ということで、久々に「初心者向けの~」です。
まとめ
http://pendrell.diarynote.jp/201310292045264640/
例のごとく、前編が解説で、後編がその対策と戦い方です。
今回は、食物連鎖こと、フードチェイン(Food Chain)というデッキについてです。
あまり聞き慣れないデッキかもしれませんが、地味に愛好者がいたりもするようです。
また、基本的には安価な事もあって、レガシー参入のきっかけになることもありそうです。
もっとも、土地構成によって値段が一気に変わってくるのですが・・・土地以外は基本的に安価です。
さて、食物連鎖デッキの基本の勝ちパターンは3つです。
1つは、デッキ名になっている、「食物連鎖」によるコンボパターン。
「食物連鎖」と、「霧虚ろのグリフィン」の2枚をそろえる事によって、生物限定の無限マナを生み出し、そのマナを利用し、最終的にエムラクールをプレイする事が基本となります。
この2枚がキーカードとなっています。
無限マナを出してから、戦場に出た時にカードを引けるクリーチャーや、クリーチャーをサーチできるクリーチャーなどを使用して、どんどんカードを引き、最終的にエムラクールに繋げる方法です。
もう一つは、「食物連鎖」によるマナ加速を利用して、単純にマナコストの大きなクリーチャーを出すことによって相手を圧倒する勝ち方です。
よくあるのが、「食物連鎖」が戦場にある状態で、「激情の共感者」をプレイ。
「激情の共感者」の能力で、「墓所のタイタン」や「グリセルブランド」をサーチ。
そして、「激情の共感者」を「食物連鎖」で追放して4マナを生み出し、残りのマナを土地からかクリーチャー追放によって生み出し、マナコストの大きなクリーチャーをプレイするというやり方です。
また、この勝ち方と相性の良いカードとして、「想起」を持つカードが挙げられます。
もっともよく見かけるのは「熟考漂い」で、次に「叫び大口」を見かけますね。
「熟考漂い」を想起でプレイすると、3マナで戦場に出て、それから生贄に捧げられます。
この際、「食物連鎖」が戦場に出ていれば、生贄に捧げる能力がスタックに載っている間に追放することによって、マナに変換出来ます。
この場合、3マナ消費→食物連鎖で6マナに変換となり、カードを引きながらマナ加速ができるため、非常に強力です。
単純に、1ターン目死儀礼のシャーマン、2ターン目食物連鎖、3ターン目熟考漂い想起から墓所のタイタンといった動きも出来るわけですね。
最後は、純粋に「霧虚ろのグリフィン」などのクリーチャーで殴り切るパターンです。
霧虚ろのグリフィン自体は、ただの3/3飛行のクリーチャーなのですが、レガシー環境では意外に除去耐性があったりします。
「稲妻」で死ぬものの、「突然の衰微」を受けず、「剣を鍬に」はほとんど意味がありません。
「食物連鎖」が戦場に出ていれば当然無限マナを出せますが、無限マナを出しても使えなかった場合であっても、何回でも蘇ってくるクリーチャーとして活用することが出来ます。
(除去を打たれても食物連鎖で追放することで、改めてプレイすることが出来るからですね)
また、「霧虚ろのグリフィン」専用の優秀なサーチカードがあることも、この勝ち方が多くなる原因となっています。
ちなみにそのカードは、「運命の操作」という、ほぼこのデッキ専用のカードになっています。
はっきり言って、通常のデッキから見ると、ただの紙切れなのですが、このデッキでのみ、とんでもない強さを発揮してくれます。
このカードで「霧虚ろのグリフィン」を3枚追放します。
すると、実質、2マナで、3/3飛行のコンボパーツであるクリーチャーを3枚手札に入れて、さらに追加で1枚ドロー出来るようなものです。
たとえ1枚除去されたり、打ち消されたりしても、さらに後続を用意できるという点で優れていますね。
ということでサンプルレシピの1です。
もっともメジャーな、青緑黒タイプです。
creature [15]
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
3 《激情の共感者/Fierce Empath》
2 《花の壁/Wall of Blossoms》
1 《グリセルブランド/Griselbrand》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1 《霊気撃ち/AEthersnipe》
3 《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
instant [11]
1 《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
4 《Force of Will》
2 《誤った指図/Misdirection》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
sorcery [10]
4 《思案/Ponder》
1 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2 《強迫/Duress》
3 《運命の操作/Manipulate Fate》
enchantment [4]
4 《食物連鎖/Food Chain》
land [20]
2 《Underground Sea》
2 《Tropical Island》
1 《Bayou》
2 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《島/Island》
1 《森/Forest》
1 《沼/Swamp》
60 cards
sideboard:
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2 《呪文滑り/Spellskite》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
15 cards
このデッキでは採用していませんが、フィニッシャーとして、「墓所のタイタン」を採用したり、途中のドロー操作として、「熟考漂い/Mulldrifter」や「ワタリガラスの使い魔」を使うこともよく見かけます。
