レガシー初心者向けのデッキ解説まとめ
http://pendrell.diarynote.jp/201306212222208796/
例のごとく、前編が解説+紹介、後編がサイド+対策になります。
今回は、ドラゴンストンピィが2種類あるため、ちょっと変わるかもしれません。
ということで、久々にデッキ解説等です。
先日、大会で対戦したドラゴンストンピィ使いから、刺激と要請っぽいものを受け、書くことにしました。
ちなみに、フレンドのあめさんオススメ東方動画
レミリア(ダークデプス)vsうどんげ(ドラゴンストンピィ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20121133
まあ、大雑把に言ってこんな感じの動きのデッキです。
ともあれ、サンプルレシピです。
まず、海外の大会で、ベスト8に入ったデッキです。
このタイプが、おそらくドラゴンストンピィ的なイメージにそったタイプだと思います。
maindeck
creature [17]
3 《溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon》
3 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
3 《ラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragon》
4 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
enchantment [4]
4 《血染めの月/Blood Moon》
artifact [18]
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
2 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
planeswalker [3]
3 《槌のコス/Koth of the Hammer》
land [18]
10 《山/Mountain》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4 《裏切り者の都/City of Traitors》
sideboard
2 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
4 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
3 《破壊放題/Shattering Spree》
基本的な動きとしては、「金属モックス」or「猿人の指導霊」+「古えの墳墓」or「裏切り者の都」により、1ターン目に3マナを生み出します。
その3マナで、「血染めの月」or「月の大魔術師」による色マナを拘束して動けなくするか、「三なる宝球」により単純にマナを拘束して序盤に動けなくします。
もしくは、2マナランドから「虚空の杯」X=1で設置して相手の1マナスペルを防ぎます。
そして、「ラクドスの地獄ドラゴン」「溶鉄鋼のドラゴン」といった軽コストながら高打点のクリーチャーを使い、さっさと相手を殴り倒します。
フィニッシャーは使い手のセンスによって色々変わってきますが、代表的なものだと。「憤怒の天使アクローマ」や「槌のコス」といったものが挙げられます。
ともあれ、どのタイプにしても、序盤に3マナを生み出してマナ拘束or2マナランドから虚空の杯、という動きが基本です。
実際、レガシー環境では、先手1ターン目に血染めの月を出されてしまうと、「Force of Will」で打ち消せない限りゲームエンド、となるデッキがたくさんいます。
また、フィニッシャーもマナコストが多いため、出てしまえば強力で、除去できなければ簡単に相手を打ち倒すことができます。
ラクドスの地獄ドラゴン・・・暴勇状態であれば2マナ使って2点パンプ+2段攻撃で10点ダメージ。2回殴れば即死ですし、7点パンプ出来れば一撃で即死です。
他に採用されやすいクリーチャーとしては、
「ギャサンの略奪者」「弧炎撒き」「雄牛のやっかいもの」などがありますね。
また、「ファイレクシアの破棄者」については、どのタイプでもおおむね3~4枚は採用されています。死儀礼のシャーマンを防いだり、様々なカードに効くため便利ですね。
除去されやすい欠点は、相手のマナを拘束するという方法でカバーしているようです。
ちなみに、非常に残念なことなのですが、現在はドラゴンストンピィはやや下火です。
とはいえ、大きな大会に出れば、1,2人はいます。
強い勝ちパターンがあることと、わかりやすいところ、かっこ良さ、などから、一定の根強い愛好者が存在するからです。
実際、1ターン目に「血染めの月」や「三なる宝球」をはれれば間違いなく強いです。ただ・・・色々弱点もあるため、なかなか勝ちきれないようです。その辺りについては後編で説明します。
また、「ドラゴン自体があまり強くないから」という身も蓋もない理由もあるようです。
最近では「雷口のヘルカイト」が期待の星ではありますが、おおむね他の種族のクリーチャーの方が強いことが多いようです。残念なことです。
ちなみに、1ターン目に3マナを生み出すという動き自体は同じで、ドラゴンではなく狼を採用したデッキもあるようです。海外では、「Wolf Stompy」と呼ばれることもあるようです。
ということでせっかくなのでサンプルです。
maindeck
creature [23]
4 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
1 《なだれ乗り/Avalanche Riders》
4 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4 《ハンウィアーの砦守り/Hanweir Watchkeep》
4 《扇動する集団/Instigator Gang》
