今回は、親和についてです。
親和というと、モダンで大活躍しているデッキですが、レガシーでも一定数存在します。
また、ちょくちょく結果を出しているデッキもあり、なかなか侮れないデッキタイプです。
・・・値段的にもリーズナブルですしね。
基本的な構成については、ほとんどモダンと同じです。
モダンの時点で、どれだけ親和が強いのかっていうレベルですね。
レガシーとモダンで違う点はいくつかありますが、まず一番大きな点として、メタが違います。
モダンでは、親和に当たることは想定してサイドを組む必要があるため、様々な対策がつまれていますが、レガシーで親和を目の敵にしたデッキというのはまず見かけません。それが大きな利点となっています。
使えるカードについても、モダンで禁止カードになっている、アーティファクトランドや石鍛冶の神秘家が使用出来るため、より安定性や爆発力が増しています。
実際に使ってみると、モダンよりも遥かに安定し、強くなっていることがわかります。
ということで、まずサンプルレシピです。
creature [21]
4 《メムナイト/Memnite》
4 《刻まれた勇者/Etched Champion》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2 《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
4 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
3 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
sorcery [7]
3 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《物読み/Thoughtcast》
artifact [12] (全て合わせると、40枚)
3 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4 《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
land [17] (そのうちアーティファクト10枚)
4 《教議会の座席/Seat of the Synod》
4 《古えの居住地/Ancient Den》
2 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
4 《空僻地/Glimmervoid》
3 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
planeswalker [3]
3 《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
60 cards
sideboard:
4 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3 《非業の死/Perish》
4 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
最近100人以上参加の大会で結果を出したレシピです。
このレシピでは、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が入っていません。
モダンではちらつき蛾か、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を入れるデッキが多いですが、レガシーでは使わないバージョンも多いです。
入っていても4枚投入せず、ちらつき蛾の生息地のみ2枚ほど入れるというパターンもあります。
なんせ、アーティファクトランドが存分に使えますしね。
有効なカードや使い方、実際にどう戦っていけばいいかについては後編で。
では、まず注意点をいくつか。
1 刻まれた勇者は、プロテクション「すべての色」である。
つまり、無色のカードや効果については普通に通用するということです。
当たり前の事なのですが、コレを忘れている場面を結構見かけます。
例えば、幻影の像で、無色のクリーチャー(主にアーティファクトクリーチャーや、刻まれた勇者)のコピーになったときは、それでブロックも出来ます。
また、アーティファクトや土地の能力は有効です。
梅澤の十手による-1/-1修正や、火と氷の剣による2点ダメージも当然通じます。
土地だと、「Maze of Ith」や「ミシュラの工廠」、「コーの安息所」、ついでに
や「市長の塔」も対象にできます。
あと、テゼレットの-1能力を刻まれた勇者に使うプレイヤーもたまに見かけますが、コレは基本的にできませんので気をつけましょう。
一応プロテクションについては、金属術を達成している必要がありますが、レガシーでは極めて容易です。
2 「頭蓋囲い」はインスタントタイミングで付け替えられる。
コレも当たり前の事なのですが、忘れることが多いですね。
黒黒が出る場合には、ブロックされなかったクリーチャーに付け替えてきますので、気をつけましょう。
3 「頭蓋囲い」について
レガシーの親和の勝ちパターンのほとんどは、頭蓋囲いが関係してきます。
単純にクリーチャーにつけて殴るだけで致命的な威力ですしね。
モダンと違って石鍛冶の神秘家が採用されているため、サーチ手段も豊富です。
まず1枚は初手に持っていると考えたほうが無難です。
しかし、相手のクリーチャーがインスタントタイミングで出てくることはないため、盤面をよく見れば対処可能な事も多いです。
つまり、たとえ頭蓋囲いが合ったとしても、ブロックさえ出来るのならば、さほど脅威ではないということですね。(親和のクリーチャーは基本的に小粒なため、ブロックさえ出来れば相打ち以上に持ち込める)
ただ、飛行クリーチャーに装備して殴ってくることが多いのですが、レガシーだと普通のデッキに飛行クリーチャーが採用されにくく、未練ある魂くらいしかブロックに適したカードはありませんが・・・
ただし、「刻まれた勇者」は危険です。プロテクションが厄介なため、ブロックすることが非常に難しいです。
いくつかの有効なカードを使うか、終末などの全体除去か、生贄系除去でなんとか除去するしかないですね。
こういう盤面で、「市長の塔」が輝くわけですね。
4 テゼレットは、返しに除去できなければ負け
モダンでのテゼレットは、クリーチャー強化で使ってくるパターンも多いのですが、レガシーでは土地までほとんどアーティファクトなため、-4能力を使われると一撃でゲームが終わります。
-4能力を「もみ消し」などでしっかりと対処できない限りは、ゲームが終わると考えましょう。
※ただし、実際にもみ消せることはまずありえません。
というのも、「もみ消し」が入っているデッキタイプはすぐに分かることが多いため(カナスレなど)、あえてリスクを犯して-4を使わず、+能力と-1能力を活用してくるからです。
そのため、残念ながら、奥義をもみ消すという夢は持たないようにしましょう。
また、通常のデッキだと、+能力を連打されるだけでもアド差を付けられて負けてしまうため、何としてでも対処しましょう。
他にもいくつも注意する点があると思いますが、とりあえず眠いため次回に。