また、2マナクリーチャーとして、壁にもなる、「悪意の大梟」を採用することも多いです。
基本的には壁などで時間を稼ぎ、「食物連鎖」を設置し、クリーチャーをプレイしては追放してマナに変換し、エムラクールかグリセルブランドに繋げる動きになります。
事前に「運命の操作」をプレイしておけば、いつでも「霧虚ろのグリフィン」が使用できるようになるため、よりコンボの安定性が高まります。
ちなみに、昔は、「錯乱した隠遁者」もよく使われていました。
単体で、合計パワー9になることと、食物連鎖が出ている状況では、錯乱した隠遁者本体を追放して6マナ、トークン4体を追放して4マナ出るため、一気に5マナから10マナにステップアップ出来るからです。
同じようなマナ加速方法としては、「帝国の徴募兵」や「戦隊の鷹」という方法もありました。
ただ、「霧虚ろのグリフィン」と、「運命の操作」の組み合わせが出てきてからは、めったに見なくなりましたね。
もう一つは、青緑タイプです。
あまり見ないタイプで、正直レアなデッキタイプです。
ただ、「食物連鎖」を使用したデッキで、この1、2年ほどで、唯一と言ってもいいほど珍しく、大規模大会で優勝したレシピなので、参考までに載せます。
2013年10月27日に行われた、参加者497名のレガシー大会での優勝デッキです。
creatures [19]
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
2 《極楽鳥/Birds of Paradise》
2 《熟考漂い/Mulldrifter》
2 《大祖始/Progenitus》
3 《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
4 《激情の共感者/Fierce Empath》
4 《貴族の教主/Noble Hierarch》
instants [10]
2 《目くらまし/Daze》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《Force of Will》
sorceries [7]
3 《運命の操作/Manipulate Fate》
4 《自然の秩序/Natural Order》
enchantments [4]
4 《食物連鎖/Food Chain》
artifacts [2]
2 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
lands [18]
2 《森/Forest》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4 《島/Island》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《Tropical Island》
サイドボード
3 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《実物提示教育/Show and Tell》
1 《グリセルブランド/Griselbrand》
2 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
2 《全知/Omniscience》
要するに、食物連鎖コンボ+自然の秩序デッキで、さらにサイドボードからは実物提示教育+全知+エムラクールまで入ってくるという、異色のデッキです。
さて、「食物連鎖」デッキですが、基本的に消耗戦になったときに強い構成になっています。
なんせ、ほとんどのクリーチャーが何らかのアドバンテージを取れる能力を持っているからです。
もちろん、その分重いため、もっさりしております。
また、前述した3種類の勝ち方があるため、「食物連鎖」が使えない場面でも、最低限の強さは持っています。
「食物連鎖」「霧虚ろのグリフィン」の2種類さえ入っていれば、食物連鎖デッキと呼ぶことができるため、デッキビルダーによって変化を加える事が出来るのも強みかもしれません。
何にしても、使っていて楽しいデッキだと思います。
レガシーによくあるテンポデッキとは違い、重くてアドの取れるカードを重視した、コンボ一辺倒のデッキではないのも、魅力の一つだと思います。
とはいえ、実際のところ、小さな大会で優勝はちょくちょくあるようですが、大きな大会での優勝は本当に少ないです。それどころか、大きな大会で上位に入ることすら少ないのが現状となっています。
後編では、その理由と、戦い方についてを書きます。
まとめ
http://pendrell.diarynote.jp/201310292045264640/
例のごとく、前編が解説で、後編がその対策と戦い方です。
今回は、食物連鎖こと、フードチェイン(Food Chain)というデッキについてです。
あまり聞き慣れないデッキかもしれませんが、地味に愛好者がいたりもするようです。
また、基本的には安価な事もあって、レガシー参入のきっかけになることもありそうです。
もっとも、土地構成によって値段が一気に変わってくるのですが・・・土地以外は基本的に安価です。
さて、食物連鎖デッキの基本の勝ちパターンは3つです。
1つは、デッキ名になっている、「食物連鎖」によるコンボパターン。
「食物連鎖」と、「霧虚ろのグリフィン」の2枚をそろえる事によって、生物限定の無限マナを生み出し、そのマナを利用し、最終的にエムラクールをプレイする事が基本となります。
Food Chain / 食物連鎖 (2)(緑)
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーを1体、追放する:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナX点を加える。Xは、追放されたクリーチャーの点数で見たマナ・コストに1を加えた点数に等しい。このマナは、クリーチャー呪文を唱えるためにしか支払えない。
Misthollow Griffin / 霧虚ろのグリフィン (2)(青)(青)
