前編
http://pendrell.diarynote.jp/201412022236516704/
ということで、後編です。
今回は、前編で紹介した、代表的な青赤デルバーに対しての戦い方などです。
ちなみに、亜種として、タッチ「タルモゴイフ」による、青赤緑デルバー、さらに色を増やした4色デルバーなどもありますが、今回は青赤デルバーをについてです。
参考レシピ
さて、前編で青赤デルバーが非常に上手く完成された強力なデッキだという事を話しました。
実際強いです。
基本的な勝ち筋として、「クリーチャーでダメージを与え、火力でトドメ」となります。
さて、非常に強力なデッキなのですが、火力の枚数自体は赤単バーンなどと比べて、多くはありません。
基本的には、「稲妻」☓4、「二股の稲妻」☓2が確定で、後1枚追加で何か火力を入れる(追加の二股の稲妻orChain Lightning or発展の代価)、というのが定番です。
つまり、火力自体はそこまで多くはないため、クリーチャーからのダメージさえ減らすことが出来れば、勝算が出てくるわけです。
とはいえ、ドロースペルが非常に多いため、ガンガン火力を打たれる印象を持ちやすいですし、実際に火力へのアクセスも簡単ではあります。
しかし、火力だけで押し切るのが難しいことに違いはありません。
そのため、対策としては、とにかく序盤のクリーチャーからのダメージをしのぎ、中盤までライフを残す事になります。
メインで有効なカードとしては、
スペルでは、
「剣を鍬に」「見栄え損ない」といった、1マナ除去。
「突然の衰微」などの、確実に除去できるカード。
「妄信的迫害」などの、全体除去カード。
※できるだけマナコストが低いことが望ましいです。
クリーチャーでは、
「タルモゴイフ」などの軽くて除去しにくいクリーチャー
「石鍛冶の神秘家」などの、かならず除去呪文を打たなければ行けないクリーチャー
などが定番ですね。
また、変わり種としては、
「虚空の杯」X=1も限りなく効果的です。デッキのスペルのほとんどが1マナですし、除去も出来ませんしね。
メインだと、こんな感じかと思います。
基本的には除去が火力のみなため、タフネスが4以上あれば除去されにくいですし、エンチャント、アーティファクト破壊もありません。
タルモゴイフだけでも非常に強力なブロッカー兼アタッカーにもなります。
とにかく、序盤のクリーチャーをしっかりと対処すること 、が基本になります。
カナスレなどと違って、マナ基盤を攻めてきたり、チームアメリカのようにハンデスで妨害してきたり、ということは少ないです。(基本は不毛の大地も0枚ですし、もみ消しが入っているケースも少ないです)
ある意味まっすぐなデッキなので、丁寧な対応をすれば可能性が見えてくると思います。
ただし、最近はメインから「発展の代価」が入っていることもありますので、それだけは気をつけましょう。
ちなみに、他のデルバーデッキと同様で、打ち消しも「目くらまし」「Force of Will」が定番のため、そのあたりも考えながら呪文を使うと便利です。
さて、序盤を防ぐにはクリーチャーを対処できればいいのですが、このデッキの強みの一つは、「若き紅蓮術士」にあります。
これを1,2ターン放置してしまうと、膨大な量のトークンが出てきてしまいます。
全体除去の少ないレガシー環境では、それだけで押し切られてしまう事がよくあります。
そのため、「若き紅蓮術士」についてはとにかく最優先で除去する必要があります。
出来る限り、出たターンか、その次のターンには除去するべきです。
可能ならば、突然の衰微が一番確実ですね。
また、サイド後では、石鍛冶を使っている場合は、「粉々」が確実にサイドインされるため、気をつけましょう。
他には、多色デッキを使っている場合は、「血染めの月」「発展の代価」に警戒が必要です。
有効なサイドカードとしては、
青
「水流破」「青霊破」・・・基本となるクリーチャーは赤が多いですし、火力も防げます。
白
「剣を鍬に」 などの軽い単体除去
Holy Light・・・全体除去
悪斬の天使 などの絆魂クリーチャー・・・攻防一体で、出せさえすれば非常に有効
コーの火歩き・・・対赤単とちがって、それほどライフゲインは出来ません。
地上のブロッカーにはなれます。
崇拝・・・重すぎですが、クリーチャーさえ維持出来れば死にません
変換・・・重すぎですが、出たら相手はコレ以降赤の呪文は使えません。
神聖な力戦・・・トドメの火力は防げるものの、クリーチャーに対しては意味がないため、実はあんまり効果が高くありません。
