【レガシー】初心者向けの、対ドレッジの戦い方 および注意点
2013年3月18日 MTGのテクニック コメント (9)
ということで、今日からちょくちょく、レガシーの有名デッキ相手の戦い方、および使い方を解説してみようかと思います。
というのも、先日もレガシーの大会で観戦をしていたのですが、対策さえ知っていれば確実に勝てる場なのに、知らないがために負けてしまっていたというのを何度も見たからです。
レガシーは多様なデッキが存在するため、知識の差で負けてしまう、ということが起こりがちです。
始めたばかりの初心者や、多少慣れてきたプレイヤー向けに、そういうデッキに対しての、知識としての対策を知って頂ければと思います。
・・・とはいえ、私自身大したプレイヤーではないですので、いたらない点も多々あるかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。
さて、第一回として、対ドレッジについてです
ドレッジとは、発掘クリーチャーを墓地に落とし、ドロースペルを使うことによって、ドローを発掘に置き換え続けてライブラリーのほとんどを墓地に置くデッキです。
その後、墓地から出てくる「イチョリッド」や、ライブラリーから落ちると出てくる「ナルコメーバ」を生贄にして、、墓地にある、「黄泉からの橋」で大量のトークンを生み出し、「戦慄の復活」フラッシュバック等によって一気に勝負をつけるデッキです。
2ターンキル可能な上に、3,4ターンかからずに勝負が着くことが非常に多い、とんでもないデッキです。
が、当然墓地対策に弱い、という点が欠点としてあげられます。
さて、上記の事は多少なりともレガシーをかじったプレイヤーなら誰でも知っている事かと思います。
その中で、注意するべき点をいくつか挙げます。
1 ナルコメーバはいったん墓地に落ちてから、戦場に出る。
つまり、墓地に落ち、戦場に戻る誘発型能力がスタックにのった段階で、外科的摘出や死儀礼のシャーマンで墓地から取り除くことが出来るということです。
コレを理解していると、突然死が非常に減ります。
というのも、多くのドレッジの勝ちパターンは、ナルコメーバかイチョリッドを生贄にしてのゾンビトークンが起点となります。逆に言うと、この2種を場に出させなければ、それだけで勝てるというわけです。
メインであれば、死儀礼のシャーマンを起動できる状況にしておき、この点に気をつければ極めて有利に戦うことが出来ます。
2 黄泉からの橋は、能力の解決時に墓地になければ、効果を発揮しない。
if節ルールというのがあり、とっても簡単に言うと、
「クリーチャーが墓地に置かれることで能力が誘発しても、解決時に黄泉からの橋が墓地になければ効果は及ぼさない」ということです。
そのため、相手のクリーチャーが戦場から墓地に置かれて、黄泉からの橋の能力が誘発したとしても、自分のクリーチャーに稲妻でも打って、墓地に置くことで、黄泉からの橋を追放することができます。この場合、当然トークンは出て来ません。
3 陰謀団式療法は、解決時にカード名を指定する
これは当然ではありますが、解決時にカード名を指定します。
そのため、もしもどうしても捨てたくないカードがある場合は、それに対応して使いましょう。
とはいえ、大体1回めは当たらないものです。ブラフや言葉を使った揺さぶりに気をつけましょう。
4 黄泉からの橋は、戦場から墓地に落ちなければ誘発しない
これも当然ではあります。ここで重要なのは、相手に生贄にささげるタイミングを与えなければ、「剣を鍬に」などで安全に除去出来るということです。
相手の生贄手段は、戦慄の復活と、陰謀団式療法のみです。
つまり、ソーサリータイミングで生贄に捧げてくるということです。
イチョリッドなら、アップキープに除去。
ナルコメーバなら、2体以上まとめて落ちた場合には、1体目が戦場に出て、もう1枚が解決される前に、1体は除去出来ます。
5 「セファリッドの円形競技場」は、スレッショルドでなければ能力は使えない
そのため、相手の墓地の枚数には気を配りましょう。
死儀礼スタートなどで、相手の墓地が増えにくくなっている場合、セファリッドの円形競技場があっても、墓地に7枚ない状況になることがあります。
その場合、相手も間違えて、墓地に7枚カードがなくてもセファリッドの円形競技場を使う場合もありえますので、気をつけましょう。