クリーチャー — グリフィン(Griffin)
飛行
あなたは霧虚ろのグリフィンを追放領域から唱えてもよい。
3/3
この2枚がキーカードとなっています。
無限マナを出してから、戦場に出た時にカードを引けるクリーチャーや、クリーチャーをサーチできるクリーチャーなどを使用して、どんどんカードを引き、最終的にエムラクールに繋げる方法です。
もう一つは、「食物連鎖」によるマナ加速を利用して、単純にマナコストの大きなクリーチャーを出すことによって相手を圧倒する勝ち方です。
よくあるのが、「食物連鎖」が戦場にある状態で、「激情の共感者」をプレイ。
「激情の共感者」の能力で、「墓所のタイタン」や「グリセルブランド」をサーチ。
そして、「激情の共感者」を「食物連鎖」で追放して4マナを生み出し、残りのマナを土地からかクリーチャー追放によって生み出し、マナコストの大きなクリーチャーをプレイするというやり方です。
Fierce Empath / 激情の共感者 (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)
激情の共感者が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが6以上のクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開した上であなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す」ことを選んでもよい。
1/1
また、この勝ち方と相性の良いカードとして、「想起」を持つカードが挙げられます。
もっともよく見かけるのは「熟考漂い」で、次に「叫び大口」を見かけますね。
「熟考漂い」を想起でプレイすると、3マナで戦場に出て、それから生贄に捧げられます。
この際、「食物連鎖」が戦場に出ていれば、生贄に捧げる能力がスタックに載っている間に追放することによって、マナに変換出来ます。
この場合、3マナ消費→食物連鎖で6マナに変換となり、カードを引きながらマナ加速ができるため、非常に強力です。
単純に、1ターン目死儀礼のシャーマン、2ターン目食物連鎖、3ターン目熟考漂い想起から墓所のタイタンといった動きも出来るわけですね。
最後は、純粋に「霧虚ろのグリフィン」などのクリーチャーで殴り切るパターンです。
霧虚ろのグリフィン自体は、ただの3/3飛行のクリーチャーなのですが、レガシー環境では意外に除去耐性があったりします。
「稲妻」で死ぬものの、「突然の衰微」を受けず、「剣を鍬に」はほとんど意味がありません。
「食物連鎖」が戦場に出ていれば当然無限マナを出せますが、無限マナを出しても使えなかった場合であっても、何回でも蘇ってくるクリーチャーとして活用することが出来ます。
(除去を打たれても食物連鎖で追放することで、改めてプレイすることが出来るからですね)
また、「霧虚ろのグリフィン」専用の優秀なサーチカードがあることも、この勝ち方が多くなる原因となっています。
ちなみにそのカードは、「運命の操作」という、ほぼこのデッキ専用のカードになっています。
Manipulate Fate / 運命の操作 (1)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーからカードを3枚探し、それらを追放する。その後あなたのライブラリーを切り直す。
カードを1枚引く。
はっきり言って、通常のデッキから見ると、ただの紙切れなのですが、このデッキでのみ、とんでもない強さを発揮してくれます。
このカードで「霧虚ろのグリフィン」を3枚追放します。
すると、実質、2マナで、3/3飛行のコンボパーツであるクリーチャーを3枚手札に入れて、さらに追加で1枚ドロー出来るようなものです。
たとえ1枚除去されたり、打ち消されたりしても、さらに後続を用意できるという点で優れていますね。
ということでサンプルレシピの1です。
もっともメジャーな、青緑黒タイプです。
creature [15]
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
3 《激情の共感者/Fierce Empath》
2 《花の壁/Wall of Blossoms》
1 《グリセルブランド/Griselbrand》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1 《霊気撃ち/AEthersnipe》
3 《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
instant [11]
1 《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
4 《Force of Will》
2 《誤った指図/Misdirection》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
sorcery [10]
4 《思案/Ponder》
1 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2 《強迫/Duress》
3 《運命の操作/Manipulate Fate》
enchantment [4]
4 《食物連鎖/Food Chain》
land [20]
2 《Underground Sea》
2 《Tropical Island》
1 《Bayou》
2 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《島/Island》
1 《森/Forest》
1 《沼/Swamp》
60 cards
sideboard:
2 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2 《呪文滑り/Spellskite》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
15 cards