黒
仕組まれた疫病・・・「人間」指定で全てのクリーチャーに対処できます。
すでに出てしまったトークンにだけ対処不可能。
その他全体マイナス修正カード
「毒の濁流」など
見栄え損ない・・・軽い除去
暗黒破・・・繰り返し使える軽い除去
赤
電謀・・・軽くて相手だけの全体除去にもなる優秀なカード。最近は採用率が高いです。
紅蓮地獄・・・全体除去
乱暴・転落・・・全体除去
その他火力・・・除去になるので非常に便利。
ただし、「僧院の速槍」に対しては、自分のメインで除去しましょう。相手のターンだと、サイズが大きくなって除去できない可能性があります。
紅蓮破・赤霊破・・・デルバーや宝船の巡航にも対処できる優秀なスペル
渋面の溶岩使い・・・繰り返し使える除去。タフネス1でもろいが、除去されなければ勝ち。
緑
漁る軟泥・・・重いが、ライフゲインと墓地対策ができる。
窒息・・・マナ妨害。すでに出たパーマネントには意味がないが、基本地形の「山」は1枚だけなので、有効。
多色
稲妻のらせん・・・除去とライフゲインのできる優秀なカード。
妄信的迫害・・・全体除去
至高の評決・・・重いですが、確実な除去
ゴルガリの魔除け・・・全体除去
イゼットの静電術師・・・繰り返し使える除去。火力で焼かれますが、最低でも除去はできるのが便利。
無色
虚空の杯・・・X=1でほとんどの呪文を防げる
などですね。他にも色々あると思います。
少しでも何かの足しになれば幸いです。
より良いMTGライフを送れることを願っております
http://pendrell.diarynote.jp/201412022236516704/
ということで、後編です。
今回は、前編で紹介した、代表的な青赤デルバーに対しての戦い方などです。
ちなみに、亜種として、タッチ「タルモゴイフ」による、青赤緑デルバー、さらに色を増やした4色デルバーなどもありますが、今回は青赤デルバーをについてです。
参考レシピ
Main Deck
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《山/Mountain》
2《島/Island》
4《Volcanic Island》
17 Lands
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
12 Creatures
4《目くらまし/Daze》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《宝船の巡航/Treasure Cruise》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
2《二股の稲妻/Forked Bolt》
4《思案/Ponder》
1《Chain Lightning》
31 Spells
Sideboard
2《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1《粉々/Smash to Smithereens》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
2《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1《無のロッド/Null Rod》
2《血染めの月/Blood Moon》
3《紅蓮破/Pyroblast》
さて、前編で青赤デルバーが非常に上手く完成された強力なデッキだという事を話しました。
実際強いです。
基本的な勝ち筋として、「クリーチャーでダメージを与え、火力でトドメ」となります。
さて、非常に強力なデッキなのですが、火力の枚数自体は赤単バーンなどと比べて、多くはありません。
基本的には、「稲妻」☓4、「二股の稲妻」☓2が確定で、後1枚追加で何か火力を入れる(追加の二股の稲妻orChain Lightning or発展の代価)、というのが定番です。
つまり、火力自体はそこまで多くはないため、クリーチャーからのダメージさえ減らすことが出来れば、勝算が出てくるわけです。
とはいえ、ドロースペルが非常に多いため、ガンガン火力を打たれる印象を持ちやすいですし、実際に火力へのアクセスも簡単ではあります。
しかし、火力だけで押し切るのが難しいことに違いはありません。
そのため、対策としては、とにかく序盤のクリーチャーからのダメージをしのぎ、中盤までライフを残す事になります。
メインで有効なカードとしては、
スペルでは、