2 《ラッカ・マー/Rakka Mar》
instant [1]
1 《四肢切断/Dismember》
sorcery [1]
1 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
enchantment [4]
4 《血染めの月/Blood Moon》
artifact [11]
3 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《三なる宝球/Trinisphere》
land [20]
8 《山/Mountain》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《裏切り者の都/City of Traitors》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
sideboard
1 《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
4 《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1 《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
1 《粉々/Smash to Smithereens》
2 《四肢切断/Dismember》
1 《破壊的脈動/Shattering Pulse》
基本的なところは最初に載せたドラゴンストンピィと同じです。
採用されているクリーチャーの基本が、
「ハンウィアーの砦守り」
「扇動する集団」
となっているだけです。ドラゴンストンピィのデッキの構造上、この2種類が強く運用できるから、という理由のようです。
というのも、ドラゴンストンピィは手札を一気に消費して相手の動きを束縛するため、お互いに何も出来ないターンができやすいです。そのため、他のデッキよりも変身させやすいという利点があるからです。
「ハンウィアーの砦守り」・・・3マナ1/5で変身すると5/5。稲妻が効かない。
「扇動する集団」・・・実質3マナ3/3ではあるが、変身すれば8/5トランプル。
という能力で、変身さえ出来れば高打点が期待できるからですね。
ともあれ、このデッキもドラゴンストンピィと基本的に変わらないため、対策に関しても同じですね。
後編に続きます。
http://pendrell.diarynote.jp/201306212222208796/
例のごとく、前編が解説+紹介、後編がサイド+対策になります。
今回は、ドラゴンストンピィが2種類あるため、ちょっと変わるかもしれません。
ということで、久々にデッキ解説等です。
先日、大会で対戦したドラゴンストンピィ使いから、刺激と要請っぽいものを受け、書くことにしました。
ちなみに、フレンドのあめさんオススメ東方動画
レミリア(ダークデプス)vsうどんげ(ドラゴンストンピィ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20121133
まあ、大雑把に言ってこんな感じの動きのデッキです。
ともあれ、サンプルレシピです。
まず、海外の大会で、ベスト8に入ったデッキです。
このタイプが、おそらくドラゴンストンピィ的なイメージにそったタイプだと思います。
maindeck
creature [17]
3 《溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon》
3 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
3 《ラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragon》
4 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
enchantment [4]
4 《血染めの月/Blood Moon》
artifact [18]
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
2 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
planeswalker [3]
3 《槌のコス/Koth of the Hammer》
land [18]
10 《山/Mountain》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4 《裏切り者の都/City of Traitors》
sideboard
2 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
4 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
3 《破壊放題/Shattering Spree》
基本的な動きとしては、「金属モックス」or「猿人の指導霊」+「古えの墳墓」or「裏切り者の都」により、1ターン目に3マナを生み出します。
その3マナで、「血染めの月」or「月の大魔術師」による色マナを拘束して動けなくするか、「三なる宝球」により単純にマナを拘束して序盤に動けなくします。
もしくは、2マナランドから「虚空の杯」X=1で設置して相手の1マナスペルを防ぎます。
そして、「ラクドスの地獄ドラゴン」「溶鉄鋼のドラゴン」といった軽コストながら高打点のクリーチャーを使い、さっさと相手を殴り倒します。
フィニッシャーは使い手のセンスによって色々変わってきますが、代表的なものだと。「憤怒の天使アクローマ」や「槌のコス」といったものが挙げられます。
ともあれ、どのタイプにしても、序盤に3マナを生み出してマナ拘束or2マナランドから虚空の杯、という動きが基本です。
