【レガシー】初心者向けの、サルベイジャー(ボンバーマン)デッキについての解説 その2
【レガシー】初心者向けの、サルベイジャー(ボンバーマン)デッキについての解説 その2
【レガシー】初心者向けの、サルベイジャー(ボンバーマン)デッキについての解説 その2
 さて、前回の続きです。

 ちなみに前回はこちらhttp://pendrell.diarynote.jp/201809262310398306/
 過去のまとめはこちらhttp://pendrell.diarynote.jp/?theme_id=5

 まずサンプルレシピを
「シルバードラゴン」(ボンバーマン)
エターナル・ウィークエンド・アジア2018 レガシー選手権 10位 (2018年8月18~19日)[MO]
4 《古えの居住地》
4 《教議会の座席》
4 《空僻地》
1 《産業の塔》
4 《古えの墳墓》
3 《裏切り者の都》
-土地(20)-

2 《練達飛行機械職人、サイ》
3 《オーリオックの廃品回収者》
4 《歩行バリスタ》
-クリーチャー(9)-
4 《ライオンの瞳のダイアモンド》
4 《オパールのモックス》
1 《Lodestone Bauble》
4 《ディミーアの印鑑》
1 《アズカンタの探索》
4 《直観》
4 《アンティキティー戦争》
1 《掘葬の儀式》
1 《木端+微塵》
4 《虚空の杯》
3 《ウルザの後継、カーン》
-呪文(31)-
1 《古えの遺恨》
1 《天啓の光》
1 《魔術遠眼鏡》
1 《窒息》
1 《孤独の都》
1 《仕組まれた疫病》
1 《罠の橋》
4 《虚空の力線》
2 《Helm of Obedience》
2 《仕組まれた爆薬》
-サイドボード(15)-


 さて、前回の記事で書いたように、サルベイジャーデッキはコンボデッキです。
 しかし、それだけではなく、多角的に攻められるのが強みです。

 実際に、以前自分が大会に参加したときは、コンボ勝ちよりもそれ以外で勝つほうが多かったです。


 さて、コンボ以外の勝ち筋としては、

① 2ターン目、《ウルザの後継、カーン》着地からのマイナス能力によるトークン連打。これはアーティファクトの数を参照するため、2ターン目に出した時は3/3や4/4程度ですが、3ターン目には6/6になることも珍しくありません。
 当然対処されなければ、これだけで勝つことが出来ます。

② 《アンティキティー戦争》による勝ちパターン。実は、これがサルベイジャーデッキで一番多い勝ち筋だったりします。
 これは本当に簡単で、プレイして2ターンたつと、全てのアーティファクトが5/5になるので、全部のアーティファクトで殴るだけです。土地も含めてアーティファクトが5枚以上あるのが当たり前なので、簡単に30点ダメージとかを叩き出して試合が終わります。

③ 《木端+微塵》による必殺。実は結構、《微塵》の破壊力が高いです。例えば、土地で4マナ、《ライオンの瞳のダイアモンド》が2枚あると、これだけで8点ダメージになります。実はデッキにマナソースが32枚と多く、2マナランドもあるため、結構膨大なマナが出たりします。また、普通のX呪文と違って、《ライオンの瞳のダイアモンド》のマナを使える事も大きいです。
 そのため、ある程度ライフを減らせていれば、これが勝ち筋になったりします。
 もちろん、《歩行バリスタ》でちまちま削りきる事もあります。

 特に、序盤で《アンティキティー戦争》を設置して、相手のライフを削りきれなかった場合に活躍します。相手は直接火力が無いと判断して、15点までダメージを受ける場合も多いですしね。

④ 《オーリオックの廃品回収者》による、歩行バリスタ回収による盤面を支配しての勝ち

 《オーリオックの廃品回収者》で《歩行バリスタ》を回収する事で、無限に除去を飛ばすことが出来ます。《オーリオックの廃品回収者》さえ除去られなければ、アド差がとんでもないことになるため、これだけで勝てたりします。
 もともとタフネス4の4マナクリーチャーであり、少しだけ除去耐性がありますし、チャリスX=1を設置してある場合、《オーリオックの廃品回収者》がかなり生き残りやすいです。