「剣を鍬に」「見栄え損ない」といった、1マナ除去。
「突然の衰微」などの、確実に除去できるカード。
「妄信的迫害」などの、全体除去カード。
※できるだけマナコストが低いことが望ましいです。
クリーチャーでは、
「タルモゴイフ」などの軽くて除去しにくいクリーチャー
「石鍛冶の神秘家」などの、かならず除去呪文を打たなければ行けないクリーチャー
などが定番ですね。
また、変わり種としては、
「虚空の杯」X=1も限りなく効果的です。デッキのスペルのほとんどが1マナですし、除去も出来ませんしね。
メインだと、こんな感じかと思います。
基本的には除去が火力のみなため、タフネスが4以上あれば除去されにくいですし、エンチャント、アーティファクト破壊もありません。
タルモゴイフだけでも非常に強力なブロッカー兼アタッカーにもなります。
とにかく、序盤のクリーチャーをしっかりと対処すること 、が基本になります。
カナスレなどと違って、マナ基盤を攻めてきたり、チームアメリカのようにハンデスで妨害してきたり、ということは少ないです。(基本は不毛の大地も0枚ですし、もみ消しが入っているケースも少ないです)
ある意味まっすぐなデッキなので、丁寧な対応をすれば可能性が見えてくると思います。
ただし、最近はメインから「発展の代価」が入っていることもありますので、それだけは気をつけましょう。
ちなみに、他のデルバーデッキと同様で、打ち消しも「目くらまし」「Force of Will」が定番のため、そのあたりも考えながら呪文を使うと便利です。
さて、序盤を防ぐにはクリーチャーを対処できればいいのですが、このデッキの強みの一つは、「若き紅蓮術士」にあります。
これを1,2ターン放置してしまうと、膨大な量のトークンが出てきてしまいます。
全体除去の少ないレガシー環境では、それだけで押し切られてしまう事がよくあります。
そのため、「若き紅蓮術士」についてはとにかく最優先で除去する必要があります。
出来る限り、出たターンか、その次のターンには除去するべきです。
可能ならば、突然の衰微が一番確実ですね。
また、サイド後では、石鍛冶を使っている場合は、「粉々」が確実にサイドインされるため、気をつけましょう。
他には、多色デッキを使っている場合は、「血染めの月」「発展の代価」に警戒が必要です。
有効なサイドカードとしては、
青
「水流破」「青霊破」・・・基本となるクリーチャーは赤が多いですし、火力も防げます。
白
「剣を鍬に」 などの軽い単体除去
Holy Light・・・全体除去
悪斬の天使 などの絆魂クリーチャー・・・攻防一体で、出せさえすれば非常に有効
コーの火歩き・・・対赤単とちがって、それほどライフゲインは出来ません。
地上のブロッカーにはなれます。
崇拝・・・重すぎですが、クリーチャーさえ維持出来れば死にません
変換・・・重すぎですが、出たら相手はコレ以降赤の呪文は使えません。
神聖な力戦・・・トドメの火力は防げるものの、クリーチャーに対しては意味がないため、実はあんまり効果が高くありません。
黒
仕組まれた疫病・・・「人間」指定で全てのクリーチャーに対処できます。
すでに出てしまったトークンにだけ対処不可能。
その他全体マイナス修正カード
「毒の濁流」など
見栄え損ない・・・軽い除去
暗黒破・・・繰り返し使える軽い除去
赤
電謀・・・軽くて相手だけの全体除去にもなる優秀なカード。最近は採用率が高いです。
紅蓮地獄・・・全体除去
乱暴・転落・・・全体除去
その他火力・・・除去になるので非常に便利。
ただし、「僧院の速槍」に対しては、自分のメインで除去しましょう。相手のターンだと、サイズが大きくなって除去できない可能性があります。
紅蓮破・赤霊破・・・デルバーや宝船の巡航にも対処できる優秀なスペル
渋面の溶岩使い・・・繰り返し使える除去。タフネス1でもろいが、除去されなければ勝ち。
緑
漁る軟泥・・・重いが、ライフゲインと墓地対策ができる。
窒息・・・マナ妨害。すでに出たパーマネントには意味がないが、基本地形の「山」は1枚だけなので、有効。
多色
稲妻のらせん・・・除去とライフゲインのできる優秀なカード。
妄信的迫害・・・全体除去
至高の評決・・・重いですが、確実な除去
ゴルガリの魔除け・・・全体除去
イゼットの静電術師・・・繰り返し使える除去。火力で焼かれますが、最低でも除去はできるのが便利。
無色
虚空の杯・・・X=1でほとんどの呪文を防げる
などですね。他にも色々あると思います。
少しでも何かの足しになれば幸いです。
より良いMTGライフを送れることを願っております