前回の続きです。
前回はこちら。
http://pendrell.diarynote.jp/201304182302258392/
さて、前回マーベリックの動きについて解説したのですが、マーベリックの弱点について。
1 SnT(ショーテル)相手などのコンボ耐性がやや低いこと
メインからサリアやガドックなどを多数積んでいるため、多くのコンボに対しては多少耐性があるのですが、実物提示教育を使うデッキである、SnT(ショーテル)はかなり厳しいです。
実物提示教育がガドックで防げず、サリアがあっても4マナ出てしまううえに、マーベリック側の打点が高くないため、相手をすぐに倒せないですからね。
ちなみに、SnT(ショーテル)に関しては初心者向けの~というタイトルで以前書いています。
http://pendrell.diarynote.jp/201303222311063558/
初期のSnTデッキだと、実物提示教育からエムラクールが出てくるだけだったため、マーベリック側も聖遺の騎士を出して、カラカスサーチで対応できました。
しかし、今は全知を出してくるパターンがとても増えており、カラカスでは対応出来ないことがほとんどです。
前編で載せたデッキのように、マーベリック側は、サイドに「忘却の輪」をつむなどして、ちゃんと対策を取る必要があります。
2 カウンターがないため、全体除去に弱い
多くのデッキのサイドにとられる「非業の死」も当然有効ですが、特に、《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》が非常に有効です。
また、ガドックティーグの影響さえなければ、《虐殺/Massacre》も非常に有効です。システムクリーチャーだらけのデッキのため、ほとんどのクリーチャーを除去出来ます。
他にも紅蓮地獄なども有効ではあるのですが、ダメージ系だと、「ルーンの母」(+スクリブのレインジャー)で多少抵抗されてしまうことに注意しましょう。
3 継続的な除去に弱い
クリーチャーの除去が案外少なくて、メインだと「剣を鍬に」と、せいぜい「ウルヴェンワルドの足跡追い」が1枚入っているくらいです。
そのため、クリーチャーが生き残りやすく、「渋面の溶岩使い」なども非常に効果的です。
また、「暗黒破」や「罰する火」なども効くことが多いです。
他には、「Dystopia」も使われることがありますね。
4マナで出すことが一苦労なうえに、クァーサルで簡単に割られてしまいますが、完全にクリーチャーに頼ったデッキのため、《The Abyss》も当然効きます。
また、安価なものとしては《消耗の蒸気/Consuming Vapors》も効きます。マナコストが大きいため使いづらいですが、クリーチャーデッキ全般に効果的です。
4 ジャンドに有利ではない
コレには違う意見もあるかと思いますが、同じクリーチャーデッキであるジャンドに対して、なかなか厳しいです。
除去が多くつまれており、アドを取ってくる上にサイズも大きいジャンドは、あまり有利とは言えません。
特に「罰する火」タイプのジャンドに弱いですが、それ以外でもなかなか厳しく、ジャンドの黄金パターンである、1ターン目「死儀礼のシャーマン」から2ターン目の「ヴェールのリリアナ」が非常に辛いです。
また、黒を含んでいるために、サイドから白と緑対策のカードが入ってくることも苦手なところです。
もっとも、そのためにマーベリック側は、対ジャンドの必殺カードとして、メインから「鷺群れのシガルダ」をつんでいるわけです。
ただ、5マナとコストが大きいことと、緑の太陽の頂点で持ってくると6マナかかるというのはなかなか辛いです。
マナがたまる前にハンデスで落とされる事も多いため、出せば勝てるカードなのは間違いないのですが、出すまでが大変なのも事実です。
もしも森の知恵を使っている場合には、ハンドにこず、常にライブラリーの2枚目にあるように工夫をしましょう。
さて、簡単に以上の弱点があるわけです。
しかし、マーベリック自体は、レガシーでとても良く使われるだけあって、非常に安定しており、強いデッキだと言えます。
2色ということもあって、土地事故の可能性が低く、基本地形だけで安定したマナを確保することが出来るため、土地破壊にも強いです。
メインから様々な妨害手段をつんでいるため、対応力もあります。
緑の太陽の頂点でサーチができることもあり、1枚刺しのカードを帰ることで、デッキに幅を持たせることもできますしね。
もし、すでにモダンである程度のパーツを持っているのなら、ためしてみると面白いデッキかもしれません。
前回はこちら。
http://pendrell.diarynote.jp/201304182302258392/
さて、前回マーベリックの動きについて解説したのですが、マーベリックの弱点について。
1 SnT(ショーテル)相手などのコンボ耐性がやや低いこと
メインからサリアやガドックなどを多数積んでいるため、多くのコンボに対しては多少耐性があるのですが、実物提示教育を使うデッキである、SnT(ショーテル)はかなり厳しいです。
実物提示教育がガドックで防げず、サリアがあっても4マナ出てしまううえに、マーベリック側の打点が高くないため、相手をすぐに倒せないですからね。
ちなみに、SnT(ショーテル)に関しては初心者向けの~というタイトルで以前書いています。
http://pendrell.diarynote.jp/201303222311063558/
初期のSnTデッキだと、実物提示教育からエムラクールが出てくるだけだったため、マーベリック側も聖遺の騎士を出して、カラカスサーチで対応できました。
しかし、今は全知を出してくるパターンがとても増えており、カラカスでは対応出来ないことがほとんどです。
前編で載せたデッキのように、マーベリック側は、サイドに「忘却の輪」をつむなどして、ちゃんと対策を取る必要があります。
2 カウンターがないため、全体除去に弱い
多くのデッキのサイドにとられる「非業の死」も当然有効ですが、特に、《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》が非常に有効です。