実際、レガシー環境では、先手1ターン目に血染めの月を出されてしまうと、「Force of Will」で打ち消せない限りゲームエンド、となるデッキがたくさんいます。
また、フィニッシャーもマナコストが多いため、出てしまえば強力で、除去できなければ簡単に相手を打ち倒すことができます。
ラクドスの地獄ドラゴン・・・暴勇状態であれば2マナ使って2点パンプ+2段攻撃で10点ダメージ。2回殴れば即死ですし、7点パンプ出来れば一撃で即死です。
他に採用されやすいクリーチャーとしては、
「ギャサンの略奪者」「弧炎撒き」「雄牛のやっかいもの」などがありますね。
また、「ファイレクシアの破棄者」については、どのタイプでもおおむね3~4枚は採用されています。死儀礼のシャーマンを防いだり、様々なカードに効くため便利ですね。
除去されやすい欠点は、相手のマナを拘束するという方法でカバーしているようです。
ちなみに、非常に残念なことなのですが、現在はドラゴンストンピィはやや下火です。
とはいえ、大きな大会に出れば、1,2人はいます。
強い勝ちパターンがあることと、わかりやすいところ、かっこ良さ、などから、一定の根強い愛好者が存在するからです。
実際、1ターン目に「血染めの月」や「三なる宝球」をはれれば間違いなく強いです。ただ・・・色々弱点もあるため、なかなか勝ちきれないようです。その辺りについては後編で説明します。
また、「ドラゴン自体があまり強くないから」という身も蓋もない理由もあるようです。
最近では「雷口のヘルカイト」が期待の星ではありますが、おおむね他の種族のクリーチャーの方が強いことが多いようです。残念なことです。
ちなみに、1ターン目に3マナを生み出すという動き自体は同じで、ドラゴンではなく狼を採用したデッキもあるようです。海外では、「Wolf Stompy」と呼ばれることもあるようです。
ということでせっかくなのでサンプルです。
maindeck
creature [23]
4 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
1 《なだれ乗り/Avalanche Riders》
4 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4 《ハンウィアーの砦守り/Hanweir Watchkeep》
4 《扇動する集団/Instigator Gang》
2 《ラッカ・マー/Rakka Mar》
instant [1]
1 《四肢切断/Dismember》
sorcery [1]
1 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
enchantment [4]
4 《血染めの月/Blood Moon》
artifact [11]
3 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《三なる宝球/Trinisphere》
land [20]
8 《山/Mountain》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《裏切り者の都/City of Traitors》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
sideboard
1 《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
4 《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1 《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
1 《粉々/Smash to Smithereens》
2 《四肢切断/Dismember》
1 《破壊的脈動/Shattering Pulse》
基本的なところは最初に載せたドラゴンストンピィと同じです。
採用されているクリーチャーの基本が、
「ハンウィアーの砦守り」
「扇動する集団」
となっているだけです。ドラゴンストンピィのデッキの構造上、この2種類が強く運用できるから、という理由のようです。
というのも、ドラゴンストンピィは手札を一気に消費して相手の動きを束縛するため、お互いに何も出来ないターンができやすいです。そのため、他のデッキよりも変身させやすいという利点があるからです。
「ハンウィアーの砦守り」・・・3マナ1/5で変身すると5/5。稲妻が効かない。
「扇動する集団」・・・実質3マナ3/3ではあるが、変身すれば8/5トランプル。
という能力で、変身さえ出来れば高打点が期待できるからですね。
ともあれ、このデッキもドラゴンストンピィと基本的に変わらないため、対策に関しても同じですね。
後編に続きます。
コメント
ホモ向けでクッソ汚いですがこの動画もドラゴンストンピィ、と言うかwerewolfストンピィの解説としては最適かと(宣伝)
ただ、解説のようにドラゴンが抜けたことで飛行がいなくなるのはありがたいことなのかも。魔の1T目さえ抜ければ抹消者が蹂躙してくれる…!!
レガシーのデッキ解説を探していたらここに行き着きました。
非常に参考になり、これからも参考にしたいと感じたのでリンクさせて頂きました!
なんじゃこりゃ、変なキャラばっかりだな・・・と思いながら見ていたら、思いのほか熱くて面白かったです。赤単使いの野獣さんを応援したくなりました。なんで裸なのかさっぱりだけど・・・w
>神無月 道さん
基本的には火力でどけるしかないわけだから、抹消者は特攻ですね。サイドに「混沌のねじれ」を採用していなければ、出すだけで勝負がつくと思います。
赤単としては、血染め系が効かない相手とはスゴイ戦いたくないですねw
>マシューさん
初めまして。リンクありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。今後もこういう内容を書いていきますので、よろしくお願いいたします。