【レガシー】初心者向けの、対親和(Affinity)との戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対親和(Affinity)との戦い方 および注意点(前編)
【レガシー】初心者向けの、対親和(Affinity)との戦い方 および注意点(前編)
 今回は、親和についてです。
 親和というと、モダンで大活躍しているデッキですが、レガシーでも一定数存在します。

 また、ちょくちょく結果を出しているデッキもあり、なかなか侮れないデッキタイプです。
 ・・・値段的にもリーズナブルですしね。


 基本的な構成については、ほとんどモダンと同じです。
 モダンの時点で、どれだけ親和が強いのかっていうレベルですね。

 レガシーとモダンで違う点はいくつかありますが、まず一番大きな点として、メタが違います。
 モダンでは、親和に当たることは想定してサイドを組む必要があるため、様々な対策がつまれていますが、レガシーで親和を目の敵にしたデッキというのはまず見かけません。それが大きな利点となっています。

 使えるカードについても、モダンで禁止カードになっている、アーティファクトランドや石鍛冶の神秘家が使用出来るため、より安定性や爆発力が増しています。
 実際に使ってみると、モダンよりも遥かに安定し、強くなっていることがわかります。


 ということで、まずサンプルレシピです。

creature [21]

4 《メムナイト/Memnite》
4 《刻まれた勇者/Etched Champion》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2 《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
4 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
3 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》

sorcery [7]

3 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《物読み/Thoughtcast》

artifact [12] (全て合わせると、40枚)

3 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4 《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》


land [17] (そのうちアーティファクト10枚)

4 《教議会の座席/Seat of the Synod》
4 《古えの居住地/Ancient Den》
2 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
4 《空僻地/Glimmervoid》
3 《古えの墳墓/Ancient Tomb》

planeswalker [3]

3 《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》

60 cards


sideboard:

4 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3 《非業の死/Perish》
4 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》


 最近100人以上参加の大会で結果を出したレシピです。

 このレシピでは、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が入っていません。
 モダンではちらつき蛾か、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を入れるデッキが多いですが、レガシーでは使わないバージョンも多いです。
 入っていても4枚投入せず、ちらつき蛾の生息地のみ2枚ほど入れるというパターンもあります。
 
 なんせ、アーティファクトランドが存分に使えますしね。
 

 有効なカードや使い方、実際にどう戦っていけばいいかについては後編で。


 では、まず注意点をいくつか。


1 刻まれた勇者は、プロテクション「すべての色」である。

 つまり、無色のカードや効果については普通に通用するということです。
 当たり前の事なのですが、コレを忘れている場面を結構見かけます。

 例えば、幻影の像で、無色のクリーチャー(主にアーティファクトクリーチャーや、刻まれた勇者)のコピーになったときは、それでブロックも出来ます。

 また、アーティファクトや土地の能力は有効です。
 梅澤の十手による-1/-1修正や、火と氷の剣による2点ダメージも当然通じます。

 土地だと、「Maze of Ith」や「ミシュラの工廠」、「コーの安息所」、ついでに
や「市長の塔」も対象にできます。

 あと、テゼレットの-1能力を刻まれた勇者に使うプレイヤーもたまに見かけますが、コレは基本的にできませんので気をつけましょう。

 一応プロテクションについては、金属術を達成している必要がありますが、レガシーでは極めて容易です。



2 「頭蓋囲い」はインスタントタイミングで付け替えられる。

 コレも当たり前の事なのですが、忘れることが多いですね。
 黒黒が出る場合には、ブロックされなかったクリーチャーに付け替えてきますので、気をつけましょう。



3 「頭蓋囲い」について

 レガシーの親和の勝ちパターンのほとんどは、頭蓋囲いが関係してきます。
 単純にクリーチャーにつけて殴るだけで致命的な威力ですしね。
 モダンと違って石鍛冶の神秘家が採用されているため、サーチ手段も豊富です。
 まず1枚は初手に持っていると考えたほうが無難です。

 しかし、相手のクリーチャーがインスタントタイミングで出てくることはないため、盤面をよく見れば対処可能な事も多いです。
 つまり、たとえ頭蓋囲いが合ったとしても、ブロックさえ出来るのならば、さほど脅威ではないということですね。(親和のクリーチャーは基本的に小粒なため、ブロックさえ出来れば相打ち以上に持ち込める)
 ただ、飛行クリーチャーに装備して殴ってくることが多いのですが、レガシーだと普通のデッキに飛行クリーチャーが採用されにくく、未練ある魂くらいしかブロックに適したカードはありませんが・・・

 ただし、「刻まれた勇者」は危険です。プロテクションが厄介なため、ブロックすることが非常に難しいです。
 いくつかの有効なカードを使うか、終末などの全体除去か、生贄系除去でなんとか除去するしかないですね。

 こういう盤面で、「市長の塔」が輝くわけですね。


4 テゼレットは、返しに除去できなければ負け

 モダンでのテゼレットは、クリーチャー強化で使ってくるパターンも多いのですが、レガシーでは土地までほとんどアーティファクトなため、-4能力を使われると一撃でゲームが終わります。
 -4能力を「もみ消し」などでしっかりと対処できない限りは、ゲームが終わると考えましょう。
 ※ただし、実際にもみ消せることはまずありえません。
 というのも、「もみ消し」が入っているデッキタイプはすぐに分かることが多いため(カナスレなど)、あえてリスクを犯して-4を使わず、+能力と-1能力を活用してくるからです。
 そのため、残念ながら、奥義をもみ消すという夢は持たないようにしましょう。

 また、通常のデッキだと、+能力を連打されるだけでもアド差を付けられて負けてしまうため、何としてでも対処しましょう。



 他にもいくつも注意する点があると思いますが、とりあえず眠いため次回に。

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