呪/Disenchant》
3 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

15 Sideboard Cards

 という感じです。

 前者の方がポピュラーなタイプだと思います。

 後者は、サリア+スペル多めの特殊なタイプですね。
 金属モックスまで採用して初速を早くしています。


 コレでは採用していませんが、
 「刃砦の英雄」を採用したタイプもちょこちょこ見ますね。
 
 なぜかというと、コレはエスパーブレードでも似た弱点があるのですが、打点が細いからですね。
 クリーチャーが基本的にタフネス2以下で、非常に単体では対処しやすいからです。
 そのため、ある程度の除去耐性があるカードとして、「刃砦の英雄」を使用したりするわけです。

 友人のスライ信者さん曰くは、「王の摂政、ケンバ」が良いらしいです。ちょっとうさんくさいですが。


 ちなみにエスパーブレードだと、その部分はもちろん「聖トラフトの霊」ですね。
 ただ、聖トラフトの霊は、攻めには強いものの、守りには弱いカードのため、相手が自分より早いデッキだと役立たずになりがちです。それだけが欠点ですね。

 他に採用されやすいカードとしては、「ルーンの母」「潮の虚ろの漕ぎ手」「ミラディンの十字軍」あたりですね。


 ちなみに、デッドガイエールが好きな方には申し訳ないのですが、最近はあまりよい結果が出ていないデッキのようです。

 理由としては、青を足したほうが安定性と打点が上がるからのようです。
 つまり、エスパーブレードってわけですね。

 もっとも、そのエスパーブレード自体も最近はぼちぼちの活躍で、さらに緑を足したデッキも出てきています。最近人気タイプの「デスブレード」っていうやつらしいですね。


 このまま色が増え続けて5色になったら楽しいですね。


 ちなみに、デッドガイエールについての詳しい考察についてはDN名「rain」さんの日記が非常に詳しく書いてあります。
 「Maverickを使わない理由とDeadguy Aleを使わない理由」というタイトルですね。
 「rain」さんについては、私がDNを始める前から、携帯を使って見させていただいておりました。非常に優れた考察を書かれる方で、敬愛しております。
 ということで、参加してきました。

 使用デッキは、テーロス入りのヨクバリ計画(5色中速)

 結果は、3-0で優勝。ありがたいことです。

 テーロスのカードは、メインに、歓楽者ゼナゴス☓3。サイドに、白鳥の歌☓4でした。


1回戦目 対デスアンドタックス ○○

1 相手の土地事故
2 罰する火モードで勝ち

※相手の事故。あとは申し訳ないけど相性差。


2回戦目 対ゴブリン ○○

1 除去と十手が強くて勝ち
2 仕組まれた疫病で制圧し、十手ゲーになって勝ち

 ※相手のアーティファクト対策の「市長の塔」は非常に強いものの、「聖トラフトの霊」には無力だったことが大きかった。


3回戦目 対白緑ビート ○☓○

1 相手のビート(タルモとロクソドンの強打者など)に押し切られそうになるが、ライフ1で十手+殴打頭蓋を用意することができて耐え切る。
 そのまま装備品が壊されなくて逆転。

2 非業の死で一気に有利な盤面を用意するものの、相手の十手と黒緑剣が強すぎて負け

3 やはり相手の十手と黒緑剣で苦労するが、石鍛冶のチャンプブロックや、殴打頭蓋、ゼナゴストークンを並べて時間稼ぎをする。
 その間、世界のるつぼ+フェッチ+ミリーの悪知恵で全力でアーティファクト破壊と除去を探す。
 そろそろやばいという局面で辿り着き、相手の装備品を除去して勝ち。相手が事故っぽかった。

 ※ゼナゴスが強く感じた。相手はメインからロクソドンの強打者が入っている上に、2戦目からは「萎れ葉のしもべ」まで出てきたため、サイド後はhymnを全抜きしないといけなくて辛かった。

 という感じです。
 デッキレシピはアドバンテージの方に載るはず。

 今日の勝因の一つは、普段負けている「スニークショウ」に当たらなかったこともありますね。良く、スニークショウにだけ負けるっていうのがありましたしね。
 今回はサイドも含めて一応は準備をしてきましたが、やっぱり自信はなかったですしね。
 ということで、参加してきました。

 結果は、2-1で3位。ちょっと残念ですね。

 使用デッキは昨日と同じで『ヨクバリ計画』

1回戦目 対ハイタイド ☓○○

1 相手のライフを1まで追い詰めるが、油断をしてマナを使いきってしまう。
  そのため、時のらせんを打たれてカードを引いた中に「罰する火」があったのにマナがなくて打てずに負け

2 相手が土地事故。その間にクロックを用意して殴り勝つ

3 相手がコンボスタートした時に、途中で相手のカウンターを使わせてから、マナ加速から「時のらせん」を使われた時に「白鳥の歌」を合わせてコンボを妨害。後は相手が立ち直る前に殴りきって勝ち


※油断大敵。基本的にハンデスがうまく刺さらない限り勝ち目がないため、怖い相手。
 もっとも、なぜかハイタイドとは相性が良い様子。


2回戦目 対親和 ○☓○

1 相手がマナ事故したため、こちらの罰する火とリリアナが間に合って勝ち

2 相手の「刻まれた勇者」に「頭蓋囲い」がくっついて9点ダメージ+感電破で焼き殺される。

3 相手がゆっくり目の動きをしてきたため、「死儀礼」とフェッチで「血染めの月」のケアをする。
 予想通り、月の大魔術師→血染めの月+梅澤の十手という動きをされたため、消耗・摩耗と罰する火でまとめて対処して、後はリリアナとゼナゴスで勝ち

※3戦目はかなり奇跡的な噛み合い方だった。相性的にはかなりしんどいため、紙一重だった。

3回戦目 対ジャンド ☓☓

1 早々に罰する火+燃え柳エンジンが成立してしまいピンチ。
 返しに、こちらがゼナゴスでトークンを出して、次のターンに対処されなければ勝てるプランが出てくる。しかし、返しに、血編み+続唱でリリアナがめくれて対処される。そのまま罰する火が回り続けて負け。

2 土地事故。土地1キープが失敗だった。マリガンミス。で負け。

※試合後に、対戦相手のTさんに、シークレットテクを教えてもらう。
 ヤバイ級のアイディアで、さすが黒使いなだけあってスゴイ。


 という感じでした。良い経験値が増えました。

 明日は仕事があって大会は不参加。
 パーフェクトコンディションに行って買い物もしたいところなのですが、最近さっぱり行けませんね。実に残念。
 を抜いてきました。

 痛い。これはまいった。

 血もなかなか止まらなかったし、非常に難儀しています。

 初めて親知らずを抜きましたが、コレは思った以上にしんどいもんですね。

 ぐったり。
 ということでMMCのレガシーに参加してきました。

 一番の目的は、はるさんにカードを返却すること(罪の収集者☓2)。ついでに遅くなったお詫びにパックを用意して行きました。
 が、残念ながら会えず。また近いうちに返却させていただこうと思います。

 
 大会自体の結果は散々でした。まあ色々と仕方ないかな。次はがんばりましょう。

 2-2のクマさんでドロップ。

 使用デッキはヨクバリ計画
 レシピは近いうちに載せます。というか、先日使った最新版がアドバンテージのブログで載ったらそれをコピペしようと思っています。


1回戦目 対ハイタイド ○○

1 ヒム☓2とリリアナで相手の手札を空にして勝ち。

2 最初のコンボスタート時に「外科的摘出」で「ハイタイド」を追放する。
 そして、時のらせん☓2で引いてきたカードの中から、要所を「白鳥の歌」や「損耗・摩耗」で妨害する。そうしたら、相手のコンボが止まって勝ち。


2回戦目 対カナスレ ☓○☓

1 後手。マリガンから、石鍛冶、トラフトとフェッチ4枚の手札を悩んでキープ。
  そうしたら、もみ消し☓2と不毛の大地☓2を打たれて死亡。

2 やはり不毛☓2を受けるものの、ミリーの悪知恵が通っていたこともあり、安全に土地を伸ばして勝ち

3 相手が相当悪いまわりをしていたが、こちらのプレイミスがヤバイ級。
 死儀礼のシャーマンの能力起動を忘れる☓2 装備品の装備を行わない☓3 無駄なフェッチを切る、というミスを犯したため、盤面を掌握していながら、最後の最後でライフが1点足りなくて負け。
 

