とりあえず、チームアメリカについて書こうと思って筆を取ったわけですが、そのデッキタイプのカラーである、黒青緑のデッキは、大雑把に分けて3種類ありますね。
最初にそれについて説明したほうがいいかなぁ、と思って、まず種類別解説です。
とりあえず今までのまとめ、
http://pendrell.diarynote.jp/201309062125591347/
さて、BUG(黒青緑)カラーのデッキは、大雑把にわけて3種類あります。
まず1つ目、いわゆる、「チームアメリカ(Team America)」と呼ばれるタイプです。
しばらく前から使われているデッキタイプで、新しいカードを追加しながら強さを維持しています。
いわゆるクロックパーミで、バランスが良く、それなりに結果を出しているデッキです。
今でもよく見ますね。
サンプルです
creature [15]
2 《墓忍び/Tombstalker》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
instant [17]
4 《Force of Will》
4 《目くらまし/Daze》
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《四肢切断/Dismember》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
sorcery [8]
4 《思案/Ponder》
4 《Hymn to Tourach》
land [20]
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 《Tropical Island》
4 《Underground Sea》
2 《Bayou》
60 cards
sideboard:
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
3 《被覆/Envelop》
2 《見栄え損ない/Disfigure》
2 《思考囲い/Thoughtseize》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
3 《冬の宝珠/Winter Orb》
3 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
15 cards
1ターン目に、死儀礼or秘密を掘り下げる者をプレイしながら、テンポを取っていきます。
2枚投入されている「墓忍び」が印象深いですね。
実は環境にコレを除去するカードは案外少ないため、相手によっては無類の強さを発揮します。(火力、突然の衰微が効かず、単体除去だと「剣を鍬に」や「名誉回復」か生贄系除去のみ)
高性能のクリーチャーを、カウンターでバックアップするデッキです。
さて、2つ目は、「ダークスレッショルド(Dark Threshold)」というタイプです。
creature [12]
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
instant [26]
2 《見栄え損ない/Disfigure》
3 《呪文嵌め/Spell Snare》
4 《目くらまし/Daze》
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
4 《もみ消し/Stifle》
1 《四肢切断/Dismember》
4 《Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
sorcery [4]
4 《思案/Ponder》
land [18]
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《不毛の大地/Wasteland》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《Tropical Island》
3 《Underground Sea》
60 cards
sideboard:
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 《恐ろしい死/Ghastly Demise》
2 《水没/Submerge》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
2 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
15 cards
いわゆる、カナスレ系デッキです。
「もみ消し」が4枚投入され、軽量呪文ばかりになっています。
使用されるクリーチャーも、「タルモゴイフ」「秘密を掘り下げる者」「敏捷なマングース」と、カナスレとほぼ同じです。
カナスレとの違いとして、黒の除去(特に、突然の衰微)を使用できることが挙げられます。そのため、カナスレよりもアーティファクトやエンチャント耐性は強いです。
ただし、稲妻が使えないため、代わりの1マナ除去として、「見栄え損ない」を使用しています。
強いデッキではあるとは思うのですが、正直に言ってあまり結果は出していないです。
失礼ながら、どうしてもカナスレを超えられていない印象を受けます。
戦い方、対策としては、カナスレ対策を参考にしてもらえれば良いかと思います。
3つ目。
最後に、だんだん使用者が増えてきている、「BUG続唱(BUG Cascade)」です。
23land
2 《Bayou》
2 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《Tropical Island》
4 《Underground Sea》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3 《不毛の大地/Wasteland》
16creature
4 《悪意の大梟/Baleful Strix》
4 《断片無き工作員/Shardless Agent》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
21spell
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《Force of Will》
