レガシー初心者向けのデッキ解説まとめ
http://pendrell.diarynote.jp/201306212222208796/
先日、対ドラゴンストンピィ(Dragon Stompy)について書きました。
http://pendrell.diarynote.jp/201307302252594386/
その中で、ドラゴンストンピィには2種類あるという話を少し書きましたが、それが今回のデッキです。
通常のドラゴンストンピィとは違い、「鉤爪のジィーリーラン」を根幹にしたドラゴンデッキです。
そのため、ドラゴンストンピィという名称の他に、「ジィーリィーランストンピィ」とも呼ばれています。
DN上だと、「オサダクラッシュ」と呼ばれていることもあるようですね。非常にカッコいいネーミングです。
とはいえ、ジィーリーランを使うといっても、ドラゴンだけだとカードパワーが足りないため、「業火のタイタン」、「ワームとぐろエンジン」といった純粋に強い高マナカードも採用しています。
基本的な動きはドラゴンストンピィと同じで、マナ加速から致命的なカードをプレイし、勝負をつける、という戦い方です。
違いとしては、「血染めの月」のメイン採用率がやや低く、妨害手段としては「虚空の杯」のみの場合が多いです。その代わり、「騙し討ち」といった、対処されなければゲームが終わるカードを採用しています。
ではサンプルレシピです。
main deck
12 《山/Mountain》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2 《裏切り者の都/City of Traitors》
1 《水晶鉱脈/Crystal Vein》
3 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
22 lands
4 《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》
1 《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》
1 《マルフェゴール/Malfegor》
1 《ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant》
1 《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
1 《雷のドラゴン/Thunder Dragon》
4 《業火のタイタン/Inferno Titan》
4 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
3 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
20 creatures
2 《煮えたぎる歌/Seething Song》
3 《騙し討ち/Sneak Attack》
3 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《厳かなモノリス/Grim Monolith》
2 《連合の秘宝/Coalition Relic》
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
18 spells
サイドボード
1 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
3 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
4 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
3 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《火山の流弾/Volcanic Fallout》
2 《紅蓮地獄/Pyroclasm》
基本的な形は同じですが、「騙し討ち」「鉤爪のジィーリーラン」の2種類のどちらかを戦場に出すことによって、勝負をつけます。
ただし、純粋にマナ加速から「業火のタイタン」「ワームとぐろエンジン」を出すだけで勝負が着くことも多々あります。「剣を鍬に」が無ければ「ワームとぐろエンジン」を対処することは困難ですしね。
手札に来てしまった高マナカードについては、「騙し討ち」で直接場に出すのですが、ショーテルとは違い、エムラクールやグリセルブランドは入っていません。そのため、一撃必殺的な動きは出来ません。しかし、「業火のタイタン」ならば、着地+アタックで6点ダメージを振り分け+本体6点+パンプアップによって、相手のライフを一気に減らすことも出来ます。