このデッキでは採用していませんが、フィニッシャーとして、「墓所のタイタン」を採用したり、途中のドロー操作として、「熟考漂い/Mulldrifter」や「ワタリガラスの使い魔」を使うこともよく見かけます。
また、2マナクリーチャーとして、壁にもなる、「悪意の大梟」を採用することも多いです。
基本的には壁などで時間を稼ぎ、「食物連鎖」を設置し、クリーチャーをプレイしては追放してマナに変換し、エムラクールかグリセルブランドに繋げる動きになります。
事前に「運命の操作」をプレイしておけば、いつでも「霧虚ろのグリフィン」が使用できるようになるため、よりコンボの安定性が高まります。
ちなみに、昔は、「錯乱した隠遁者」もよく使われていました。
錯乱した隠遁者/Deranged Hermit (3)(緑)(緑)
クリーチャー ― エルフ(Elf) ULG, レア
エコー(3)(緑)(緑)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
錯乱した隠遁者が戦場に出たとき、緑の1/1のリス(Squirrel)・クリーチャー・トークンを4体戦場に出す。
リス・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
1/1
単体で、合計パワー9になることと、食物連鎖が出ている状況では、錯乱した隠遁者本体を追放して6マナ、トークン4体を追放して4マナ出るため、一気に5マナから10マナにステップアップ出来るからです。
同じようなマナ加速方法としては、「帝国の徴募兵」や「戦隊の鷹」という方法もありました。
ただ、「霧虚ろのグリフィン」と、「運命の操作」の組み合わせが出てきてからは、めったに見なくなりましたね。
もう一つは、青緑タイプです。
あまり見ないタイプで、正直レアなデッキタイプです。
ただ、「食物連鎖」を使用したデッキで、この1、2年ほどで、唯一と言ってもいいほど珍しく、大規模大会で優勝したレシピなので、参考までに載せます。
2013年10月27日に行われた、参加者497名のレガシー大会での優勝デッキです。
creatures [19]
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
2 《極楽鳥/Birds of Paradise》
2 《熟考漂い/Mulldrifter》
2 《大祖始/Progenitus》
3 《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
4 《激情の共感者/Fierce Empath》
4 《貴族の教主/Noble Hierarch》
instants [10]
2 《目くらまし/Daze》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《Force of Will》
sorceries [7]
3 《運命の操作/Manipulate Fate》
4 《自然の秩序/Natural Order》
enchantments [4]
4 《食物連鎖/Food Chain》
artifacts [2]
2 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
lands [18]
2 《森/Forest》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4 《島/Island》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《Tropical Island》
サイドボード
3 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《実物提示教育/Show and Tell》
1 《グリセルブランド/Griselbrand》
2 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
2 《全知/Omniscience》
要するに、食物連鎖コンボ+自然の秩序デッキで、さらにサイドボードからは実物提示教育+全知+エムラクールまで入ってくるという、異色のデッキです。
さて、「食物連鎖」デッキですが、基本的に消耗戦になったときに強い構成になっています。
なんせ、ほとんどのクリーチャーが何らかのアドバンテージを取れる能力を持っているからです。
もちろん、その分重いため、もっさりしております。
また、前述した3種類の勝ち方があるため、「食物連鎖」が使えない場面でも、最低限の強さは持っています。
「食物連鎖」「霧虚ろのグリフィン」の2種類さえ入っていれば、食物連鎖デッキと呼ぶことができるため、デッキビルダーによって変化を加える事が出来るのも強みかもしれません。
何にしても、使っていて楽しいデッキだと思います。
レガシーによくあるテンポデッキとは違い、重くてアドの取れるカードを重視した、コンボ一辺倒のデッキではないのも、魅力の一つだと思います。
とはいえ、実際のところ、小さな大会で優勝はちょくちょくあるようですが、大きな大会での優勝は本当に少ないです。それどころか、大きな大会で上位に入ることすら少ないのが現状となっています。
後編では、その理由と、戦い方についてを書きます。
コメント
いや、二番みたいなものですが。
そういえば、想起についてまったく触れていませんでしたね。
ご指摘ありがとうございます。後で追加をしておきますね。
しかもレアな青緑に近い型です。
後編楽しみにしてますー。
リンクさせてください。
マジックあるあるですね。
後編で書こうと思っていたネタでもあります。実際、その間違いって結構多いと思います。実際に見たこともありますし、わかりにくいですもんね。
>エスパーあめさん
こちらこそありがとうございました。長々と付き合って頂いて申し訳ありませんでしたが、非常に嬉しかったです。またぜひよろしくお願いいたします。
>中の人さん
おお。実際の使い手に見ていただくとなかなか恥ずかしいものがありますが・・・
少しでも楽しめるように頑張りますね。
リンクありがとうございます。こちらからもリンクさせていただきますね。