3回戦目 対エルフ ☓○○

1 後手、こちらは、ソープロ→ヒム→罰する火というかなり良さそうな動きをするが、相手の4ターン目に自然の秩序から、ビヒモスが走ってきて即死。

2 やはりソープロで妨害してから、「仕組まれた疫病」を設置。その後少しして相手投了。

3 相手の初動「強迫」で仕組まれた疫病を捨てさせられるが、2ターン目ヒムから、罰する火を回しながらリリアナで手札を縛って勝ち。


4回戦目 対ドラゴンストンピィ ○☓☓

1 先手、死儀礼スタートの返しに「月の大魔術師」を置かれる。
 しかし、罰する火が手札に合ったので対処が出来、ドラゴンを出されるものの、そのまま石鍛冶無双して勝ち。

2 後手、相手1ターン目月の大魔術師。こちらは手札に罰する火があるため相手の3ターン目のエンドに月の大魔術師を除去しようと構えるが、相手は3ターン目に血染めの月をセット。そのまま月を対処できなくて負け。

3 先手。「白鳥の歌」、「摩耗・損耗」「死儀礼」「白黒フェッチランド」☓1、「渦巻く知識」「罰する火」の手札を悩んでキープ。
 1ターン目死儀礼の返しに血染めの月を出される。
 そして、2ターン目にアミュレットを引いたため、それをプレイしてターンを返す。
 相手は2ターン目「虚空の杯」X=1でプレイ。
 こちらは、喜んで3ターン目に「摩耗・損耗」で両方とも破壊。

 と、ここまでは順調。しかし、その後渦巻く知識をプレイしたりしても全く土地を引けず。
 かなり長引いたものの、最後まで初手の土地1枚から土地が増えなくて負け。残念。


 ここで体調不良もあってドロップ。



 

 後は昨日の続き。

 しかし、親知らずを抜くというのはヤバイですね。

 正直、たかだが歯を抜くだけのこと、と思っていたのですが、とてもそれだけじゃないんですね。

 大体、歯を抜くだけなのに1時間以上かかるし、なんだかんだいってかなり痛い。

 そして、抜いた後はホントにしんどくて、固形物がロクに食べられない。
 仕方なく、当日は飯抜き。今日はウィダーインゼリーとかを飲んでいました。

 抜いた箇所も痛み、多少腫れてくるうえに、発熱をともなうのですね。
 今日も朝から発熱のせいでかなりふらふらになっていました。

 お医者さんからは、いずれはもう1本の親知らずについても、抜かないといけなくなるだろう、と言われているので、気が重いですね。

 が、10月13日の日曜日にありますね。

 注文していたカタログも本日届き、非常にわくてかしております。

 こういうイベントはMTGとは違って、勝ち負けがないのが非常に気楽でいいですよね。
 あえて言えば、参加者全員が勝ちっていうのは何とも微笑ましい。
 
 勝ち負けにとらわれない楽しみは、なんとも癒されます。


 現在ぼっち参加っていうやつなので、誰か一緒に参加してくれる人いないかなぁ・・・
 誰かと一緒だと余計に楽しくなれますしね。
 二人だと楽しさ二倍ってやつですね。

 一応現在の予定では、当日早朝に新幹線で大阪に向かう予定です。
 気が向いた方がいたらぜひご一緒しましょう。


 あと、ちょっと色々あって、更新していなかったレガシーについても頑張ります。
 もう少し皆さんに見てもらえるようになってから、改めて告知したいこともありますしね。
 ちょっと期間があいてしまいました。
 前回はこれです。
 http://pendrell.diarynote.jp/201310022209162073/

 さて、エスパーブレード対策ですが、基本的には2点に気をつければ大丈夫です。

 これは、デッドガイエールについてもほぼ同様です。


①装備品をしっかり対処すること

 エスパーブレード自体の打点は基本的には低いです。
 そのため、装備品によるバックアップがなければ、遅いクロックにしかならないです。


② トークンを対処すること

 単体のクリーチャーはパワー・タフネス2以下の小粒なクリーチャーばかりです。
 その打点を支えているのは「未練ある魂」の存在が大きいです。
 単純に1枚で防ぎにくい4点クロックになるため、しっかりと対処ができなければ、未練ある魂トークンだけで負けることがありえます。

 デッドガイエールにたまに使われている「刃砦の英雄」についても、トークンが対処出来ればバニラに近い存在になります。



 有効なサイドカードとしては、



 「夜の戦慄」・・・未練ある魂トークン、刃砦トークン、エルズペストークン、サルア、ルーンの母など、白のカードのほとんどが機能不全になるため、非常に強力。ただし、エスパーブレードかデスアンドタックス、デッドガイエールくらいにしか効かないのが欠点。

 「仕組まれた疫病」・・・指定は「スピリット」(未練ある魂)or「人間」(闇の腹心、ルーンの母、サリア)が定番。状況によって「兵士」(刃砦の英雄、エルズペス)。 

 「集団疾病」・・・トークン全てに影響。ただし、夜の戦慄以上に効く相手が少ないため、オススメ出来ない。

 「虐殺」・・・対エスパーには特攻。ほとんどのクリーチャーを倒せる上にマナ・コストがかからない。ただし、エスパーとデスアンドタックス以外には効く相手が非常に限定されるのが欠点。





「古の遺恨」・・・ハンデスされても大丈夫。2回使えばアドも取れるし、非常に便利。装備品全般やアーティファクト中心のデッキに刺さるため、色が合うならば安定。

「罰する火」系・・・繰り返し使える除去は非常に有効です。

「硫黄の精霊」・・・刹那で瞬速というのがイかしている。カウンターも対応もほぼされないため、安心してプレイが出来る。 
 また、クロックとしても案外優秀なため、クロックパーミ系のデッキでよく採用されている。

「電謀」・・・軽い全体除去。便利。


無色
 
 「梅澤の十手」・・・タフネスの低いカードばかりのため、十手ゲーになりやすいです。

 「仕組まれた爆薬」・・・先に設置してしまうと、未練ある魂のフラッシュバックを温存されたりしてしまうが、様々なものに対処できるので便利。

多色
 それ以外でも、全体除去や全体へのマイナス修正は有効です。

 例えば、「盲信的迫害」や「ゴルガリの魔除け」のような、インスタントでマイナス修正を与えられると便利ですね。
 
 ということで、今日も参加してきました。

 が、デッキを忘れてしまったため、他の人との調整用に持っていたスニークショウを少しだけて直しして参加。

 結果は、2-1でした。残念。


1回戦目 対KK Zoo ○○

1 3ターン目実物提示教育からだまし討ち→エムラクールで勝ち
2 2ターン目実物提示教育でエムラクールを出して勝ち

※どちらも1ターン遅ければ負けていたため、かなりギリギリだった。
 早い上に対策をしっかり積んでいるデッキは実際辛い。


2回戦目 対グリクシスデルバー ○☓○

1 さっくりコンボが決まって勝ち
2 相手のカウンター2枚に阻まれて負け。
3 血染めの月にカウンターを使わせてから、実物提示教育でグリセルブランドを出して殴り勝つ


3回戦目 対スニークショウ ☓○☓

1 直観が手札にあったため、カウンターを揃えてからコンボを打つかを悩んで、結局打たずにぶっぱして相手のカウンターを使わせる。
 返しにだまし討ちをプレイすれば勝ちだと思ったら、その前にコンボを決められて負け。

2 相手の行動を、実物提示教育に対して、赤霊破→相手のWILL→WILLに対してWILL→こちらのWILLに赤霊破→相手の実物提示教育に白鳥の歌
 というカウンター合戦を制して、相手の動きを止める。
 返しにだまし討ちからエムラクールで勝ち

3 先にだまし討ちをセットされ、返しにグリセルとエムラで負け

※白鳥の歌を採用しているこちらの方がカウンターが多くて有利な面もあったが、なんとも噛み合わず残念。

 という感じでした。

 やっていて思ったのは、同型対策には、「ヴェンディリオン三人衆」か、「秘密を掘り下げる者」が欲しいなぁ ということです。
 お互いにカウンターを構えていて動けない場面が結構あったため、それを解決できるヴェンディリオンはすごい優秀。
 というか、お互いに実物提示教育もかなり怖いため、相手のハンド確認+クロックを生み出せるのはいいですね。