「ワームとぐろエンジン」でも本体6点+ライフゲイン+ターンエンドの生贄でトークン2体と強力です。
まt,あグリセルブランドを無理やり入れたレシピも存在しますが、ショーテルと違って「騙し討ち」以外の手段で出すことが出来ない上に、素だしも不可能なため、安定感がとても下がります。
他のクリーチャーに関しては、「鉤爪のジィーリーラン」によってサーチしてきます。
これは状況に応じて選択できるため非常に強力です。
相手がコントロールやコンボ系ならば、「ニコル・ボーラス」によって手札を空にすることができます。
ビートダウン相手ならば、「雷のドラゴン」で地上クリーチャー全てに3点ダメージ、もしくは「ボガーダンのヘルカイト」の5点振り分けによって戦線を壊滅させることが出来ます。
また、デメリットはありますが、「マルフェゴール」を持ってくれば「エムラクール」だろうと「大祖始」だろうと除去することが出来ます。
相手に妨害手段がなければ、「ドラゴンの暴君」によって一撃必殺も可能です。
二段攻撃のため、おおむ3点パンプアップすれば18点ダメージで一撃死を狙えます。
そのため、「鉤爪のジィーリーラン」が生き残ってしまえば、ゲームが終わったと言えます。
一応タフネス4のため、自分の「雷のドラゴン」でも死にませんし、火力耐性がちょっとあります。
とはいえ、「剣を鍬に」には無力なため、メインから「虚空の杯」を4枚積みしているわけですね。
ちなみに、細かいテクニックではありますが、「鉤爪のジィーリィーラン」「騙し討ち」で出したクリーチャーは、どちらもターン終了ステップの開始時に、「追放」「生贄」となっています。
そのため、相手のターン終了ステップ中に出しておけば、次の自分のターン終了ステップの開始時まで生き残らせることができます。
それほど使うことはないですが、計2体出して一撃で相手を倒したり、パンプアップ用のマナが足りない時に使ったりも出来ます。(ドラゴンの暴君はアップキープコストがあるため注意)
とにかくド派手で、一見非常に強力なデッキなのですが、やはり欠点がいくつかあります。
ドロー呪文がなく、マナ加速カードなどの偏りが大きいため、簡単に事故を起こします。
また、序盤に業火のタイタンなどをプレイするためには、マナ加速カードを消費する必要があるため、初動を妨害されると立ち直るのに時間がかかります。
いくら2マナランドをつんでいるとはいえ、6マナ以上のクリーチャーを出すのは大変ですしね。
そのため、基本的にはドラゴンストンピィの欠点をそのまま持っています。
一応ドラゴンストンピィとは違って「魂の洞窟」でクリーチャーへの打ち消し耐性をつけてはいますが、単純にクリーチャーを出すだけでは除去されてお終いなことが多いですしね。
ドラゴンストンピィとの違いとしては、派手さですね。
ドラゴンストンピィ自体が初動からガンガン動くため派手なのですが、こちらは「鉤爪のジィーリーラン」と「騙し討ち」のため、さらに派手な動きをします。
また、マナさえ伸びれば、引いたクリーチャーを出していくだけで相手を倒せることがあります。クリーチャー自体は、出れば強いカードのオンパレードですしね。
その代わり、クリーチャーが多くなる関係上、メインに妨害カードを多くつめないため、1戦目先手1ターン目に「血染めの月」で完封、とか、1ターン目三なる宝球で一時的にロック、という動きが難しいです。
多色デッキに対しては、サイド後からはまず間違いなく「血染めの月」が入ってきます。
しかし、逆に言うとメインには入っていないため、1戦目でいきなりマナを縛られて即死、ということが少なく、多色デッキにとっては通常のドラゴンストンピィよりも優位に戦える点でもあります。
デッキ自体の使用者自体は少なく、あまり海外で結果を出しているデッキタイプではありません。
しかし、非常にかっこ良く、独特の動きをするため、根強い愛好者は存在します。
DNのリンクしている方でも、実際に結果を出しておられる方も見えますしね。
そのため、心の片隅にでもおいておくと良いかもしれません。
http://pendrell.diarynote.jp/201306212222208796/
先日、対ドラゴンストンピィ(Dragon Stompy)について書きました。
http://pendrell.diarynote.jp/201307302252594386/
その中で、ドラゴンストンピィには2種類あるという話を少し書きましたが、それが今回のデッキです。
通常のドラゴンストンピィとは違い、「鉤爪のジィーリーラン」を根幹にしたドラゴンデッキです。
そのため、ドラゴンストンピィという名称の他に、「ジィーリィーランストンピィ」とも呼ばれています。
DN上だと、「オサダクラッシュ」と呼ばれていることもあるようですね。非常にカッコいいネーミングです。