親和というと、モダンで大活躍しているデッキですが、レガシーでも一定数存在します。
また、ちょくちょく結果を出しているデッキもあり、なかなか侮れないデッキタイプです。
・・・値段的にもリーズナブルですしね。
基本的な構成については、ほとんどモダンと同じです。
モダンの時点で、どれだけ親和が強いのかっていうレベルですね。
レガシーとモダンで違う点はいくつかありますが、まず一番大きな点として、メタが違います。
モダンでは、親和に当たることは想定してサイドを組む必要があるため、様々な対策がつまれていますが、レガシーで親和を目の敵にしたデッキというのはまず見かけません。それが大きな利点となっています。
使えるカードについても、モダンで禁止カードになっている、アーティファクトランドや石鍛冶の神秘家が使用出来るため、より安定性や爆発力が増しています。
実際に使ってみると、モダンよりも遥かに安定し、強くなっていることがわかります。
ということで、まずサンプルレシピです。
creature [21]
4 《メムナイト/Memnite》
4 《刻まれた勇者/Etched Champion》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2 《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
4 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
3 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
sorcery [7]
3 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《物読み/Thoughtcast》
artifact [12] (全て合わせると、40枚)
3 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4 《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
land [17] (そのうちアーティファクト10枚)
4 《教議会の座席/Seat of the Synod》
4 《古えの居住地/Ancient Den》
2 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
4 《空僻地/Glimmervoid》
3 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
planeswalker [3]
3 《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
60 cards
sideboard:
4 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3 《非業の死/Perish》
4 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
最近100人以上参加の大会で結果を出したレシピです。
このレシピでは、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が入っていません。
モダンではちらつき蛾か、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を入れるデッキが多いですが、レガシーでは使わないバージョンも多いです。
入っていても4枚投入せず、ちらつき蛾の生息地のみ2枚ほど入れるというパターンもあります。
なんせ、アーティファクトランドが存分に使えますしね。
有効なカードや使い方、実際にどう戦っていけばいいかについては後編で。
では、まず注意点をいくつか。
1 刻まれた勇者は、プロテクション「すべての色」である。
つまり、無色のカードや効果については普通に通用するということです。
当たり前の事なのですが、コレを忘れている場面を結構見かけます。
例えば、幻影の像で、無色のクリーチャー(主にアーティファクトクリーチャーや、刻まれた勇者)のコピーになったときは、それでブロックも出来ます。
また、アーティファクトや土地の能力は有効です。
梅澤の十手による-1/-1修正や、火と氷の剣による2点ダメージも当然通じます。
土地だと、「Maze of Ith」や「ミシュラの工廠」、「コーの安息所」、ついでに
や「市長の塔」も対象にできます。
あと、テゼレットの-1能力を刻まれた勇者に使うプレイヤーもたまに見かけますが、コレは基本的にできませんので気をつけましょう。
一応プロテクションについては、金属術を達成している必要がありますが、レガシーでは極めて容易です。
2 「頭蓋囲い」はインスタントタイミングで付け替えられる。
コレも当たり前の事なのですが、忘れることが多いですね。
黒黒が出る場合には、ブロックされなかったクリーチャーに付け替えてきますので、気をつけましょう。
3 「頭蓋囲い」について
レガシーの親和の勝ちパターンのほとんどは、頭蓋囲いが関係してきます。
単純にクリーチャーにつけて殴るだけで致命的な威力ですしね。
モダンと違って石鍛冶の神秘家が採用されているため、サーチ手段も豊富です。
まず1枚は初手に持っていると考えたほうが無難です。
しかし、相手のクリーチャーがインスタントタイミングで出てくることはないため、盤面をよく見れば対処可能な事も多いです。
つまり、たとえ頭蓋囲いが合ったとしても、ブロックさえ出来るのならば、さほど脅威ではないということですね。(親和のクリーチャーは基本的に小粒なため、ブロックさえ出来れば相打ち以上に持ち込める)
ただ、飛行クリーチャーに装備して殴ってくることが多いのですが、レガシーだと普通のデッキに飛行クリーチャーが採用されにくく、未練ある魂くらいしかブロックに適したカードはありませんが・・・
ただし、「刻まれた勇者」は危険です。プロテクションが厄介なため、ブロックすることが非常に難しいです。
いくつかの有効なカードを使うか、終末などの全体除去か、生贄系除去でなんとか除去するしかないですね。
こういう盤面で、「市長の塔」が輝くわけですね。
4 テゼレットは、返しに除去できなければ負け
モダンでのテゼレットは、クリーチャー強化で使ってくるパターンも多いのですが、レガシーでは土地までほとんどアーティファクトなため、-4能力を使われると一撃でゲームが終わります。
-4能力を「もみ消し」などでしっかりと対処できない限りは、ゲームが終わると考えましょう。
※ただし、実際にもみ消せることはまずありえません。
というのも、「もみ消し」が入っているデッキタイプはすぐに分かることが多いため(カナスレなど)、あえてリスクを犯して-4を使わず、+能力と-1能力を活用してくるからです。
そのため、残念ながら、奥義をもみ消すという夢は持たないようにしましょう。
また、通常のデッキだと、+能力を連打されるだけでもアド差を付けられて負けてしまうため、何としてでも対処しましょう。
他にもいくつも注意する点があると思いますが、とりあえず眠いため次回に。
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