 大会後に、くららさんとモダンの対戦をしました。

 ものすっごい久しぶりに、『賢者の石』を使いました。
  http://pendrell.diarynote.jp/201206262208599438/

 一見強そうに見えないのに、非常に強いという変なデッキのため、あんまり「絡み根の霊」の強さアピールは出来なかったっぽいのが残念。
 モダンのジャンドや緑絡みのデッキでも、タルモゴイフがなくても問題ないっていう一つの例として持って行ったのですが・・・うむむ・・・難しい。

 ともあれ、やっぱり自分がいちばん好きなデッキだけあって、使っていてすごいしっくりきました。やっぱり好きなデッキを使うのが一番ですね。
 またモダンが流行するようになって欲しいところです。
 ということで宣伝です。

 私が普段お世話になっているパーフェクトコンディションさんのホームページが出来たので、失礼ながら紹介させていただきます。

 http://perfectcondtion28.webnode.jp/

 パーフェクトコンディションさんは、MTG専門店で、非常に良い雰囲気のお店です。
 やや場所がわかりにくいのが欠点ではありますが、それを補ってあまりある良さがあります。
 カードの品揃えも良いですしね。

 毎週土曜日には14時からレガシーの大会を開かれているので、興味が会ったら参加してみても良いかと思います。

 私も夏休みの時には毎回参加していましたし、今後もちょくちょく参加する予定です。

 
 あと、何やら友人のスライ信者さんもコラムを書かれるらしいので、ちょっとワクテカしております。
 彼はいつも独創的なアイディアでデッキを構築するので色々参考になりますしね。楽しみ。
 ということで、本日紅楼夢に参加してきました。

 久しぶりの東方のイベントで、とっても楽しかったです。
 ホントはレガシーの大会も行きたかったですが、やっぱりこっちを優先させたかったですしね。(こんな事だから、仕事の都合と相まって大きな大会に参加できないのかもしれない・・・)


 ともあれ、購入した品物の紹介と、感想

 大体書く順番が、今回の品物で気に入った順番です。
 でも、順番はさっぱり厳密じゃなくて、手にとった順番で書いてたりもするのであんまり気にしないで下さい。


 サークル名『作品タイトル』です。

★完熟苺姫 『本に願いを』

 私の超一押しのサークルさん。作家はプロの「栄智ゆう」先生。
 パチュリーが超可愛く描かれており、パチェ・レミの良さが詰まっています。
 
 途中で見せるパッチェさんのえっちい姿に、そのまま行くところまで行って欲しくなってしまいました。ともあれ、ほのぼの系では最高ランクかと思います。


2 ああ言えばこう言う『麗う夢』(総集編)

 今までの『麗う夢』シリーズ4品のまとめ。
 過去の作品は全て持っていましたが、色々と加筆されていて、買う価値があると思います。
 シリアス系では最高ランクかと。
 ココのサークルさんだと、『蒐集FESTIVAL』は、ギャグ漫画の最高峰です。
 パチュリーと小悪魔の掛け合いが素晴らしすぎて仕方ないです。


3 のっつぉGT『オジョウの奇妙な冒険』

 ギャグ本。ジョジョネタが満載。
 とんでもないストーリーなんだけど、ジョジョと東方への愛が満ち溢れている。
 とりあえず笑えます。素晴らしい。
 ギャグなんだけど、絵柄も良いです。シリアスシーン?とうまくギャップを出していると思います。


4 Show and Tell『いらっしゃいませ』『憧憬に焦がれて鈴は鳴る。』

 小鈴☓マミゾウさんのいい話。
 『東方鈴奈庵』を読んだ方は、小鈴とマミゾウさんの関係がすごい気になったり、気に入ったりするかと思うのですが、その続きっていう感じです。
 uri uriさんの描かれるマミゾウさんが非常に魅力的なキャラクターであり、心が温まります。


5 ジロー日和『東方日和3』『ジロー日和総集編2』『八つの大罪』

 pixiv参照の人。pixivでたくさん連載されている漫画の総集編みたいな感じと、長編です。
 なんていうか、読むと引き込まれる感じですね。
 正直絵柄は相当独特なんですけど、そんなこと関係なく、ストーリーと内容で引っ張っていくタイプですね。実際、内容が深いです。
 あと、鬱系のネタも多いです。でも面白い。


6 ChemicalJank『儚き信仰は儚き人間のために』

 早苗ちゃんがイジメられる話。でも、最後はちょっと良い話です。
 以前、 『JKはたたん』という素晴らしい作品を描かれたサークルさん。
 今作は18R-Gという触れ込みでしたが、思ったよりマイルドで一般向けな感じでした。
 というか、別に裸も出てこないため、普通の一般向けです。


7 似非もどき仮倶楽部『七曜魔女事変』

 ギャグ本。最初っからハイテンションで最後までハイテンションで突っ切る感じ。
 細かく描かれていて、薄い割に結構ボリュームがある感じ。
 面白い。


8 さばーい出版『私がニートなのはどう考えてもお前らが悪い!』

 ギャグ。パチュリー+私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い
 図書館に引きこもりなパチュリーとワタモテはすごいシンパシーがありますね。
 というか、ぴったりすぎて仕方なかった。あと、ワタモテ風のパッチェさんが可愛すぎる。


9 しぐれえび『詰め』

 めーさくなお話。読むとほっこりします。
 なんていうか、ものすごい可愛く、癒される感じですね。
 めーりんと咲夜さんの過去と現在を上手く描かれています。画力も高いかと。
 あと、普段はR-18作品を描かれており、そっちは相当にエロいです。


10 HeartAttck『kouma』『kouma2』

 いつの間にかプロになって居られた「藤島真ノ介」さんと「こうの」さんのサークル。
 かなり前からサークルをされており、昔から愛を感じる内容です。
 正直、二人の画力には差を感じますが、どちらも愛に溢れているのが伝わってきます。
 「藤島真ノ介」さんから頂いたパチュリーポスターは宝物。


11 音速飛行『あなたとなら』

 セクシーなパチュリーと咲夜さん。えっちいのも良かったですし、後半のギャグも面白かったです。


12 うわのそら『吸血鬼と銀のナイフ』

 作者曰く、咲夜さんがいまだに対吸血鬼に有効な銀のナイフを使っているのは、レミリアへの殺意を失っていないからではないか、という発想からだそうです。
 実際まとまっていて良かったです。多分画力が上がったらもっと評価されているはず。

 
13 ふりかえればねこがいる『東方紫猫娘』(総集編)

 なぜか一部で根強い、猫パッチェさん。
 なんていうか、猫パッチェさんだなぁっていう感じの可愛さ。

 なんで以前猫パッチェさんって流行ってたんだろう。
 今でもニャチュリーとか描かれているサークルさんもいますしね。


番外 Fairy Intelligence『Fairy Intelligence』イラスト本

 魅力的な絵柄。ちょっと濃い感じだが、余計にそれが魅力的に映る。
 今回初参加。サークルページも多分ないし、絵師のブラックマジックさんのmixiページもよくわからなかった。pixivでは発見できたけど、結構放置っぽかった。

追記

 ねのとら『シトラスの雪』『きみのこえ』

 ハートフルな感じのイラスト本。
 ものすっごい癒される感じ。萌えとは違う、ほのぼのとした可愛さ。
 絵本みたいな感じですね。


グッズ

 萌黄色『パチュリーTシャツ』

 可愛い。以前購入した超特大なパチュリータペストリーと同じ絵柄。グッドです。
 でも、さすがに人前では着れないなぁ。


 アイスブラスト『さとりとこいしカーテン』

 可愛い。つい衝動買いをしてしまった。
 でも、一体どこに飾るのだろう・・・嫁に見られるとちょっとだけ困るしね。


 全て「健全」な作品ばかりです。ごあんしんください。

 あと、なんか可愛いの感想ばっかり。まるでJKみたいですね。困った。
 

 他に、R-18な作品も結構書いましたが、とりあえずここでは未掲載。
 なんていうか、性癖がバレると恥ずかしすぎますしね。
 ということで、今日はまったり一日中掃除をしていました。

