「議会の採決」について
2014年5月23日 TCG全般 コメント (8)
ということで、現在話題沸騰中の新カード、「議会の採決」についてです。
効果はまたぎさんのところより引用。
まあ、見ての通りで、純粋に強いですね。
結局のところ、3マナソーサリーで、好きなパーマネントを一つを追放っていうことです。
で、対象を取らなかったり、追放するパーマネントを効果の解決時に選ぶという2つの点で、非常に優れているわけです。
前者は、聖トラフトの霊の呪禁や、真の名の宿敵のプロテクションを無視できること。
後者は、戦場に殴打頭蓋や師範の占い独楽などが出ていた時に、解決前に戻すことを強要できるわけですね。(解決時に選ぶため、選ばれた後に手札に戻したりが出来ない)
で、このカードは、環境を変えるカードになると思っています。
つまり、個人的にものすごい高い評価をしています。
現在のレガシーでは、チームアメリカなどの黒青緑系のデッキが非常に使われています。
そして、その影響でコンボが減ったりし、中速デッキが息を吹き返したりと、色々な影響が出ています。
で、チームアメリカなどがよく使われる理由の一つが、「真の名の宿敵」に対処できることが挙げられます。
※チームアメリカ系デッキの、真の名の宿敵対策は相当なもので、メインにリリアナを積むだけでなく、多くのデッキはサイドボードに、「湿地での被災」を2枚ほど積んでいます。
また、デスブレードに代表される、白黒系デッキだと、やはりリリアナに加えて、「妄信的迫害」が採用されています。
どちらもそれなりに強いカードですが、以前まではレガシーでさほど使われることのないカードでした。特に湿地での被災はスタンではちょこちょこ使われていましたが、レガシーで使われるようになったのはホント最近ですね。
で、これらの採用される理由は、環境に「真の名の宿敵」が多すぎるから、というワケですね。もっとも、これは誰もが知っているお話ですね。
・・・なんせ、そこらの大会に参加してみても、真の名の宿敵がバンバン使われていますしね。
で、そのこともあって、黒を出せるデッキがメジャーになっているわけです。
※もちろん他にも様々なデッキが存在するわけですが、宿敵対策がしやすい黒系がはやりやすい環境になっているわけです。
で、このカードが出たことで、黒を含まずとも、簡単に宿敵対策が出来るようになったわけで、非常に大きな変化だと思います。
例えば、パトリオットを使っていた時に、相手の宿敵に手を焼く場面はよくありましたが、今後はメインから対処が可能になったわけです。
そのため、リリアナなどのために黒を足す必要がなくなり、環境により多用なデッキが出てくることになると思います。
一般的なアーキタイプだと、マーベリックやパトリオットなどで採用しやすいですね。
ただし、白を使うデッキが増え、黒を使うデッキが減る関係上、コンボデッキがまた息を吹き返す可能性が高いのではないかと思います。
なんにしても、現在、中速系だと、奇跡のように全体を流すか、黒で除去するかという二択が主流でしたので、その選択肢が増えるというのは非常に大きなことだと思います。
実に楽しみです。
おそらく、3マナが重いという意見もあるかと思いますが、湿地での被災のようなほぼ専用カードまで使われている状況では、汎用性の高い除去というだけで、十分に採用できる条件を満たしていると思います。
よく考えると、真の名の宿敵の影響もあって全くみなくなったZooとかでも、ありかもしれないですね。以前それなりに結果を出したZooの中には、メインに3枚忘却の輪を投入したレシピもありましたし、意外にアリなのかもしれません。
・・・でも、一対一の戦いなのに、大勢で議決するはずのカードがバンバン使われるのは変な気もしますけど・・・
まあ、真の名の宿敵も、多人数戦を意識したカードのはずが、多人数戦ではなく、一対一でばかり使われているので、それがウィザーズにとってのイメージなのですかね・・・
議会の採決 (1)(白)(白)
ソーサリー
議決 - あなたから始めて各プレイヤーは、あなたがコントロールしていない土地出ないパーマネント1つに投票する。最多あるいは最多と同数の票を獲得した各パーマネントを追放する。
効果はまたぎさんのところより引用。
まあ、見ての通りで、純粋に強いですね。
結局のところ、3マナソーサリーで、好きなパーマネントを一つを追放っていうことです。
で、対象を取らなかったり、追放するパーマネントを効果の解決時に選ぶという2つの点で、非常に優れているわけです。
前者は、聖トラフトの霊の呪禁や、真の名の宿敵のプロテクションを無視できること。
後者は、戦場に殴打頭蓋や師範の占い独楽などが出ていた時に、解決前に戻すことを強要できるわけですね。(解決時に選ぶため、選ばれた後に手札に戻したりが出来ない)
で、このカードは、環境を変えるカードになると思っています。
つまり、個人的にものすごい高い評価をしています。
現在のレガシーでは、チームアメリカなどの黒青緑系のデッキが非常に使われています。
そして、その影響でコンボが減ったりし、中速デッキが息を吹き返したりと、色々な影響が出ています。
で、チームアメリカなどがよく使われる理由の一つが、「真の名の宿敵」に対処できることが挙げられます。
※チームアメリカ系デッキの、真の名の宿敵対策は相当なもので、メインにリリアナを積むだけでなく、多くのデッキはサイドボードに、「湿地での被災」を2枚ほど積んでいます。
Marsh Casualties / 湿地での被災 (黒)(黒)
ソーサリー