とはいえ、ジィーリーランを使うといっても、ドラゴンだけだとカードパワーが足りないため、「業火のタイタン」、「ワームとぐろエンジン」といった純粋に強い高マナカードも採用しています。
基本的な動きはドラゴンストンピィと同じで、マナ加速から致命的なカードをプレイし、勝負をつける、という戦い方です。
違いとしては、「血染めの月」のメイン採用率がやや低く、妨害手段としては「虚空の杯」のみの場合が多いです。その代わり、「騙し討ち」といった、対処されなければゲームが終わるカードを採用しています。
ではサンプルレシピです。
main deck
12 《山/Mountain》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2 《裏切り者の都/City of Traitors》
1 《水晶鉱脈/Crystal Vein》
3 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
22 lands
4 《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》
1 《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》
1 《マルフェゴール/Malfegor》
1 《ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant》
1 《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
1 《雷のドラゴン/Thunder Dragon》
4 《業火のタイタン/Inferno Titan》
4 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
3 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
20 creatures
2 《煮えたぎる歌/Seething Song》
3 《騙し討ち/Sneak Attack》
3 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《厳かなモノリス/Grim Monolith》
2 《連合の秘宝/Coalition Relic》
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
18 spells
サイドボード
1 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
3 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
4 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
3 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《火山の流弾/Volcanic Fallout》
2 《紅蓮地獄/Pyroclasm》
基本的な形は同じですが、「騙し討ち」「鉤爪のジィーリーラン」の2種類のどちらかを戦場に出すことによって、勝負をつけます。
ただし、純粋にマナ加速から「業火のタイタン」「ワームとぐろエンジン」を出すだけで勝負が着くことも多々あります。「剣を鍬に」が無ければ「ワームとぐろエンジン」を対処することは困難ですしね。
手札に来てしまった高マナカードについては、「騙し討ち」で直接場に出すのですが、ショーテルとは違い、エムラクールやグリセルブランドは入っていません。そのため、一撃必殺的な動きは出来ません。しかし、「業火のタイタン」ならば、着地+アタックで6点ダメージを振り分け+本体6点+パンプアップによって、相手のライフを一気に減らすことも出来ます。
「ワームとぐろエンジン」でも本体6点+ライフゲイン+ターンエンドの生贄でトークン2体と強力です。
まt,あグリセルブランドを無理やり入れたレシピも存在しますが、ショーテルと違って「騙し討ち」以外の手段で出すことが出来ない上に、素だしも不可能なため、安定感がとても下がります。
他のクリーチャーに関しては、「鉤爪のジィーリーラン」によってサーチしてきます。
これは状況に応じて選択できるため非常に強力です。
相手がコントロールやコンボ系ならば、「ニコル・ボーラス」によって手札を空にすることができます。
ビートダウン相手ならば、「雷のドラゴン」で地上クリーチャー全てに3点ダメージ、もしくは「ボガーダンのヘルカイト」の5点振り分けによって戦線を壊滅させることが出来ます。