 紅楼夢で色々買い込んでしまったため、整理する必要がありましたしね。

 とりあえず一段落ついたため、またレガシーとスタンダードを頑張りたいところです。

 レガシーでは、友人から薦められたカードが思った以上に有効そうなので、今度試してみたいところです。

  スタンは・・・波使い買っておけばよかったかなぁ・・・とちょっとだけ後悔しています。まいった。


 ともあれ、色々合って、またレガシーについて色々書いていこうと思いますので、またよろしくお願いします。
【レガシー】初心者向けの、対黒単Poxとの戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対黒単Poxとの戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対黒単Poxとの戦い方 および注意点(前編)
 ということで、またレガシーのお話です。
 
 まとめ
 http://pendrell.diarynote.jp/201309062125591347/


 さて、Poxというと、かなり昔から存在するデッキです。
 そして、今でも根強い愛好者がいるデッキです。
 正直に言って、むちゃくちゃ強いというようなデッキではなく、大きな大会での優勝は非常に困難なデッキです。
 が、他のデッキにはない独特の勝ち方をすることと、黒単ならば特殊地形がわりと安上がりになるという点から始める方もいるようです。

 最近店舗大会でもよく見ることもあり、解説をしてみたいと思います。

 例のごとく、前編が解説で、後編が対策、サイドについてです。


 では、サンプルです。

一つ目は、昨年SCGで、162名中16位だったレシピです。
愛知県だと一番見るタイプですね。


instant [4]

4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》

sorcery [19]

4 《無垢の血/Innocent Blood》
4 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4 《Sinkhole》
4 《小悪疫/Smallpox》
3 《思考囲い/Thoughtseize》

artifact [4]

2 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
2 《呪われた巻物/Cursed Scroll》

enchantment [2]

2 《Nether Void》

land [27]

11 《沼/Swamp》
2 《幽霊街/Ghost Quarter》
4 《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
1 《リシャーダの港/Rishadan Port》
4 《不毛の大地/Wasteland》
1 《The Tabernacle at Pendrell Vale》
4 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

planeswalker [4]

4 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》

60 cards


sideboard:

2 《根絶/Extirpate》
2 《強迫/Duress》
1 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2 《虚空の力線/Leyline of the Void》
1 《The Abyss》
1 《Karakas》

15 cards


 2つ目は、クリーチャーを多めにとったタイプです。
 最近の小さな大会でちょこっとだけ結果を出しているようです。

creature [6]

2 《墓忍び/Tombstalker》
4 《恐血鬼/Bloodghast》

instant [4]

3 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
1 《暗黒破/Darkblast》

sorcery [17]

4 《小悪疫/Smallpox》
1 《生き埋め/Buried Alive》
3 《無垢の血/Innocent Blood》
2 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
4 《Hymn to Tourach》
3 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》

artifact [5]

2 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
2 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1 《呪われた巻物/Cursed Scroll》

land [24]

7 《沼/Swamp》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
1 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4 《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
3 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

planeswalker [4]

4 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》

60 cards


sideboard:

2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《根絶/Extirpate》
2 《非業の死/Perish》
2 《強迫/Duress》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《Zuran Orb》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《三なる宝球/Trinisphere》
2 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》

 とはいえ、後者のデッキは独特で、コンボっぽいデッキです。
 そして、黒単Poxらしいデッキとはあんまり言い難いのと、大きな大会での結果はあまり出していないこともあるため、ここでは取り上げません。

 また、他のPoxのタイプとしては、緑を追加して、「突然の衰微」「壌土からの生命」を追加したタイプと、白を追加して、「名誉回復」などを使うタイプがあります。

 ただ、どちらも基本的なところは同じなことと、結局は単色のほうが結果を出しているようなので、ここでは扱いません。


 ということで、前者のデッキをメインに解説していきます。

 基本的にはノンクリーリャーです。あっても、「冥界のスピリット」が1~2枚あるだけというのが基本です。

 そして、ハンデス+ランデスによってリソースを消耗させ、相手の動きを止めてから、「冥界のスピリット」or「ミシェラの工廠」or「呪われた巻物」でじっくりとトドメをさすデッキです。

 基本的には相手に何も出来なくさせてから、なぶり殺すデッキのため、非常に独特の戦い方になります。


 このデッキの強みの一つは、まず、相手の除去等を無駄カードにできること。

 そして、土地攻めによって重い呪文を無駄カードにできることが挙げられます。


4 《Sinkhole》
4 《小悪疫/Smallpox》
2 《幽霊街/Ghost Quarter》
4 《不毛の大地/Wasteland》

 による、14枚の土地破壊と、不毛の大地などを使いまわせる、2 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》がとにかく強いです。

 レガシーのデッキは土地の枚数が少ないデッキが多いため、序盤で2~3枚破壊できればそれだけで相手の動きを止めることが出来ます。

 そして、相手の土地が減ったところで、《Nether Void》で蓋をして、あとは土地と呪われた巻物でトドメをさすわけです。

 
 相手のクリーチャー対策としては、「無垢の血」と「小悪疫」、そして、「ヴェールのリリアナ」が強いです。 

 自分がクリーチャーを使わないため、デメリット無しに打つことができます。
 また、リリアナが強いのは当たり前ですが、このデッキのリリアナはハンデスが重要な事もあって、他のデッキ以上に強さを発揮します。
 
 クリーチャーを並べてくるデッキに対しては、「The Tabernacle at Pendrell Vale」も強力です。効果としては「ペンドレルの霧」の土地版なのですが、極めて強力です。
 効果自体は強いものの、自分にもデメリットが有ることと、マナを生み出せないことから通常は使われることは少ないカードです。・・・超高額ですしね。
 しかし、このデッキでは、ノンクリーリャーであることと、「ヨーグモスの墳墓、アーボーグ」を4枚も使っているため、マナを生み出しやすくなっており、デメリットが軽減されています。


 ちなみに、メインから「Nether Void」「The Tabernacle at Pendrell Vale」という高額カードを使っていたり、サイドによく使われるカードとして、「The Abyss」「Chains Of Mephistopheles」というものがあるように、実は結構金食い虫なデッキでもあります。

 これらのカードはなくてもなんとかなりますし、特に「Chains Of Mephistopheles」は採用しないデッキも多いですが、あると戦略の幅が広がるのは間違いないでしょうね。


 あと、残念ながら、デッキ名にもなっている「Pox」はめったに使われません。3マナと重いことと、自分にとってもデメリットが大きすぎるためです。そのため、「Smallpox」のPoxになっているようです。



 というデッキです。
 非常に独特で、レガシー環境でも他に無いタイプのため、知らないで戦うと非常に厳しい相手です。
 他のデッキと同じように戦うと、簡単に負けてしまいます。



 というところで前編は終わりです。
 後編は実際の戦い方等になります。

続き 途中

2013年10月16日 TCG全般
 ということで、昨日の続きです。

 ちょっと仕事が忙しいため、半分までです。
 残りは明日。

 ちなみに明日は仕事が遅くなるため、アドバンテージ上前津店のレガシー大会には不参加です。



 さて、前回、黒単Poxについて説明をしました。

 今回はその対策についてです。


① 土地を大切にしよう。


 黒単Poxの基本の勝ち筋は、ランデスによるデッキの機能不全になります。
 そのため、土地多めのハンドをキープする、渦巻く知識で土地をライブラリーに戻さない、といった事だけでも十分な対策になってきます。

 ただし、単純に土地を多くキープするだけでは、「世界のるつぼ」による「不毛の大地」の再利用などでいずれは土地がなくなってしまいます。


② アーティファクト等の置き物対策をしっかりしよう

 黒単Poxは、デッキの性質上、ノンクリーリャーのため、置き物に頼る傾向が強いです。
 そして、速攻でライフを削ってくることはありません。
 そのため、Poxと対戦する際には、サイドから置き物対策は全てサイドインして良いと思います。
 
 特に注意するものとして、
 「世界のるつぼ」・・・「不毛の大地」「ミシェラの工廠」などを再利用されてしまうため、最も注意しないといけない。
 ほとんどのPoxには、2枚の「世界のるつぼ」が入っています。気をつけましょう。

 「Nether Void」・・・何らかの呪文を唱えた際に、3マナ追加で払わないと打ち消すという能力が誘発する置き物。
 ちなみに、別に払わないでも良いです。
 そのため、無駄に手札を使う事もできますし、「エムラクール」「突然の衰微」などの打ち消されない呪文に対しては何の影響も与えません。

