【レガシー】初心者向けの、対赤バーンとの戦い方 および注意点(前編)
2013年4月23日 MTGのテクニック
ということで、今日は、『貧者の核兵器』とも言われる赤バーンについてです。
赤バーンとは、その名の通り、赤メインで火力スペルがたくさん入ったデッキの事です。
基本的にそれほど高価なデッキではないため、最初にここからレガシーに参加するプレイヤーも多かったです。
ただし、現在はいくつかのパーツが値上がりしてきていますが・・・
ではサンプルのレシピです。
creature [11]
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
3 《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
4 《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》
instant [12]
4 《発展の代価/Price of Progress》
4 《火炎破/Fireblast》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
sorcery [16]
4 《Chain Lightning》
4 《火炎の裂け目/Flame Rift》
4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
enchantment [3]
3 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
land [18]
16 《山/Mountain》
2 《蛮族のリング/Barbarian Ring》
60 cards
sideboard:
4 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
4 《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
3 《赤霊破/Red Elemental Blast》
4 《粉々/Smash to Smithereens》
15 cards
これが、赤単タイプのレシピです。
渋面の溶岩使いを使っていないため、フェッチランドを入れていないタイプですね。
その分安価になっています。
他にもいくつかバリエーションがあって、
タッチ青・・・ 「秘密を掘り下げる者」と青のスペル を追加
タッチ白・・・ 白のクリーチャーと「ボロスの魔除け」 を追加
タッチ黒・・・ 「夜の衝突」と「死儀礼のシャーマン」 を追加
という3種があります。タッチ青の場合のみ、大幅に構成が変わることがあります。
いわゆる URバーンやURデルバーというやつですね。
戦い方としては基本的なバーンデッキそのままです。
1ターン目にクリーチャーを出して殴る。
そして2ターン目以降火力を連打していき、相手のライフを減らしていく。
相手のライフゲインなどは、「硫黄の渦」でおさえ、最後は、「発展の代価」と「火炎破」でトドメを指す。
シンプルながら奥が深く、良いデッキです。
ただ、はっきり言って、優勝ができるタイプのデッキではありません。
(スタンダードでは結構優勝していますが、レガシーでは使用者の割に、優勝回数がそれほど多いとは言えません。)
しかし、それなりの成績が残せる可能性が高いデッキタイプでもあります。
というのも、バーンならではの弱点はあるものの、多くのレガシーデッキに対して、非常に効果的な戦い方が出来るからです。
「相殺」が苦手だったり、ライフゲインが苦手だったりしますが、特殊地形を目の敵にしたようなスペルが実に強いです。
そして、カウンターもハンデスもないため、不利なのですが、案外コンボに勝ったりすることも多いデッキだったりします。
実際に、実物提示教育やハイタイドに対して、勝っている姿を結構見ました。
(早いデッキのため、すぐに相手のライフを削りきれるのと、サイドに多くつまれている「赤霊破」が効果的に働くからです。)
もちろん青絡みではないコンボに対してはかなり厳しいです。
ともあれ注意点をいくつか
1 ライブラリトップはなるべく土地にしておこう
バーンデッキは、どの状況からでも、「ゴブリンの先達」プレイ、即アタック、という動きをしてきます。
そのため、「渦巻く知識」「森の知恵」「師範の占い独楽」などでライブラリー操作をした際には、いつ先達を出されても良いようにしておきましょう。
当たり前の事なのですが、バーン相手は本当に1手1手が生死をわけるため、こういう小さなアドが重要になってきます。
2 クリーチャーから受けるダメージを出来る限り減らそう
大抵のビートデッキ相手の場合は、序盤はクリーチャーのアタックをスルーしていく事が多いのですが、バーンデッキ相手だけはなるべくやめたほうが良いです。
バーンデッキにとって、クリーチャーはダメージを稼ぐためのコマに過ぎず、他のデッキのようにクリーチャーで殴り勝つ、クリーチャーでトドメをさす、という考えはもっていません。