このカードを起動されて、発掘を行われた場合は、非常に危険な状況になります。
さて、実際の戦いの際には、相手の初動を防ぐことが重要になってきます。
相手の初手のカードの中で、特に危険なのは、ライオンの瞳のダイアモンドな事が多いです。もし、カウンター出来るのならば、カウンターをしておいたほうが無難です。
本来ドレッジは、発掘クリーチャーを墓地において、それからドロースペルを使うという手間をかける必要があります。
そのため、ディスカード能力を持ったクリーチャーやカードが投入されています。
(朽ちゆくインプ、信仰無き物あさり)
ダイアモンドは、単体でディスカード出来るうえに、出たマナで信仰無き物あさりをフラッシュバックすることも出来るというすぐれものです。注意しましょう。
ちなみに、「ライオンの瞳のダイアモンド」、「発掘クリーチャー」、「打開」という3枚が初手にあった場合が、ドレッジの最高パターンです。
状況によっては1ターンキルされる可能性まであります。恐ろしいことです。
とはいえ、そうそうぶんまわりはしないため、上記の注意点に気をつけて戦いましょう。
メインに死儀礼のシャーマンが入っていて、先手で置けると相当有利になります。
さて、サイド後は、当然こちらは墓地対策を入れるため、かなり楽になります。
それに対してドレッジ側は辛いわけです。
多くのドレッジ側は、サイド後は、よほどぶん回りハンドでなければ、マリガンをしてサイドボード対策を引いてこれるように動きます。
注意するサイドボードカードとして、相手がよくサイドインしてくるのは、
死儀礼を使っている場合・・・「炎の嵐」
トーモッドの墓所や、大祖師遺産・・・「真髄の針」
虚空の力戦・・・「蒸気の連鎖」
カウンター多めのデッキやコンボなど・・・「暴露」
同型・・・「虚空の力戦」
などです。サイド後に相手がマリガンしている場合は、これらを探すためにマリガンしていると考えた方がよいです。
死儀礼をまとめて並べて、炎の嵐でまとめて焼かれるなどないようにしましょう。
簡単に書きましたが、こんな感じですかね。
今度はドレッジを使う際の注意点や、対カナスレ、対SNT、対ANT、対エンチャントレス、などを書いて行きたいなぁ・・・と思っていたりします。
というのも、先日もレガシーの大会で観戦をしていたのですが、対策さえ知っていれば確実に勝てる場なのに、知らないがために負けてしまっていたというのを何度も見たからです。
レガシーは多様なデッキが存在するため、知識の差で負けてしまう、ということが起こりがちです。
始めたばかりの初心者や、多少慣れてきたプレイヤー向けに、そういうデッキに対しての、知識としての対策を知って頂ければと思います。
・・・とはいえ、私自身大したプレイヤーではないですので、いたらない点も多々あるかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。
さて、第一回として、対ドレッジについてです
ドレッジとは、発掘クリーチャーを墓地に落とし、ドロースペルを使うことによって、ドローを発掘に置き換え続けてライブラリーのほとんどを墓地に置くデッキです。
その後、墓地から出てくる「イチョリッド」や、ライブラリーから落ちると出てくる「ナルコメーバ」を生贄にして、、墓地にある、「黄泉からの橋」で大量のトークンを生み出し、「戦慄の復活」フラッシュバック等によって一気に勝負をつけるデッキです。
2ターンキル可能な上に、3,4ターンかからずに勝負が着くことが非常に多い、とんでもないデッキです。
が、当然墓地対策に弱い、という点が欠点としてあげられます。
さて、上記の事は多少なりともレガシーをかじったプレイヤーなら誰でも知っている事かと思います。
その中で、注意するべき点をいくつか挙げます。
1 ナルコメーバはいったん墓地に落ちてから、戦場に出る。
つまり、墓地に落ち、戦場に戻る誘発型能力がスタックにのった段階で、外科的摘出や死儀礼のシャーマンで墓地から取り除くことが出来るということです。
コレを理解していると、突然死が非常に減ります。
というのも、多くのドレッジの勝ちパターンは、ナルコメーバかイチョリッドを生贄にしてのゾンビトークンが起点となります。逆に言うと、この2種を場に出させなければ、それだけで勝てるというわけです。