 「呪われた巻物」・・・序盤では無意味です。ただし、後半は3マナで2点ダメージを与えてくるため、やっかいになります。Poxだと、お互いに手札が0になりやすいため、強いです。

 この中で、とにかく「世界のるつぼ」だけは必ず対処しましょう。
 Poxはドロー呪文やアドを取るスペルなどがないため、何度も使われる土地破壊がなければ、対処ができる可能性が十分にあります。


③ 相手はこちらの置き物に触れない

 Poxは黒単のため、当然アーティファクトやエンチャント、PWに触るのは苦手です。
 緑や白を足して、対応力を上げたバージョンであっても、やはり置き物が苦手なのはかわりません。

 そのため、「苦花」「遍歴の騎士、エルズペス」といったトークン生産系の置き物がとても有効です。
 また、マナアーティファクトやドローエンジン(森の知恵等)も有効です。

 そのため、置き物を出せる機会があれば、積極的にプレイしていきましょう。
 手札に温存しておいても大量のハンデスによっていずれは失ってしまいます。


④ 相手のライフは積極的に削っていこう

 基本的にPoxはライフを得られません。
 (ごくごくまれに、「闇の旋動/Spinning Darkness」がデッキに1枚だけ使われていることもあります)
 そして、早いデッキではないです。盤面を制覇してからじっくり攻めてくるタイプです。
 打点も低いです。

 そのため、積極的に相手のライフを減らすように心がけていくと、それだけで有利にたてる場面も出てきます。
 
 また、クリーチャーを並べるカードは基本的に有効です。
 生贄系除去が多いため、複数出せば対処しきれなくなるからです。

 特にメインだと「未練ある魂」は非常に強力ですね。
 サイド後は、「仕組まれた疫病」or「夜の戦慄」は覚悟しないといけませんが、それでも強力です。



 続き、サイドについてなどはまた明日。
「真の名の宿敵」について
 さすがにびっくりしたため、急遽コレについてです。
 Poxについては明日の日記を参照。
 昨日の分も結構書いたのであとちょっとです。


 で、タイトルに有る「真の名の宿敵」についてです。
 効果は画像参照。
 要するに、対戦相手の全ての呪文、パーマネントに対するプロテクションと同じです。


 ズバリ言ってぶっ壊れですね。
 
 なんていうか、通常のクリーチャーで殴るデッキならば、コレを採用しない理由はないですね。

 大祖始の持っている究極の能力であるはずの、プロテクション(全て)よりも強いプロテクションっていうのは驚きですね。

 自分のエンチャントや装備品、スペルには影響ないのに、対戦相手に対してはプロテクション全てとほぼおなじ働きをするっていうのはあんまりだと思います。

 
 で、非常につまらないことに、3マナとはいえコレは多くのデッキに採用されることになるでしょうね。
 お互いにコレを出して、ノーガードで殴りあうのが目に見えるようです。


 で、コレが出て喜ぶデッキというのは、結局コンボデッキになるわけです。

 ANTやショーテルにとっては、ただの3マナ3/1バニラとさほど変わらないわけですからね。
 つまり、通常の殴り合いをする気がないデッキにとっては、このカードが流行すればするほど有利になるわけです。
 他のデッキは専用の対策を考えたりしないといけないわけですが、コンボならば関係ないわけですしね。


 そうなると、普通のビートデッキにとってはやっかいなクリーチャーが増え、その対処手段を積まないといけなくなる上に、そのあおりで増加したコンボ対策もしないといけないという、非常に嬉しくない状況になるわけです。

 正直まいったもんです。

秘密

2013年10月19日 TCG全般
今日、明日のゲームデーは不参加です。
ニノさんのゲームデーに行きたかったけど、次回のゲームデーに参加したいと思います。
【レガシー】初心者向けの、対黒単Poxとの戦い方 および注意点(後編)
【レガシー】初心者向けの、対黒単Poxとの戦い方 および注意点(後編)
【レガシー】初心者向けの、対黒単Poxとの戦い方 および注意点(後編)
 少し時間がたってしまいましたが、前回の続きです。

 前回
 http://pendrell.diarynote.jp/201310152051245763/


 前編では、黒単Poxについての解説をしました。

 今回はその対策と、サイドカードについてです。


 まず、戦うための基本としていくつか


① 土地を大切にしよう。


 黒単Poxの基本の勝ち筋は、ランデスによるデッキの機能不全になります。
 そのため、土地多めのハンドをキープする、渦巻く知識で土地をライブラリーに戻さない、といった事だけでも十分な対策になってきます。

 ただし、単純に土地を多くキープするだけでは、「世界のるつぼ」による「不毛の大地」の再利用などでいずれは土地がなくなってしまいます。


② アーティファクト等の置き物対策をしっかりしよう

 黒単Poxは、デッキの性質上、ノンクリーリャーのため、置き物に頼る傾向が強いです。
 そして、速攻でライフを削ってくることはありません。
 そのため、Poxと対戦する際には、サイドから置き物対策は全てサイドインして良いと思います。
 
 特に注意するものとして、
 「世界のるつぼ」・・・「不毛の大地」「ミシェラの工廠」などを再利用されてしまうため、最も注意しないといけない。
 ほとんどのPoxには、2枚の「世界のるつぼ」が入っています。気をつけましょう。

 「Nether Void」・・・何らかの呪文を唱えた際に、3マナ追加で払わないと打ち消すという能力が誘発する置き物。
 ちなみに、別に払わないでも良いです。
 そのため、無駄に手札を使う事もできますし、「エムラクール」「突然の衰微」などの打ち消されない呪文に対しては何の影響も与えません。

 「呪われた巻物」・・・序盤では無意味です。ただし、後半は3マナで2点ダメージを与えてくるため、やっかいになります。Poxだと、お互いに手札が0になりやすいため、強いです。

 この中で、とにかく「世界のるつぼ」だけは必ず対処しましょう。
 Poxはドロー呪文やアドを取るスペルなどがないため、何度も使われる土地破壊がなければ、対処ができる可能性が十分にあります。


③ 相手はこちらの置き物に触れない

 Poxは黒単のため、当然アーティファクトやエンチャント、PWに触るのは苦手です。
 緑や白を足して、対応力を上げたバージョンであっても、やはり置き物が苦手なのはかわりません。

 そのため、「苦花」「遍歴の騎士、エルズペス」といったトークン生産系の置き物がとても有効です。
 また、マナアーティファクトやドローエンジン(森の知恵等)も有効です。

 そのため、置き物を出せる機会があれば、積極的にプレイしていきましょう。
 手札に温存しておいても大量のハンデスによっていずれは失ってしまいます。


④ 相手のライフは積極的に削っていこう

 基本的にPoxはライフを得られません。
 (ごくごくまれに、「闇の旋動/Spinning Darkness」がデッキに1枚だけ使われていることもあります)
 そして、早いデッキではないです。盤面を制覇してからじっくり攻めてくるタイプです。
 打点も低いです。

 そのため、積極的に相手のライフを減らすように心がけていくと、それだけで有利にたてる場面も出てきます。
 
 また、クリーチャーを並べるカードは基本的に有効です。
 生贄系除去が多いため、複数出せば対処しきれなくなるからです。

 特にメインだと「未練ある魂」は非常に強力ですね。
 サイド後は、「仕組まれた疫病」or「夜の戦慄」は覚悟しないといけませんが、それでも強力です。


 さて、サイドに関してなのですが、まず、黒単Pox側がよく使ってくるサイドボード一覧です

 まず、黒系ならば定番なもの

 「非業の死」・・・対緑系のクリーチャーデッキ。
 「美徳の喪失」・・・対白系のクリーチャーデッキ。
 「仕組まれた疫病」・・・部族。クリーチャーデッキなどなど。幅広いため便利
 「真髄の針」・・・対コンボなどいろいろ。

 「夜の戦慄」・・・未練ある魂対策。マーベリック、デスアンドタックス系対策。

 「外科的摘出」or「根絶」・・・定番の墓地対策。ただし、黒単という利点を活かして、「根絶」を使う場合もあります。その場合は対応するのが非常に困難なので、覚えておいて良いと思います。

  ちょっと変わったもの

 「Dystopia」・・・黒でありながら、クリーチャーだけでなく、緑と白のエンチャントも破壊できる。「森の知恵」や「安らかなる眠り」など、様々なエンチャントを割れるため、結構使われています。