 ちなみに、《Lodestone Bauble》がある場合、3マナで1ドロー、《ミシュラのガラクタ》がある場合、2マナで1ドローになります。前述した通り、マナソースが多いため、次のターンのアップキープまでのタイムラグがあるものの、めちゃくちゃカードを引けます。


 そして、コンボについてですが、、以外に最速キルターン自体は速いデッキです。
 本当にテンパイだと1キルだったりしますし、2キル、3キルはやろうと思えば結構簡単に出来たりします。

 ちなみに、《ライオンの瞳のダイアモンド》2枚、2マナランド、《オパールのモックス》、《直観》、コンポパーツ何か、が初手にあると1キルですね。
 まあ、これだけ見るとあまり現実的ではありませんが、要するに《ライオンの瞳のダイアモンド》がある状況で《直観》を打てれば、次のターンにコンボスタート出来まるということです。
 《直観》を打つことが出来るのならば、コンボパーツは6種類の中から何でもいいため、割と簡単にそろいます。


 また、本来は《オーリオックの廃品回収者》を出した状態で、《オーリオックの廃品回収者》の起動コスト2マナが必要になりますが、コンポパーツである《ライオンの瞳のダイアモンド》が戦場に出ていれば、ダイアモンドから出るマナを起動コストにあてられます。

 つまり、4マナで《オーリオックの廃品回収者》さえ出せれば、そのままダイアモンドのマナを利用してコンボスタート出来るわけです。
 4マナあれば即死コンボ発動可能と考えると、割とすごいです。

 そして、これが相手エンドに直観を打った場合だと、ダイアモンドのマナを含めて合計6マナあればコンボスタート出来ます。つまり、実質3マナ(直観を打てるマナ)があれば、コンボスタート出来ます。
 結果的にはコンボを開始するターンに必要なマナが1マナ減るだけではありますが、とても大きな差がありますし、コンボパーツをまとめて揃えることができますしね。

 とはいえ、《ライオンの瞳のダイアモンド》を起動してしまうと手札がなくなってしまうため、妨害がないと確信できない相手の場合は、カーンやアンティキティー戦争などから入ったほうが安全ですね。


 ちなみに、墓地対策の定番サイドカードである《外科的摘出》ですが……サルベイジャーコンボがスタートしてからでは、《外科的摘出》を打つ事が出来ないこともそこそこあります。

 例えば……
 手札が、《オーリオックの廃品回収者》、ライオンの瞳、歩行バリスタ。墓地は0。そして盤面に5マナあった場合、外科的摘出を打つタイミングは全くありません。

 コンボ側の流れとしてはライオンの瞳、サルベイジャーをプレイし、ライオンの瞳を起動して手札を捨てる。そして、ライオンの瞳を対象にサルベイジャーの能力を起動します。
 この際、能力に対応して、ダイアモンドに外科的摘出をプレイしても、その外科的摘出に対応して、改めてダイアモンドを対象にサルベイジャーの能力を起動することによって、問題なく手札に戻すことが出来ます。
 つまり、サルベイジャーコンボを行う際に、余分に2マナ(ライオンの瞳起動で3マナ出ることを考えると、実質1マナ)余分に用意する事で、外科的摘出をケア出来るというわけです。
 

 他に特筆すべき点として、前回の日記の最後に書いたように、色マナに対する柔軟性が非常に高い事が挙げられます。

 サンプルレシピでは、各色のシングルマナカードと、黒のダブルシンボルカードを採用しています。
つまり、通常使われるカードであれば、ほとんどのカードを採用できるわけです。
 極端な話、4マナで、それ1枚で勝てるカードが出た場合、何色であろうと、それを採用する事が出来ます。
 また、メタに合わせたカードを使う事で相性を改善させる事も出来ます。

 今後も様々なバージョンアップが可能な、伸び代のあるデッキだと言えます。

コメント

nophoto
てんたま
2018年10月1日1:18

実際に対戦したことがないのでイメージわかないのですが主要デッキとの相性はどんな感じなんでしょうか?

ZENO(ゼノ@ 5色の人)
2018年10月1日20:33

>てんたまさん
簡単に言うと、コンボ系が苦手で、フェアデッキ相手に有利ですね。ただ、カウンターの多いデッキは苦手ですね。

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