ということで、今日は久しぶりにレガシー大会に参加してきました。

 使用デッキは、UBGpod いわゆる、青黒緑カラーの出産の殻デッキですね。

 前回、UBGカラーのデッキを3つ紹介したのですが、他にもそこそこ有名なデッキタイプがあったので、それを解説がてら使ってみようかと思ったわけです。


 とりあえずレシピ
4 老練の探求者
3 死儀礼のシャーマン
4 悪意の大梟
1 漁る軟泥
1 永遠の証人
1 台所の嫌がらせ屋
1 納墓の総督
1 エレンドラ谷の大魔術師
1 残忍なレッドキャップ
1 叫び大口
1 酸のスライム
1 スラーグ牙
1 墓所のタイタン

4 出産の殻
4 陰謀団式療法
1 繰り返す悪夢
2 破滅的な行為
2 突然の衰微
4 渦巻く知識

2 トロピカルアイランド
2 Bayou
1 アンダーグラウンドシー
1 島
2 沼
4 森
4 霧深い雨林
4 黒緑フェッチ
1 ファイレクシアの塔
1 ヴォルラスの要塞

 というデッキです。

 「ニック・フィット(Nic Fit)」と呼ばれるデッキの亜種ですね。個人的な好みで出産の殻が入ったタイプです。

 ニックフィットとは、要するに「老練の探求者」を使った、基本地形多めのデッキの総称みたいな感じです。スタンで言うと、黒緑ビッグマナみたいな感じかな。
 
 老練の探求者が墓地に落ちれば、それだけで基本地形が2枚アンタップ状態で戦場に出てきます。つまり、多大なマナ加速になるわけですね。
 お互いに土地を出すため、単純なアドとしては失っているように思えますが、基本地形を多くつんでいるデッキはレガシーでは少ないことと、最初からそれを見越して重いマナコストのカードを投入しているニックフィット側が得を出来る場面が多いです。

 そのため、普通ならば入らない、「スラーグ牙」や「墓所のタイタン」を搭載することが出来ます。

 ビッグマナ系デッキだけあって、いわゆるクリーチャー戦には非常に強いです。
 単純に相手よりもマナコストの高いカードを使っているわけですしね。

 
 欠点としては、非常にコンボに弱いことです。
 メインでは陰謀団式療法がよほど上手く働かないと、マグロに近い状況になってしまいがちです。サイド後で色々サイドインしたとしても、やはり構造上不利なのは否めません。


 
 ちなみに、今回の大会では、

1回戦目 対青赤スニークショウ ○☓☓

2回戦目 対青赤バーン ○○

 という感じでした。正直、スニークなどのコンボデッキ相手は絶望的な気分になりますね。


10月29日追記

 このタイプのデッキなのですが、最近ちょくちょく使われて結果を出しています。

 10月に行われた、Starcitygames Open Series: Milwaukeeという、250人参加の大会で、4位になったレシピです。


 21 lands
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《Tropical Island》
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3 《森/Forest》
2 《Bayou》
2 《沼/Swamp》
1 《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
1 《Underground Sea》
1 《島/Island》
1 《汚染された三角州/Polluted Delta》

23 creatures
4 《悪意の大梟/Baleful Strix》
4 《老練の探険者/Veteran Explorer》
3 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
1 《酸のスライム/Acidic Slime》
1 《骨砕き/Bone Shredder》
1 《永遠の証人/Eternal Witness》
1 《ウッド・エルフ/Wood Elves》
1 《スラーグ牙/Thragtusk》
1 《叫び大口/Shriekmaw》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《幻影の像/Phantasmal Image》
1 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1 《墓所のタイタン/Grave Titan》
1 《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》

9 instants and sorceries
4 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《渦まく知識/Brainstorm》
1 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

7 other spells
3 《出産の殻/Birthing Pod》
2 《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare》
2 《破滅的な行為/Pernicious Deed》

sideboard
1 《破滅的な行為/Pernicious Deed》
1 《概念泥棒/Notion Thief》
1 《サディストの催眠術師/Sadistic Hypnotist》
2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
3 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
3 《白鳥の歌/Swan Song》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3 《思考囲い/Thoughtseize》

 基本的にクリーチャーデッキに対してはめっぽう強いため、サイドは対コンボにかたよっています。
 例えばショーテル相手だと、おそらくは8か10枚サイドインするのではないかと思います。
 テーロスのカードも投入されており、非常に面白いですね。

 クリーチャーカードを非常に的確に使えるデッキタイプのため、今後も強化され続けていく、伸びしろのあるデッキだといえるでしょうね。


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