 「The Abyss」・・・毎ターンクリーチャーを破壊する。他のこの系統のエンチャントと違って、戦場からクリーチャーがいなくなっても残り続ける。
 そのため、まとめて何体かクリーチャーを出せなければ攻め手を用意できなくなります。
 ただし、対象をとるため、プロテクション黒には効きませんし、呪禁にも効きません。(能力のコントローラーは対戦相手、つまりThe Abyssのコントローラーです。)

 「Chains of Mephistopheles」・・・色々と長く書いてある。 要するに、自分のターンのドローステップで引ける最初のカード以外でカードを1枚引く場合には手札を1枚捨てないと引けない。捨てれない時は引けない(引くはずだったカードを墓地に置く)。

 渦巻く知識を使うと、手札を1枚捨てて1枚引くを3回行い、それから2枚をライブラリーに戻すことになる。(手札5枚の状況から、手札の渦巻く知識を使うと、1枚引いて1枚捨てるを3回行ってから、手札からライブラリーに2枚戻すため、最終的に手札が2枚になります)
 つまり、渦巻く知識がプレイされなくなります。
 ちなみに、「衝動」などの手札に加える系は影響がありません。


 というカードが主に使われます。対戦する際には、ドレをサイドインされるのかを想像してみても良いかもしれませんね。


 Poxに有効なサイドカード



  「神聖な力戦」・・・対象になることを防ぐ。前述の「Dystopia」以外で除去されることは少ないため、非常に有効。

 「聖なる場」・・・めったに使われることはないし、その価値も薄い。ただし、黒単Poxだけにはクリティカルです。

 「抑制の場」・・・起動のマナを増やす。ただし、相手の「世界のるつぼ」を壊せていないと意味が薄い。

 「因果応報」・・・一応挙げましたが、サイドに積む価値はありません。黒単Poxにのみ有効ですし、4マナと重いしイマイチすぎです。

 「未練ある魂」・・・単純にトークンをばらまけるだけで強力。ハンデスにも強い。




 「相殺」・・・地味に便利。壊せないためコレと「師範の占い独楽」が揃えばロック完了ですし、単体でもアドを十分取れそうです。 


 アーティファクト破壊系・・・アーティファクトに頼っているデッキのため、アーティファクト破壊自体が有効。特に「古の遺恨」は手札から捨てられても使えるため、とても強力。

 「硫黄の渦」・・・出れば毎ターン2点確定のため、ライフに差がついていれば試合が終わります。




 「森の知恵」・・・安定して土地を出せるし、相手が攻めてくるのが遅しため、ライフも払いやすいです。
 
 「たい肥」・・・最近あまり見ません。ただ、相手のハンデスが非常に弱くなる上、何かされるたびにカードを引けるため強力。

 「壌土からの生命」・・・対土地破壊。便利です。


多色

 「鷺群れのシガルダ」・・・「非業の死」系以外では除去されないため、出ればほぼ勝ちです。

無色

 マナアーティファクト全般・・・例えば「モックス・ダイアモンド」「金属モックス」。単純に壊せないマナ源になるため便利。

 「世界のるつぼ」・・・土地を戻せるので非常に便利。黒単Pox側も確実に使っているため、まず相手の「世界のるつぼ」は必ず壊しましょう。


 他

 置き物全般・・・基本的に除去しづらいため、とても効きます。
  
 PW・・・基本的に除去手段は、ミシュラの工廠で殴るか呪われた巻物でダメージを与えるくらいしかないため、長持ちする。そして、非常に有効。

 マナを使わないトークン生成系カード・・・「苦花」「ゴブリンの突撃」など

 ドロー系・・・「森の知恵」「師範の占い独楽」など。

 エンチャント・アーティファクト破壊・・・「沈黙のオーラ」「浄化の印章」「原基の印章」など。手札破壊に強く、先に出しておけば相手のネザーヴォイドも大丈夫。


 という感じです。

 とにかく黒単Poxは弱点が色々ありますが、特殊なデッキタイプのため、知らないと何ともならない場合は多いです。備えよう。
【レガシー】初心者向けの、対エメリアポッドとの戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対エメリアポッドとの戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対エメリアポッドとの戦い方 および注意点(前編)
 さて、やる気が続いている内に、要望があったエメリアポッドについてです。

まとめ
 http://pendrell.diarynote.jp/201309062125591347/


 このデッキは、2012年のグランプリ神戸の併催レガシーで優勝という結果を出したデッキです。
 それまで、多くの人がこの系統のデッキを軽んじていたところ、Yamaguchi, Koutarou(DN名koh)さんが独自の調整をし、素晴らしい完成度のデッキとして結果を出したわけです。
 
 正直すごいものだと思います。

 この後も、kohさんは独自の調整を続け、草の根などで結果を出し続けているようです。
 オリジナルデッキで結果を出し続けるというところは非常にすごい事であり、なかなか出来るものでは無いと思います。



 ということで、まず、2012年のグランプリ神戸の併催レガシーで優勝したレシピです。


『エメリアポッド』

Main Deck

9《平地/Plains》
1《山/Mountain》
1《Savannah》
1《Plateau》
4《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》
4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《コーの安息所/Kor Haven》

4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
3《前兆の壁/Wall of Omens》
4《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
1《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
1《理想主義の修道士/Monk Idealist》
1《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《崇敬の壁/Wall of Reverence》
1《アカデミーの学長/Academy Rector》
1《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》
1《霊体の先達/Karmic Guide》
2《太陽のタイタン/Sun Titan》

3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《迫撃鞘/Mortarpod》
4《パララクスの波/Parallax Wave》
1《オパール色の輝き/Opalescence》
1《出産の殻/Birthing Pod》
1《殴打頭蓋/Batterskull》

Sideboard
1《審問官の総督/Inquisitor Exarch》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《紅蓮破/Pyroblast》
1《墓場の浄化/Purify the Grave》
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《無限の日時計/Sundial of the Infinite》
1《暖気/Warmth》
1《浄化の印章/Seal of Cleansing》
1《法の定め/Rule of Law》
2《神の怒り/Wrath of God》


 その後、同じ方が、2012年の6月に、第7回 KMCで優勝したレシピです。

Main Deck

4《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《乾燥台地/Arid Mesa》
1《Savannah》
1《Plateau》
1《コーの安息所/Kor Haven》
1《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold》
8《平地/Plains》
1《山/Mountain》

4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
3《前兆の壁/Wall of Omens》
4《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
1《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
1《理想主義の修道士/Monk Idealist》
1《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《崇敬の壁/Wall of Reverence》
1《修復の天使/Restoration Angel》
1《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》
1《霊体の先達/Karmic Guide》
1《目覚ましヒバリ/Reveillark》
2《太陽のタイタン/Sun Titan》

4《パララクスの波/Parallax Wave》
1《オパール色の輝き/Opalescence》
2《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《出産の殻/Birthing Pod》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
1《迫撃鞘/Mortarpod》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《殴打頭蓋/Batterskull》

Sideboard
3《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《紅蓮破/Pyroblast》
1《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
2《神の怒り/Wrath of God》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《墓場の浄化/Purify the Grave》
1《審問官の総督/Inquisitor Exarch》
1《浄化の印章/Seal of Cleansing》


 ちなみに、海外ではあまり使われることはないようです。
 多少は検索してみましたが、もっとも上記のエメリアポッドの近いデッキで結果を出したのが、エクステンデッドで2011年3月にプロツアー予選で優勝した『Mono-White Control』ですね。すごい古いです・・・
 一応モダンではエメリアを使ったデッキは多少はあるのですが、正直に言ってあまりよい結果を出しているレシピはないですし、結果を出しているのは、エメリアが入っている白ウィニーとかトークンデッキとかのようです。


 一応そのレシピです。

『Mono-White Control』
creatures (18)
4 《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
4 《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
2 《孤独な宣教師/Lone Missionary》
4 《太陽のタイタン/Sun Titan》
4 《前兆の壁/Wall of Omens》
lands (24)
12 《平地/Plains》
4 《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
4 《地盤の際/Tectonic Edge》
spells (18)
3 《迫撃鞘/Mortarpod》
4 《威圧の王笏/Scepter of Dominance》
4 《忘却の輪/Oblivion Ring》
4 《流刑への道/Path to Exile》
3 《審判の日/Day of Judgment》
sideboard
2 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
4 《テューンの戦僧/War Priest of Thune》
3 《糾弾/Condemn》
1 《軍部政変/Martial Coup》
4 《記憶殺し/Memoricide》
1 《沼/Swamp》