キッカー(3)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(3)を支払ってもよい。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。湿地での被災がキッカーされていた場合、代わりにそれらのクリーチャーはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。
また、デスブレードに代表される、白黒系デッキだと、やはりリリアナに加えて、「妄信的迫害」が採用されています。
Zealous Persecution / 盲信的迫害 (白)(黒)
インスタント
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに、あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。
どちらもそれなりに強いカードですが、以前まではレガシーでさほど使われることのないカードでした。特に湿地での被災はスタンではちょこちょこ使われていましたが、レガシーで使われるようになったのはホント最近ですね。
で、これらの採用される理由は、環境に「真の名の宿敵」が多すぎるから、というワケですね。もっとも、これは誰もが知っているお話ですね。
・・・なんせ、そこらの大会に参加してみても、真の名の宿敵がバンバン使われていますしね。
で、そのこともあって、黒を出せるデッキがメジャーになっているわけです。
※もちろん他にも様々なデッキが存在するわけですが、宿敵対策がしやすい黒系がはやりやすい環境になっているわけです。
で、このカードが出たことで、黒を含まずとも、簡単に宿敵対策が出来るようになったわけで、非常に大きな変化だと思います。
例えば、パトリオットを使っていた時に、相手の宿敵に手を焼く場面はよくありましたが、今後はメインから対処が可能になったわけです。
そのため、リリアナなどのために黒を足す必要がなくなり、環境により多用なデッキが出てくることになると思います。
一般的なアーキタイプだと、マーベリックやパトリオットなどで採用しやすいですね。
ただし、白を使うデッキが増え、黒を使うデッキが減る関係上、コンボデッキがまた息を吹き返す可能性が高いのではないかと思います。
なんにしても、現在、中速系だと、奇跡のように全体を流すか、黒で除去するかという二択が主流でしたので、その選択肢が増えるというのは非常に大きなことだと思います。
実に楽しみです。
おそらく、3マナが重いという意見もあるかと思いますが、湿地での被災のようなほぼ専用カードまで使われている状況では、汎用性の高い除去というだけで、十分に採用できる条件を満たしていると思います。
よく考えると、真の名の宿敵の影響もあって全くみなくなったZooとかでも、ありかもしれないですね。以前それなりに結果を出したZooの中には、メインに3枚忘却の輪を投入したレシピもありましたし、意外にアリなのかもしれません。
・・・でも、一対一の戦いなのに、大勢で議決するはずのカードがバンバン使われるのは変な気もしますけど・・・
まあ、真の名の宿敵も、多人数戦を意識したカードのはずが、多人数戦ではなく、一対一でばかり使われているので、それがウィザーズにとってのイメージなのですかね・・・
コメント
mtg-jp.com/reading/translated/ld/023755/
追放なので呪禁オーラを駆逐できる点も強いですし。
多分、ウィザーズはドラフトさせる気がない(断言)
除去の白ダブルシンボル3マナはかなり辛いと思います。
いくら腐りにくいとはいえハンドに抱えたまま
なんて状況が多発する気が。結構デッキ選ぶ気がします。
確かにその通りですね。特殊なフォーマット以外でも使えるようにして需要を増やすのは実に良い方法だと思います。
ただ、1対1の場合に、完全に茶番な議決とか、選ぶ対戦相手が一人しかいないネメシスとかはアレだなぁ・・・とw
>カンジーさん
色々と便利でスゴイカードですよね。追放の強みもあってグッドですね。
これはものすごい期待です。
>ちーさんさん
実物提示教育に合わせることが出来ないのは難点ですが、ネメシスを対処できるというのがとんでもない利点ですし、便利ですよね。
>ダイさん
普通に考えたらその意見はもっともだと思います。
純粋な3マナ除去としてみるだけなら、名誉回復もパルスも採用枚数は非常に少ないですしね。
ただ、現環境にネメシスがあふれており、その対策を兼ねられるというのが何よりも利点だと思います。本文で書いたとおり、普通なら使われないようなカードに枠を割かなくてはいけない現状ですしね。
黒を入れなくてもネメシスの対処が可能になるというのが大きな変化かと思います。ネメシス対策として、無理に黒黒を出せるようにしてリリアナを入れたデッキもあるわけですしね。
確かに黒を触らずにネメシスやトラフトを除去出来る様になるのは大きな変化ですね。
自分は普段コントロールやコンボを主に使っているのでネメシスに苦労した経験があまり無いので無知な意見だったかもしれません。
いえ、ダイさんのご意見ももっともな話だと思います。
わざわざ3マナの除去を増やすくらいなら、既存のデッキを使ったり、他のアプローチで行くというのも、十二分にありえる話ですしね。
実際、カナスレなんかはネメシスに対処できないと言われながらも結果を出しているわけですしね。
何にしてもデッキの幅が広がる可能性があるというのは楽しみですね。