4 《祖先の幻視/Ancestral Vision》
4 《Hymn to Tourach》
1 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
15sideboard
2 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《概念泥棒/Notion Thief》
2 《秘儀の研究室/Arcane Laboratory》
3 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《Force of Will》
2 《水没/Submerge》
1 《壌土からの生命/Life from the Loam》
2 《虐殺/Massacre》
大きな特徴は、「断片無き工作員」の採用です。
コレ自体は、3マナ2/2に続唱が付いているだけなのですが、確実にアドが取れること、特殊なスペル(祖先の幻視)を使用できることが特徴です。
「祖先の幻視」は、通常は待機のみでしかプレイできないため、ほとんどのレガシーデッキでは採用されません。しかし、続唱でめくった場合には、即座にプレイできるため、非常に強力なスペルになります。
他に採用しているカードも、アドを取れる事を重視した選択になっています。
重いマナコストの呪文も多くなっており、中長期的に戦うデッキになっています。
逆に、打ち消し呪文は少なく、このサンプルでは「Force of Wil」を2枚入れていますが、0枚にしているタイプもあります。
なぜなら、ひたすらアドを取って相手を圧倒するのが勝ち筋のため、アドを失ってしまう「Force of Wil」とは相性がそれほど良くないからです。
しかし、その分メインではコンボ系などに弱くなっており、サイドからコンボ対策をたくさん投入してフォローする構成になっています。
さて、これらの3種類のデッキタイプがあります。
ざっくりとした解説で申し訳ありません。知っておられる方も多かったと思います。
次に、チームアメリカ相手に絞った話を書こうと思います。
最初にそれについて説明したほうがいいかなぁ、と思って、まず種類別解説です。
とりあえず今までのまとめ、
http://pendrell.diarynote.jp/201309062125591347/
さて、BUG(黒青緑)カラーのデッキは、大雑把にわけて3種類あります。
まず1つ目、いわゆる、「チームアメリカ(Team America)」と呼ばれるタイプです。
しばらく前から使われているデッキタイプで、新しいカードを追加しながら強さを維持しています。
いわゆるクロックパーミで、バランスが良く、それなりに結果を出しているデッキです。
今でもよく見ますね。
サンプルです
creature [15]
2 《墓忍び/Tombstalker》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
instant [17]
4 《Force of Will》
4 《目くらまし/Daze》
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《四肢切断/Dismember》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
sorcery [8]
4 《思案/Ponder》
4 《Hymn to Tourach》
land [20]
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 《Tropical Island》
4 《Underground Sea》
2 《Bayou》
60 cards
sideboard:
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
3 《被覆/Envelop》
2 《見栄え損ない/Disfigure》
2 《思考囲い/Thoughtseize》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
3 《冬の宝珠/Winter Orb》
3 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
15 cards
1ターン目に、死儀礼or秘密を掘り下げる者をプレイしながら、テンポを取っていきます。
2枚投入されている「墓忍び」が印象深いですね。
実は環境にコレを除去するカードは案外少ないため、相手によっては無類の強さを発揮します。(火力、突然の衰微が効かず、単体除去だと「剣を鍬に」や「名誉回復」か生贄系除去のみ)
高性能のクリーチャーを、カウンターでバックアップするデッキです。
さて、2つ目は、「ダークスレッショルド(Dark Threshold)」というタイプです。
creature [12]
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
instant [26]
2 《見栄え損ない/Disfigure》
3 《呪文嵌め/Spell Snare》
4 《目くらまし/Daze》
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
4 《もみ消し/Stifle》
1 《四肢切断/Dismember》
4 《Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
sorcery [4]
4 《思案/Ponder》
land [18]
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《不毛の大地/Wasteland》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《Tropical Island》
3 《Underground Sea》
60 cards
sideboard:
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 《恐ろしい死/Ghastly Demise》
2 《水没/Submerge》
2 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
