色々と要望があったため、久々のデッキ解説になります。
正直、あまり詳しいとは言えないので、これを載せるのは本当に恥ずかしいのですが、少しでも何かの参考になれば幸いです。
例のごとく、前編は紹介です。
いままでのまとめはこちら
http://pendrell.diarynote.jp/201403231913563745/
土地単デッキは、レガシー独特のデッキであり、他環境ではまず見ることが出来ないデッキタイプのため、わからん殺しになりやすいデッキです。
豊富なカードプールを利用した、レガシーならではのデッキとも言えます。
最近ちょくちょく見かけており、対戦する可能性が増えてきたように思えましたので、書くことにしました。
また、先日行われたSCGの大会(1/29実施 参加者163名)でも、2位と3位がこのデッキタイプという驚きの結果でしたしね。
まずは、サンプルレシピです。
『土地単』 StarCityGames.com - Legacy Premier IQ 2015/01/25 Washington 2位
使用者 David Long
メイン
4《演劇の舞台/Thespian’s Stage》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
2《暗黒の深部/Dark Depths》
1《幽霊街/Ghost Quarter》
1《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
1《森/Forest》
4《リシャーダの港/Rishadan Port》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《Glacial Chasm》
3《Maze of Ith》
1《The Tabernacle at Pendrell Vale》
1《Karakas》
2《Taiga》
35 lands
3《罰する火/Punishing Fire》
4《輪作/Crop Rotation》
4《壌土からの生命/Life from the Loam》
4《ギャンブル/Gamble》
4《踏査/Exploration》
2《マナ結合/Manabond》
4《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
25 spells
サイドボード
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
4《クローサの掌握/Krosan Grip》
2《暗黒の深部/Dark Depths》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《虚空の杯/Chalice of the Void》
4《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》
1《窒息/Choke》
というデッキです。
見てすぐに分かる通り、一般的なデッキとは異なり、非常に多くの土地が入っています。
このデッキでは35枚入っており、デッキの半分以上をしめています。
このデッキの基本的な勝ちパターンとしては、
序盤に「踏査」を設置し、土地を並べていく。
相手のクリーチャーは、「罰する火」と、「Maze of Ith」、「The Tabernacle at Pendrell Vale(通称、名前の長い土地)」で対処をし、「不毛の大地」で土地を攻めていく。
使用した土地は「壌土からの生命」で回収し、アドを稼ぐ。
最後は「暗黒の深部」+「演劇の舞台」のコンボでマリットレイジトークンを出し、一撃で勝負をつける。
という動きになります。
このデッキでは、特に「壌土からの生命」が強く、デッキのキーとなっています。
青のカードが入っていないため、通常のドロースペルはありません。
しかし、「ギャンブル」「輪作」の2大サーチカードにより、欲しいカードを手に入れやすくなっています。
「ギャンブル」は、あまり使われることの無いカードですが、このデッキでは「1マナで好きなカードを手に入れる」と、近い効果を発揮する、非常に強力なカードになっています。
なぜなら、基本的なサーチ先は、まず「壌土からの生命」、次に「状況に合わせた土地」か「罰する火」という動きになります。
これらは、仮に墓地に落ちてしまっても、手札に戻すことが出来ます。
( 「壌土からの生命」は発掘能力で、「他の土地カード」は「壌土からの生命」で、「罰する火」は「燃え柳の木立ち」で回収が出来ます。)
そのため、少ないリスクで好きなカードを入集できるわけです。
「輪作」については、非常に面白いカードなので、次の話で書きたいと思います。
基本的にはそれほど高いデッキではないのですが、その中でとんでもなく高い値段のカードが1枚だけ入っています。
それが、「The Tabernacle at Pendrell Vale」(通称、名前の長い土地)です。
レガシーでは、黒単ポックスと、土地単くらいでしか、あまり見かけないカードですが、非常に強力です。
レガシーでは土地を絞ったデッキが多いため、コレ+不毛の大地で簡単に相手をはめることが出来たりします。
一見、そんなに強そうなデッキには見えないのですが、いわゆるフェアデッキ。特に、クリーチャーで殴って勝負をつけるデッキに対しては、とんでもない強さを誇るデッキです。
コメント
使ってる側としては奇跡やコンボよりもミラーと一番やりたくないw
マナ結合などで一気に展開されてしまうと、非常にしんどいものがありますよね。ああいう勝ち筋があるのも強みだと思います。
あと、天使はほんとに有効ですよね。基本的にタフネス3以上は除去しづらいのと、複数体ならぶと対処できないのもいいですね。
>まーちゃそさん
実際に使っている方に読まれると、なかなか恥ずかしい物がありますが、暇つぶしにでもなれば幸いです。
ミラーは確かに想像するだけでも大変そうです。なんか普通に時間切れになりそうな気がしてきますね。
>アンノーンさん
わからん殺し結構多いデッキですもんね。
対コンボなどは後編で書くつもりですが、ぶっちゃけ土地単でコンボデッキは本当に不利です。今回紹介したデッキも、結局、決勝でスニークショーに負けてますしね。
postはなんやかんやでよく見るデッキなので、注意喚起として記入したほうが良いのではないでしょうか。