また、デメリットはありますが、「マルフェゴール」を持ってくれば「エムラクール」だろうと「大祖始」だろうと除去することが出来ます。
相手に妨害手段がなければ、「ドラゴンの暴君」によって一撃必殺も可能です。
二段攻撃のため、おおむ3点パンプアップすれば18点ダメージで一撃死を狙えます。
そのため、「鉤爪のジィーリーラン」が生き残ってしまえば、ゲームが終わったと言えます。
一応タフネス4のため、自分の「雷のドラゴン」でも死にませんし、火力耐性がちょっとあります。
とはいえ、「剣を鍬に」には無力なため、メインから「虚空の杯」を4枚積みしているわけですね。
ちなみに、細かいテクニックではありますが、「鉤爪のジィーリィーラン」「騙し討ち」で出したクリーチャーは、どちらもターン終了ステップの開始時に、「追放」「生贄」となっています。
そのため、相手のターン終了ステップ中に出しておけば、次の自分のターン終了ステップの開始時まで生き残らせることができます。
それほど使うことはないですが、計2体出して一撃で相手を倒したり、パンプアップ用のマナが足りない時に使ったりも出来ます。(ドラゴンの暴君はアップキープコストがあるため注意)
とにかくド派手で、一見非常に強力なデッキなのですが、やはり欠点がいくつかあります。
ドロー呪文がなく、マナ加速カードなどの偏りが大きいため、簡単に事故を起こします。
また、序盤に業火のタイタンなどをプレイするためには、マナ加速カードを消費する必要があるため、初動を妨害されると立ち直るのに時間がかかります。
いくら2マナランドをつんでいるとはいえ、6マナ以上のクリーチャーを出すのは大変ですしね。
そのため、基本的にはドラゴンストンピィの欠点をそのまま持っています。
一応ドラゴンストンピィとは違って「魂の洞窟」でクリーチャーへの打ち消し耐性をつけてはいますが、単純にクリーチャーを出すだけでは除去されてお終いなことが多いですしね。
ドラゴンストンピィとの違いとしては、派手さですね。
ドラゴンストンピィ自体が初動からガンガン動くため派手なのですが、こちらは「鉤爪のジィーリーラン」と「騙し討ち」のため、さらに派手な動きをします。
また、マナさえ伸びれば、引いたクリーチャーを出していくだけで相手を倒せることがあります。クリーチャー自体は、出れば強いカードのオンパレードですしね。
その代わり、クリーチャーが多くなる関係上、メインに妨害カードを多くつめないため、1戦目先手1ターン目に「血染めの月」で完封、とか、1ターン目三なる宝球で一時的にロック、という動きが難しいです。
多色デッキに対しては、サイド後からはまず間違いなく「血染めの月」が入ってきます。
しかし、逆に言うとメインには入っていないため、1戦目でいきなりマナを縛られて即死、ということが少なく、多色デッキにとっては通常のドラゴンストンピィよりも優位に戦える点でもあります。
デッキ自体の使用者自体は少なく、あまり海外で結果を出しているデッキタイプではありません。
しかし、非常にかっこ良く、独特の動きをするため、根強い愛好者は存在します。
DNのリンクしている方でも、実際に結果を出しておられる方も見えますしね。
そのため、心の片隅にでもおいておくと良いかもしれません。
コメント
私もそう思います。でもカッコいいですよねw
昔、ジィーリーランストンピィを使って、さわけんさんにコテンパンにされまくったのは良い思い出です。あの時に諦めてデッキを解体した覚えがあります。
出来れば、対策はして欲しくないですが、気がついた事をいくつか。
まず魂の洞窟ですが、実はクリーチャータイプが、巨人(赤タイタン)、ワーム(ワームとぐろエンジン)、ヴィーアシーノ・シャーマン(鉤爪のジィーリィーラン)、ドラゴン(他ドラゴン)と実は結構バラバラなこと、Zirilanの起動に赤のダブルシンボルが必要なこと、騙し討ちが起動しにくいこととデメリットも多いので、実は採用しにくいです。(実際自分は採用していないです。)
次に騙し討ちのテクニックの事ですが、赤シンボルが2つしかない時に、相手のエンド時に騙し討ちからZirilanを出せば、自分のターンに起動する事が出来るので、そういう時に使う事が多いです。
後、災火のドラゴンとヘルカイトの暴君、雷口のヘルカイトも採用率が高いドラゴンだと思います。
よく存じておりますw
実際、ZirilanさんのDNを参考に書かせていただきました。感謝しております。
魂の洞窟についてはそのとおりだと思います。ただ、最近結果を出したレシピで採用していなかったレシピが見当たらなかったため、そのまま採用しているレシピをサンプルとしてあげました。個人的には洞窟は嫌いです。
騙し討ちのテクニックについてなど、細かく教えて下さりありがとうございます。非常に助かります。
今後ともぜひよろしくお願いします。