 さて、上記のYamaguchi氏のデッキですが、通常のレガシーのメタとは全く違ったこともあり、多くのデッキに対して劇的な強さを発揮します。

 基本的には、パーマネントを使用したボードコントロールになるため、ビート系デッキに対して非常に強いです。
 
 そして、カナスレ系などの土地を攻めてくるデッキに対しても強いです。
 なんせ、土地25枚で、その中には基本地形が10枚も入っています。土地サーチカードも5枚も入っており、マナ事故への耐性が極めて高くなっています。

 ただし、火力はやや苦手であり、火力多めのZooやトライバルズー(瞬唱の魔道士+部族の炎入り)はやや分が悪くなるようです。
 もっとも、それを気にして、「暖気」「法の領域」などをサイドに積んでいるため、最終的にはそれほど相性が悪くはないようです。

 搭載されているカードのほとんどが何らかのカードとシナジーを持っている上に、場に出た時の能力を持ったカードばかりで、1枚が2枚分のカードの効果を発揮します。
 そのため、カード1枚が最低でも2枚、シナジーを形成できれば3枚以上の価値を発揮するため、単純な消耗戦にはかなり強いです。

 ただし、1枚1枚が重かったり、打点が低かったりと、相手を早く倒すことは出来ません。
 盤面を支配してから少しずつダメージを与えて勝つか、コンボによって勝つかのどちらかとなります。


 ビート系に対して強い反面、コンボ系への相性は最悪です。
 現在のコンボで主流の、ANTやSNTなどはもちろん、ハイタイドやハイブマインドなど、様々なコンボに対して構造的に勝つのが困難になっています。

 当然サイドボードはコンボ対策に割かれていますが、正直言って焼け石に水な面があり、それほど相性が改善できるわけではないようです。


さて、このデッキは、1枚積みのカードが多いですが、どれもがシナジーを形成しているため引けなくて困る、ということはあまり無いようです。
 例えば、5マナ域のクリーチャーは、《目覚ましヒバリ/Reveillark》《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》 《霊体の先達/Karmic Guide》 の3種類となっています。
 これらは互いにシナジーを形成しています。
 例えば、ヒバリと先達はどちらもリアニメイト出来るカードですが、片方を2枚積んだだけではただのアドが取れるリアニメイトカードにすぎませんが、両方がそろえば、無限に循環させることが出来るようになります。
 そして、どちらもデッキ内のほとんどのカードをリアニメイト出来ます。


 このデッキは1枚刺しが多いものの、序盤の動きはある程度決まっており、
2ターン目には、 4枚入っている《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》か 3枚入っている《前兆の壁/Wall of Omens》 か1枚刺しの「迫撃鞘」をプレイする。
3ターン目には、巡礼者の目か、その他アドを取れるパーマネントを展開する。
4ターン目からは、シナジーとなるカードを使って動いていく、という感じです。

 そのため、他の1枚刺しが多いデッキと違って、安定性が高くなっています。

 
 さて、上記の解説の中で、コンボという言葉を使いました。
 このデッキは、非常に多様な勝ち筋を持っています。コンボもその一つです。

 ほとんどのカードが何らかのカードとシナジーがあるため、なかなかコレを警戒するべきとは言い難いのですが、特に気をつけたほうがよさそうなものを挙げます。

① 《パララクスの波/Parallax Wave》 +《オパール色の輝き/Opalescence》

 オパール色の輝きによって、パララクスの波がクリーチャーになります。
 コレにより、パララクスの波が、能力によって自分自身を追放できるようになります。
 自分自身を追放した場合、当然自分が追放されてから、自分が戦場を離れた時の効果が誘発して、自身が戦場に戻ります。その際に、パララクスの波のカウンターが5つに戻り、他に追放したカードも戦場に戻ります。
 これで、無限に出したり追放したりを繰り返すことが出来ます。
 この際に、戦場に出た時に効果を発揮するカードが一緒に入れば、その効果を何回でも使えるわけです。
 例えば、「前兆の壁」があれば無限ドロー。
 「霊誉の僧兵」がいれば無限トークン+無限パワー・タフネス。(ここで剣を鍬にがあれば無限ライフです。)
 という感じです。

 
② 《パララクスの波/Parallax Wave》 +《理想主義の修道士/Monk Idealist》

 パララクスの波のカウンターがなくなって墓地に落ちる際に、理想主義の修道士を追放していれば、修道士が戦場に戻った時にパララクスの波を回収することが出来ます。
 つまり、何回でもパララクスの波が使えるわけです。


③ 《パララクスの波/Parallax Wave》 +他のクリーチャー全て

 ②で挙げたコンボと同じなのですが、このデッキのクリーチャーは全て戦場に出た時の能力を持っています。そのため、自分でパララクスの波の能力で追放することで、改めて戦場に出た時の能力を使うことが出来るわけです。
 
 このデッキのパララクスの波は、相手のクリーチャーを追放することももちろんあるのですが、相手のクリーチャーを他のクリーチャーでブロックし、ブロックしたクリーチャーをパララクスの波で取り除いて再利用する、といった使い方もします。便利なカードですね。



④ 《霊体の先達/Karmic Guide》+《目覚ましヒバリ/Reveillark》

 霊体の先達は、戦場に出た時に墓地からクリーチャー1体を戦場に戻す。
 目覚ましヒバリは、戦場を離れた時に墓地からパワー2以下のクリーチャー2体を戦場に戻す。
 霊体の先達のパワーが2のため、ヒバリで戻せるため、ぐるぐると循環させる事ができます。 
 このデッキでは「ゴブリンの砲撃」といったマナを使わずに生贄に捧げる手段がないため、即座に循環させる事はできませんが、グルグルするたびにアドをとり続けることが出来ます。


⑤ 空の遺跡、エメリア+平地たくさん

 時間をかけるデッキのため、最終的には土地(平地)がたくさん並ぶため、後は毎ターンエメリアでクリーチャーを戻し続ければアドが取り放題になります。
 元々25枚という多めの枚数になっていますが、「巡礼者の目」「真面目な身代わり」といったカードが沢山入っているのはこのためです。


⑥ 出産の殻

 全てのクリーチャーがアドを取れるため、毎ターン生贄に捧げ続けるだけでアドが発生します。
 アカデミーの学長を持ってきて、①のコンボに繋げたり、その時に応じたカードを持ってこられるため、非常に厄介です。

 
⑦ 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》 +《迫撃鞘/Mortarpod》

 地味な、接死+1点ダメージのコンボです。
 スタンだと、「イゼットの静電術師」+「ベラドンナの行商人」のコンボをやった人も多いのでは無いかと思います。
 地味ながら、クリーチャー戦では無双です。

 ちなみに製作者は、石鍛冶で最初に一番持ってくるのが「迫撃鞘」であると言っているくらいに「迫撃鞘」は重要なカードです。
 デッキ名の、エメリアポッド自体、「空の遺跡、エメリア」+「迫撃鞘/Mortarpod」+「出産の殻/Birthing Pod」からきているとかなんとか。

 
 他にも様々なシナジーに満ちあふれており、ぶっちゃけ作成者の偉大さが伝わってくるレシピです。スゴイもんです。


 とにかくボードコントロールのため、コンボ以外には相当強いです。
 使っていて楽しいですし、そこそこ愛好者はいるようです。
 私自身、過去に大会で3回は対戦したことがありますしね。


 後編では、この対策とサイドについてです。
 ということで後編です。

 今回は簡潔です。


 さて、前回の内容が、デッキの解説でした。
 要するにエメリアポッドとは、カウンターのないボードコントロールデッキというわけです。

 実際に当たった場合、3通りの戦い方があります。

1 より遅いデッキで、じっくりとコントロールする。

 例えば、青白奇跡などのデッキで、終末、ジェイスなどでアドを取り、天使への願いでフィニッシュする、というような戦い方です。
 
 エメリア側はクリーチャーでアドを取ってくるわけですが、「終末」ならばクリーチャー自体をまとめて処分できますし、PWは膨大なアドバンテージを手に入れてくれます。
 ぶっちゃけ、エメリア側はPWをに触れる手段が非常に少ないため、PWを早々に出して起動し続けるだけで非常に有利になれます。神ジェイスで+0能力を連打すれば勝ち確定みたいなものです。