また、ガドックティーグの影響さえなければ、《虐殺/Massacre》も非常に有効です。システムクリーチャーだらけのデッキのため、ほとんどのクリーチャーを除去出来ます。
他にも紅蓮地獄なども有効ではあるのですが、ダメージ系だと、「ルーンの母」(+スクリブのレインジャー)で多少抵抗されてしまうことに注意しましょう。
3 継続的な除去に弱い
クリーチャーの除去が案外少なくて、メインだと「剣を鍬に」と、せいぜい「ウルヴェンワルドの足跡追い」が1枚入っているくらいです。
そのため、クリーチャーが生き残りやすく、「渋面の溶岩使い」なども非常に効果的です。
また、「暗黒破」や「罰する火」なども効くことが多いです。
他には、「Dystopia」も使われることがありますね。
4マナで出すことが一苦労なうえに、クァーサルで簡単に割られてしまいますが、完全にクリーチャーに頼ったデッキのため、《The Abyss》も当然効きます。
また、安価なものとしては《消耗の蒸気/Consuming Vapors》も効きます。マナコストが大きいため使いづらいですが、クリーチャーデッキ全般に効果的です。
4 ジャンドに有利ではない
コレには違う意見もあるかと思いますが、同じクリーチャーデッキであるジャンドに対して、なかなか厳しいです。
除去が多くつまれており、アドを取ってくる上にサイズも大きいジャンドは、あまり有利とは言えません。
特に「罰する火」タイプのジャンドに弱いですが、それ以外でもなかなか厳しく、ジャンドの黄金パターンである、1ターン目「死儀礼のシャーマン」から2ターン目の「ヴェールのリリアナ」が非常に辛いです。
また、黒を含んでいるために、サイドから白と緑対策のカードが入ってくることも苦手なところです。
もっとも、そのためにマーベリック側は、対ジャンドの必殺カードとして、メインから「鷺群れのシガルダ」をつんでいるわけです。
ただ、5マナとコストが大きいことと、緑の太陽の頂点で持ってくると6マナかかるというのはなかなか辛いです。
マナがたまる前にハンデスで落とされる事も多いため、出せば勝てるカードなのは間違いないのですが、出すまでが大変なのも事実です。
もしも森の知恵を使っている場合には、ハンドにこず、常にライブラリーの2枚目にあるように工夫をしましょう。
さて、簡単に以上の弱点があるわけです。
しかし、マーベリック自体は、レガシーでとても良く使われるだけあって、非常に安定しており、強いデッキだと言えます。
2色ということもあって、土地事故の可能性が低く、基本地形だけで安定したマナを確保することが出来るため、土地破壊にも強いです。
メインから様々な妨害手段をつんでいるため、対応力もあります。
緑の太陽の頂点でサーチができることもあり、1枚刺しのカードを帰ることで、デッキに幅を持たせることもできますしね。
もし、すでにモダンである程度のパーツを持っているのなら、ためしてみると面白いデッキかもしれません。
コメント
自分の「ガドック・ティーグ」に引っかかるのは注意ですが・・
>全体除去に弱い
>ジャンドに有利ではない
この2つの欠点をひっくりかえせるカードだと思っています。
メジャーなレガシーデッキの対策(解説)、いつも楽しく見させて頂いてます
自分があまり使用者のいないデッキを使っているのもあってとても勉強になります
リンクさせていただきましたー(^ー^)
不毛があるとはいえ、罰する火が回り出せばかなり苦しいし、ジャンド側のほうがアドが取れるので消耗戦に持ち込まれると厳しいですね
サイド後は疫病張られて盤面壊滅とかもありますし
スライ信者さんも述べているようにエルズペス、両面ガラクなどの採用をすると相性が多少改善されますね
逆にこの辺までつなげないとかなり勝ち目がないです
特に最近は石鍛冶の不採用(もしくは1、2枚だけとか)のリストが主流なので、装備品で制圧ってのもなかなか難しいです
復帰を考えてるのでとても参考になります。
リンクさせてもらいました!
そうですね。サイドに刺されているくらいなので、やはり効果的なのでしょう。
ああいうカードはカウンターの無い相手にたいして、実に強いですね。
>244さん
ありがとうございます。そう言って下さると実に嬉しいです。
いたらない内容かと思いますが、今後も頑張らせていただきます。
こちらからも喜んでリンクさせて頂きました。
>まりゅうさん
なるほど。マーベリック使いの方からの意見はとても参考になります。
ジャンドは対クリーチャーデッキに強いのがウリなわけですしね。一発逆転のないマーベリックではなかなか大変そうです。
PWで対策というのは結構効果的なようですね。
自分もモダンでの対ジャンドとしては、原初の狩人ガラクを使っていましたので、出せさえすれば強い、というカードは好みです。
>パラディン化学ⅠBさん
初めまして。リンクありがとうございます。
つたない内容ですが、少しでも参考になると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
SnT相手の輪っかの必要性や、他の人も仰っているジャンドが辛いというのは非常に同感です。基本的に除去に強いスラーンですら死儀礼のシャーマン→リリアナに繋がれた盤面には降りたがりませんし。
ノーマルなMaverickだと除去が足りず十手で殴り始める、足跡追いが除去されず機能し始めるなどのマウントを取らないと、システムクリーチャーが除去できないのも圧殺されてる印象があります。
死儀礼のシャーマンや面倒なシステムクリーチャーが居る環境柄、最近は採用されにくくなったとはいえリンヴァーラの枠を取っておくと楽だったなあと。ペス増しも勿論アリで強かったです。
使っている方からそう言って頂けると、嬉しく思います。ありがとうございます。
マーベリックは実に強いのですけど、どうしても色的に穴が出来てしまいますもんね。
あと、リンヴァーラはとても面白いですね。現環境的に除去されにくいので、結構な活躍が見込めそうです。