メインであれば、死儀礼のシャーマンを起動できる状況にしておき、この点に気をつければ極めて有利に戦うことが出来ます。
2 黄泉からの橋は、能力の解決時に墓地になければ、効果を発揮しない。
if節ルールというのがあり、とっても簡単に言うと、
「クリーチャーが墓地に置かれることで能力が誘発しても、解決時に黄泉からの橋が墓地になければ効果は及ぼさない」ということです。
そのため、相手のクリーチャーが戦場から墓地に置かれて、黄泉からの橋の能力が誘発したとしても、自分のクリーチャーに稲妻でも打って、墓地に置くことで、黄泉からの橋を追放することができます。この場合、当然トークンは出て来ません。
3 陰謀団式療法は、解決時にカード名を指定する
これは当然ではありますが、解決時にカード名を指定します。
そのため、もしもどうしても捨てたくないカードがある場合は、それに対応して使いましょう。
とはいえ、大体1回めは当たらないものです。ブラフや言葉を使った揺さぶりに気をつけましょう。
4 黄泉からの橋は、戦場から墓地に落ちなければ誘発しない
これも当然ではあります。ここで重要なのは、相手に生贄にささげるタイミングを与えなければ、「剣を鍬に」などで安全に除去出来るということです。
相手の生贄手段は、戦慄の復活と、陰謀団式療法のみです。
つまり、ソーサリータイミングで生贄に捧げてくるということです。
イチョリッドなら、アップキープに除去。
ナルコメーバなら、2体以上まとめて落ちた場合には、1体目が戦場に出て、もう1枚が解決される前に、1体は除去出来ます。
5 「セファリッドの円形競技場」は、スレッショルドでなければ能力は使えない
そのため、相手の墓地の枚数には気を配りましょう。
死儀礼スタートなどで、相手の墓地が増えにくくなっている場合、セファリッドの円形競技場があっても、墓地に7枚ない状況になることがあります。
その場合、相手も間違えて、墓地に7枚カードがなくてもセファリッドの円形競技場を使う場合もありえますので、気をつけましょう。
このカードを起動されて、発掘を行われた場合は、非常に危険な状況になります。
さて、実際の戦いの際には、相手の初動を防ぐことが重要になってきます。
相手の初手のカードの中で、特に危険なのは、ライオンの瞳のダイアモンドな事が多いです。もし、カウンター出来るのならば、カウンターをしておいたほうが無難です。
本来ドレッジは、発掘クリーチャーを墓地において、それからドロースペルを使うという手間をかける必要があります。
そのため、ディスカード能力を持ったクリーチャーやカードが投入されています。
(朽ちゆくインプ、信仰無き物あさり)
ダイアモンドは、単体でディスカード出来るうえに、出たマナで信仰無き物あさりをフラッシュバックすることも出来るというすぐれものです。注意しましょう。
ちなみに、「ライオンの瞳のダイアモンド」、「発掘クリーチャー」、「打開」という3枚が初手にあった場合が、ドレッジの最高パターンです。
状況によっては1ターンキルされる可能性まであります。恐ろしいことです。
とはいえ、そうそうぶんまわりはしないため、上記の注意点に気をつけて戦いましょう。
メインに死儀礼のシャーマンが入っていて、先手で置けると相当有利になります。
さて、サイド後は、当然こちらは墓地対策を入れるため、かなり楽になります。
それに対してドレッジ側は辛いわけです。
多くのドレッジ側は、サイド後は、よほどぶん回りハンドでなければ、マリガンをしてサイドボード対策を引いてこれるように動きます。
注意するサイドボードカードとして、相手がよくサイドインしてくるのは、
死儀礼を使っている場合・・・「炎の嵐」
トーモッドの墓所や、大祖師遺産・・・「真髄の針」
虚空の力戦・・・「蒸気の連鎖」
カウンター多めのデッキやコンボなど・・・「暴露」
同型・・・「虚空の力戦」
などです。サイド後に相手がマリガンしている場合は、これらを探すためにマリガンしていると考えた方がよいです。
死儀礼をまとめて並べて、炎の嵐でまとめて焼かれるなどないようにしましょう。
簡単に書きましたが、こんな感じですかね。
今度はドレッジを使う際の注意点や、対カナスレ、対SNT、対ANT、対エンチャントレス、などを書いて行きたいなぁ・・・と思っていたりします。