2 《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
15 cards
いわゆる、カナスレ系デッキです。
「もみ消し」が4枚投入され、軽量呪文ばかりになっています。
使用されるクリーチャーも、「タルモゴイフ」「秘密を掘り下げる者」「敏捷なマングース」と、カナスレとほぼ同じです。
カナスレとの違いとして、黒の除去(特に、突然の衰微)を使用できることが挙げられます。そのため、カナスレよりもアーティファクトやエンチャント耐性は強いです。
ただし、稲妻が使えないため、代わりの1マナ除去として、「見栄え損ない」を使用しています。
強いデッキではあるとは思うのですが、正直に言ってあまり結果は出していないです。
失礼ながら、どうしてもカナスレを超えられていない印象を受けます。
戦い方、対策としては、カナスレ対策を参考にしてもらえれば良いかと思います。
3つ目。
最後に、だんだん使用者が増えてきている、「BUG続唱(BUG Cascade)」です。
23land
2 《Bayou》
2 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《Tropical Island》
4 《Underground Sea》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3 《不毛の大地/Wasteland》
16creature
4 《悪意の大梟/Baleful Strix》
4 《断片無き工作員/Shardless Agent》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
21spell
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《突然の衰微/Abrupt Decay》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《Force of Will》
4 《祖先の幻視/Ancestral Vision》
4 《Hymn to Tourach》
1 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
15sideboard
2 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《概念泥棒/Notion Thief》
2 《秘儀の研究室/Arcane Laboratory》
3 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《Force of Will》
2 《水没/Submerge》
1 《壌土からの生命/Life from the Loam》
2 《虐殺/Massacre》
大きな特徴は、「断片無き工作員」の採用です。
コレ自体は、3マナ2/2に続唱が付いているだけなのですが、確実にアドが取れること、特殊なスペル(祖先の幻視)を使用できることが特徴です。
「祖先の幻視」は、通常は待機のみでしかプレイできないため、ほとんどのレガシーデッキでは採用されません。しかし、続唱でめくった場合には、即座にプレイできるため、非常に強力なスペルになります。
他に採用しているカードも、アドを取れる事を重視した選択になっています。
重いマナコストの呪文も多くなっており、中長期的に戦うデッキになっています。
逆に、打ち消し呪文は少なく、このサンプルでは「Force of Wil」を2枚入れていますが、0枚にしているタイプもあります。
なぜなら、ひたすらアドを取って相手を圧倒するのが勝ち筋のため、アドを失ってしまう「Force of Wil」とは相性がそれほど良くないからです。
しかし、その分メインではコンボ系などに弱くなっており、サイドからコンボ対策をたくさん投入してフォローする構成になっています。
さて、これらの3種類のデッキタイプがあります。
ざっくりとした解説で申し訳ありません。知っておられる方も多かったと思います。
次に、チームアメリカ相手に絞った話を書こうと思います。
コメント
墓忍びはカナスレ等相手に着地できれば非常に強いと思うのです…。
あのサイズで2T目に出てくる事も多々あってびっくりしますw
(GPでBUG使用者の感想
ここ最近レガシーをはじめたのでデッキ解説や対策が本当に参考になっています。
よろしければリンクお願い致します。
続唱は結局出てくる物自体は対処可能なのが多いですが、墓忍びはキツイ……。
ありがとうございます。
期待に添えるかはわかりませんが、書かせていただきます。
墓忍びは強いですね。ホントに相手によっては無双出来るカードですね。
>いろはす(黒色水蓮)さん
あれは強い。キーカードと言えるかもしれませんね。
暗黒の儀式を使えば2ターン目も可能なのは強みですね。
>全知からりらっくまさん
リンクありがとうございます。こちらからもリンクさせていただきました。
解説が少しでも参考になればとても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。
>キツネさん
そうですね。実際一番コンスタントに結果を出しているのはチメリカっぽい感じです。
墓忍びのような火力と衰微が効かないカードは強いですね。チメリカ以外で使われる事は少ないため、メタの隙間をついている感じです。
もっとも、相手のデッキによっては無用の長物になってしまう欠点があるのが難ではありますが・・・それでも、おおむね強い良いカードですね。
>名字が平凡さん
実際アレは強いです。いわゆる長期的なアド勝負になったら勝ち目は低いです。
そのため、BUG続唱側がとってくるアドをくつがえす手段で戦うのが一番です。
例えば、罰する火があれば、それだけで相手のタルモゴイフ以外は防ぐことができますし、「墓忍び」や「シガルダ」、「墓所のタイタン」みたいな除去されづらくて高打点なカードを着地させられれば勝算が出てきます。
また、コンボ系ならばアドに関係なく勝負を挑めるのでメインは有利に戦えます。サイド後はしんどいですが。
とにかく、相手の土俵で戦ったらしんどいので、単純な消耗戦を挑むのではなく、純粋なアド勝負とは違う方法で戦う必要があるのではないでしょうか。