2 相手の動きがもっさりしているところをついて、早急に勝負を決める。

 赤バーンなどで、相手が体制を整えるまで倒すっていう戦い方です。

 基本となるクリーチャーが「巡礼者の目」というように、石鍛冶以外は遅いカードが多いです。そのため、序盤に「秘密を掘り下げる者」などでライフを削り、後は火力でフィニッシュ、というような戦略も可能です。


3 コンボを使う。

 カウンター、手札破壊がないため、完全にカモになります。


 という感じです。

 ともあれ、エメリア側は基本的に、クリーチャー(戦場に出た時の能力持ち)と、そのクリーチャーを出し入れ(ちらつき鬼火やパララクスの波)でアドをとってきます。

 そのため、別の路線でアドを取っていければ、対等に戦えるわけです。
 具体的には、PWですね。
 破壊する手段が乏しく、長期戦を目指すデッキのため、多大なアドを取ることが出来ます。

 現状エメリアポッドが勝ちにくい理由は、クリーチャーで攻めてくるデッキにも、ジェイスやリリアナといったPWによるアドを取っていける手段があったり、ジャンドの罰する火にようにクリーチャー対策がしっかりしていたり、コンボデッキにくわれてしまったり、などではないでしょうか。

 今はいわゆるフェアなデッキは、様々な手段でアドを取ってくるため、なかなか差をつけにくいというのもあるかと思います。

 また、コンボデッキはどの大会でも一定数いるため、コンボデッキに対して極めて不利というのは、それだけで優勝を目指すのは困難になりがちです。

 また、デッキのプレイングの難しさも、相当なものです。
 1枚刺しのカードが多かったり、シナジーを考えて行動しないといけないため、よほど練習していないとなかなか最適な動きはできないものです。
 実際、製作者の方が何度も結果を出していますが、それ以外の方で大きな結果を出すのはあまり聞いたことがありません。専用デッキほどではないですが、デッキに熟練する必要があるようです。


 そんなこともあって、現環境ではやや難しいデッキなのかもしれません。
 

 対戦時には、エメリア側にアドをとらせないために、クリーチャーを再利用してくる手段は特に警戒しましょう。
 主に、パララクスの波ですね。
 コレは、オパール色の輝きとコンボになったり、クリーチャーを使いまわしたり、攻め手を防いだりと、ひたすら便利な動きになるため注意が必要です。

 
 ちなみに、エメリアポッドにとって神ジェイスは本当に悪夢のような存在になります。
 そのため、サイド後は紅蓮破を複数積んできて、無理やりジェイスを殺しにくるため、注意が必要です。

 

 有効のサイドカードは、墓地対策、エンチャント破壊、クリーチャー対策といったものです。
 
 とにかく相手のコンボは防ぐことが重要ですね。

 また、もっさり気味のデッキなことと、単体除去が「剣を鍬に」(デッキに2~3枚)のみのため、「サリア」も有効なそうです。
 実際、「死儀礼のシャーマン」や「漁る軟泥」のようなシステムクリーチャーも結構効果があるため、相手の動きを妨害できるサリアはかなり良いらしいです。
 
 ということで、昨日、今日と大会に参加してきました。


 昨日は、パーフェクトコンディションのスタンダード大会

 スタンダード。スイスドロー2回戦。

 使用デッキは、ちょこっといじった黒単信心。

 結果は、1-1で2位。残念。



 今日は、すまいるキングほら貝店のレガシー大会に参加

 レガシー。スイスドロー3回戦。
 使用デッキは、ヨクバリ計画。

 結果は、2-1で3位。残念。
 ※負ける試合はマナ不足ばかりのため、やはりマナ・カードを増やすべきだった。

 お試しで入れてみた、「隠れたるテナガザル」はゴミ。
 一応2回1ターン目にプレイできたが、どちらも効果が薄かった。
 確かにカナスレ等には効くものの、ほとんどのデッキにとっては、1,2ターン目にインスタントを使わなければいいだけなので、1ターン目に無駄な行動をしていることになってしまう。なので入れるとしたらサイド。メインには無理。

 
 黒単信心を使った感想。

 「夜帷の死霊」がどうしても強いとは思えない。
 今後は抜いて、別のカードを入れる予定。

 理由は、通常の黒単信心の場合、4枚の変わり谷と1枚のニクソスを採用している。
 この5枚のドレかが初手に合った場合、3ターン目の「夜帷の死霊」のプレイは絶望的になる。かと言って、出来ることならば変わり谷は序盤に出しておきたい。何だかんだ言って殴れる機会は多いから。
 と考えると、安定して3ターン目に出せない夜帷の死霊はあまり使いたくない。
 今日のフリープレイでは、お試しとして、その代わりにアショクを採用してみた。
 実際、コントロールにも効くし、ビート相手でもそれなりに頑張ってくれる。ただし、赤や緑に対してはイマイチ。黒単相手が一番輝く印象。
 とはいえ、運(アショクのプラス能力のめくれ具合)が絡んでくるため、手放しで採用できるものではない。
 それに、青黒ランドを増やす必要があるため、安定性に難がある。


 「群れネズミ」はお化け。4枚採用したほうがいいんじゃないかと思う。
 2ターン目に出せば、とりあえず相手は最優先で除去を打ってくれるため、テンポを取りやすいから。
 あと、何だかんだ言って、コレだけで勝てることが多々ある。


 で、今日は黒単信心のミラーマッチも行ったが、お互いの「地下世界の人脈」を除去れないため、コレを張ったほうが圧倒的に有利になる。エンチャントに触れれないのは仕方ないのでが、何らかの対策をしたいところ。


 雑多な感想でアレなのですが。眠いのでここまで。
 ということで、今日はパーフェクトコンディションのレガシー大会に参加してきました。

 レガシー。スイスドロー3回戦らしかったけど、人数の関係で2回戦で多分終了。
 使用デッキはヨクバリ計画。

 結果は、1-1。ちょっと残念だけど、負けた試合はデッキ相性的に仕方ない感じ。

 
1回戦目 対カナスレ ○×○

1 相手の初動からカナスレとわかったため、しっかりと土地をのばし、石鍛冶連打から十手で勝ち


2 お互いに除去をしあって消耗し、ほとんど更地になる。
しかし、途中で相手の真髄の針を割るために損耗摩耗を使ってしまい、そのすぐあとに出された硫黄の渦が割れない。
そのまま硫黄の渦で8点くらいくらって負け

3 花の絨毯でマナを確保する。
相手に早々に硫黄の渦をだされるが、こちらも石鍛冶から殴打頭蓋をだせたため、相手のクロックに負けずに戦うことができ、相手を先に削りきる。

 ※想定敵のため、ちゃんと勝ててよかった。
 一応勝率は上がってきている様子。


2回戦目 対テゼレッター ☓☓

1 相手先手。1ターン目にチャリス1
 こちら1ターン目チャリスのため動けず。

 相手2ターン目土地セットでエンド
 こちら2ターン目ヒムで相手のジェイスを落とす。

 相手3ターン目神ジェイス。+0能力使用。
 こちら3ターン目聖トラフト→WiLLでカウンターされる。

 相手4ターン目テゼレットで勝ちの目がなくなり、こちら投了


2 手札に土地が1枚もこない☓4のため、クワドロプルマリガン。
 そしてしかたなく、土地2とソープロのハンドをキープ。

 相手は、2マナランドから、2ターン目に印鑑からチャリス1→3ターン目テゼレットと動いてきて負け


 ※相性最悪。正直仕方がない。
 2戦目は何も言うことなし。初めてノーランド連打で4回マリガンしました。


2戦目は下当たりだったため、無理だったが、決勝卓は、4cマーベリックと青赤SnT全知。
 SnT用に色々対策をしてきていたため、すごい当たりたかった。

 で、2戦目の自分の試合が終わって、映画を見に行くために早々に退散。


 お店は例のごとく雰囲気のいい店で、私も常連客になりたいなぁ、と強く思った。


 その後、まどかの映画を見ました。

 ネタバレを避けますが、とりあえず私はほむらちゃんが大好きなので、ほむほむ最高だなぁ と思いました。 
 あと、マミさんはエロカッコ可愛いと思います。

 ともあれ、ホントに素晴らしかった。実に満足でした。

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