せいぜい、1枚のカードで4点のライフを奪えれば十分というような考え方です。
そして、火力で直接ライフを奪えるのに、なぜクリーチャーを入れているかというと、火力呪文だけでライフを削り切るのは難しいからです。
逆に言えば、クリーチャーさえ対処してしまえば、火力だけでライフを削りきられるには時間がかかるということです。
3 基本地形を出来るだけ並べよう
フェッチランドによるサーチの場合は、できるだけ基本地形を持ってきましょう。
多くのバーンデッキのメインから多数つまれている、「発展の代価」の威力を減らすためです。
レガシーのデッキの中には、基本地形が0枚のレシピも多いため、そういうデッキ相手に極めて高い威力を発揮してくるからです。
ただし、レガシーデッキは色拘束が強いスペルが大量に入っているデッキも多いため、1、2枚程度は特殊地形を持ってきても仕方ないと割りきりましょう。
基本地形を持ってくることに気が取られすぎて、テンポを失ってしまったら、元も子もないですからね。
4 細かい注意点いろいろ
・「もみ消し」は「裂け目の稲妻」の確定カウンターになる。
(待機が解けた際の「それを唱える」という誘発型能力を打ち消せる)
・「Chain Lightning」は、赤赤さえ出ればコピーを生み出せる。
(相手のクリーチャーを除去したり、本体のライフを削ったり出来ます。
非常に忘れるプレイヤーが多いため、案外機会があります。そして、Chain Lightningを使う側はマナが少ないデッキが多く、もう一度コピーを生み出せる機会は少ないです。)
・「硫黄の渦」を割るタイミングにも気をつける。
(特に赤タッチ白デッキの場合です。
もちろん出されたら、自分がダメージを受ける前にすぐ壊すのが理想ですが、そうも行かないことが多いと思います。
この場合、相手のターンに破壊すれば、相手に2点ダメージを与えられるためちょっとだけ得です。
が、相手に白が入っていると思われる場合は、できるだけ自分のターンに壊しておきましょう。「ボロスの魔除け」で破壊を防がれる可能性があり、その場合はとても厳しい事になります。)
・「不毛の大地」をアンタップ状態にしておけば、「発展の代価」に合わせて自分の土地を破壊することで、ダメージを減らすことが出来る。
基本地形が入っていないデッキの場合は、これが重要になってきます。
サイド後などについては後編で。
今日はちょっと非常に眠いため、まとまりがないかも。特に後半。
かなり眠いので、多分後で修正します。
赤バーンとは、その名の通り、赤メインで火力スペルがたくさん入ったデッキの事です。
基本的にそれほど高価なデッキではないため、最初にここからレガシーに参加するプレイヤーも多かったです。
ただし、現在はいくつかのパーツが値上がりしてきていますが・・・
ではサンプルのレシピです。
creature [11]
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
3 《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
4 《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》
instant [12]
4 《発展の代価/Price of Progress》
4 《火炎破/Fireblast》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
sorcery [16]
4 《Chain Lightning》
4 《火炎の裂け目/Flame Rift》
4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
enchantment [3]
3 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
land [18]
16 《山/Mountain》
2 《蛮族のリング/Barbarian Ring》
60 cards
sideboard:
4 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
4 《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
3 《赤霊破/Red Elemental Blast》
4 《粉々/Smash to Smithereens》
15 cards
これが、赤単タイプのレシピです。
渋面の溶岩使いを使っていないため、フェッチランドを入れていないタイプですね。
その分安価になっています。
他にもいくつかバリエーションがあって、
タッチ青・・・ 「秘密を掘り下げる者」と青のスペル を追加
タッチ白・・・ 白のクリーチャーと「ボロスの魔除け」 を追加
タッチ黒・・・ 「夜の衝突」と「死儀礼のシャーマン」 を追加
という3種があります。タッチ青の場合のみ、大幅に構成が変わることがあります。
いわゆる URバーンやURデルバーというやつですね。
戦い方としては基本的なバーンデッキそのままです。
1ターン目にクリーチャーを出して殴る。
そして2ターン目以降火力を連打していき、相手のライフを減らしていく。
相手のライフゲインなどは、「硫黄の渦」でおさえ、最後は、「発展の代価」と「火炎破」でトドメを指す。
シンプルながら奥が深く、良いデッキです。
ただ、はっきり言って、優勝ができるタイプのデッキではありません。
(スタンダードでは結構優勝していますが、レガシーでは使用者の割に、優勝回数がそれほど多いとは言えません。)
しかし、それなりの成績が残せる可能性が高いデッキタイプでもあります。
というのも、バーンならではの弱点はあるものの、多くのレガシーデッキに対して、非常に効果的な戦い方が出来るからです。
「相殺」が苦手だったり、ライフゲインが苦手だったりしますが、特殊地形を目の敵にしたようなスペルが実に強いです。
そして、カウンターもハンデスもないため、不利なのですが、案外コンボに勝ったりすることも多いデッキだったりします。
実際に、実物提示教育やハイタイドに対して、勝っている姿を結構見ました。
(早いデッキのため、すぐに相手のライフを削りきれるのと、サイドに多くつまれている「赤霊破」が効果的に働くからです。)
もちろん青絡みではないコンボに対してはかなり厳しいです。
ともあれ注意点をいくつか
1 ライブラリトップはなるべく土地にしておこう
バーンデッキは、どの状況からでも、「ゴブリンの先達」プレイ、即アタック、という動きをしてきます。
そのため、「渦巻く知識」「森の知恵」「師範の占い独楽」などでライブラリー操作をした際には、いつ先達を出されても良いようにしておきましょう。
当たり前の事なのですが、バーン相手は本当に1手1手が生死をわけるため、こういう小さなアドが重要になってきます。
2 クリーチャーから受けるダメージを出来る限り減らそう
大抵のビートデッキ相手の場合は、序盤はクリーチャーのアタックをスルーしていく事が多いのですが、バーンデッキ相手だけはなるべくやめたほうが良いです。
バーンデッキにとって、クリーチャーはダメージを稼ぐためのコマに過ぎず、他のデッキのようにクリーチャーで殴り勝つ、クリーチャーでトドメをさす、という考えはもっていません。
せいぜい、1枚のカードで4点のライフを奪えれば十分というような考え方です。
そして、火力で直接ライフを奪えるのに、なぜクリーチャーを入れているかというと、火力呪文だけでライフを削り切るのは難しいからです。
逆に言えば、クリーチャーさえ対処してしまえば、火力だけでライフを削りきられるには時間がかかるということです。
3 基本地形を出来るだけ並べよう
フェッチランドによるサーチの場合は、できるだけ基本地形を持ってきましょう。
多くのバーンデッキのメインから多数つまれている、「発展の代価」の威力を減らすためです。
レガシーのデッキの中には、基本地形が0枚のレシピも多いため、そういうデッキ相手に極めて高い威力を発揮してくるからです。
ただし、レガシーデッキは色拘束が強いスペルが大量に入っているデッキも多いため、1、2枚程度は特殊地形を持ってきても仕方ないと割りきりましょう。
基本地形を持ってくることに気が取られすぎて、テンポを失ってしまったら、元も子もないですからね。
4 細かい注意点いろいろ
・「もみ消し」は「裂け目の稲妻」の確定カウンターになる。
(待機が解けた際の「それを唱える」という誘発型能力を打ち消せる)
・「Chain Lightning」は、赤赤さえ出ればコピーを生み出せる。
(相手のクリーチャーを除去したり、本体のライフを削ったり出来ます。
非常に忘れるプレイヤーが多いため、案外機会があります。そして、Chain Lightningを使う側はマナが少ないデッキが多く、もう一度コピーを生み出せる機会は少ないです。)
・「硫黄の渦」を割るタイミングにも気をつける。
(特に赤タッチ白デッキの場合です。
もちろん出されたら、自分がダメージを受ける前にすぐ壊すのが理想ですが、そうも行かないことが多いと思います。
この場合、相手のターンに破壊すれば、相手に2点ダメージを与えられるためちょっとだけ得です。
が、相手に白が入っていると思われる場合は、できるだけ自分のターンに壊しておきましょう。「ボロスの魔除け」で破壊を防がれる可能性があり、その場合はとても厳しい事になります。)
・「不毛の大地」をアンタップ状態にしておけば、「発展の代価」に合わせて自分の土地を破壊することで、ダメージを減らすことが出来る。
基本地形が入っていないデッキの場合は、これが重要になってきます。
サイド後などについては後編で。
今日はちょっと非常に眠いため、まとまりがないかも。特に後半。
かなり眠いので、多分後で修正します。
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