さて、というわけで後編です。
サイドから何を入れるかということなのですが、エルフデッキは、クリーチャーに対する除去呪文が基本的に少ないです。
最近だと、たまにサイドから突然の衰微が入ってくることがあるくらいです。
そのため、クリーチャーで対策が出来ると非常に便利になります。
では、エルフに対して有効なサイドの簡単な一覧です。
白
「エーテル宣誓会の法学者」・・・毎回対策カードに上がっていますが、それだけ有効だということです。
コレを先手2ターン目に出して、守ることが出来ればそれだけで勝てるくらいの強さがあります。
ただし、残念ながらアーティファクトクリーチャーのため、緑頂点からの「ヴィリジアンのシャーマン」「調和スリヴァー」で割られる可能性があります。
「盲従」・・・クリーチャーがタップ状態で出てくるだけなのですが、垣間見る自然のコンボを防げます。「根の迷路」も同様です。
「謙虚」・・・クリーチャーの能力がなくなるため、コンボが成立しなくなる。また、最近は突然の衰微を除去に使っていることが多いため、非常に除去されにくい。
白緑
「ガドックティーグ」・・・頂点、自然の秩序を防げます。ただし、垣間見る自然からのコンボは防げません。
赤
「紅蓮地獄」「乱暴+転落」「Pyrokinesis」・・・一回流しきれれば、リカバリーされるまでに多少の猶予が稼げます。非常に有効。
キーカードを軽いマナで除去できるため、火力も有効。特に繰り返し使える除去は非常に便利。「罰する火」や「渋面の溶岩使い」などですね。
黒系
「破滅的な行為」・・・相手のクリーチャーはほぼ1マナのため、X=1でほぼ流せます。
「仕組まれた疫病」・・・対部族必殺カード。後述。
「非業の死」・・・緑デッキほとんどに劇的に効果があります。
無色
「三なる宝球」・・・すべて3マナになるため、垣間見る自然コンボを防げます。ただし、3マナのため、相手にクリーチャーがすでに展開されていれば、自然の秩序→ビヒモスで死亡したりと間に合わない可能性があります。
「抵抗の宝球」・・・サリアと違ってクリーチャーにも有効なため、相手の動きを妨害できます。
「梅澤の十手」・・・-1/-1修正を与える能力が非常に有効。1/1が多いため、多数を除去していける。
ただし、エルフでブロックしてから「ワイアウッドの共生虫」で手札に戻す、フェッチからドライアドの東屋をもってきて、「クウィリーオン・レインジャー」で手札に戻す、などで十手にカウンターが載るのを回避される事も結構あるため注意。
さて、いくつかカードをあげましたが、おそらく対部族となったときに、最初に思い浮かぶのが「仕組まれた疫病」だと思います。
実際、このカードは非常に強く、2ターン目に貼るだけで勝ちが見えます。
が、現在のエルフは非常に強く、これだけで勝ち確定とはとても言えません。
サイド後になると、相手もわかっているため、仕組まれた疫病を突然の衰微などで除去してくるという可能性があったり、至高囲いで手札から抜いてきたり、といった対策もしてくるからでもあるのですが・・・仕組まれた疫病が貼ってあるままでも、平気でエルフ側が勝つことが多々あります。
それは、「自然の秩序」と「死儀礼のシャーマン」の存在です。
デッキのほとんどが1マナエルフのため、1枚疫病を貼っただけで多くのクリーチャーが死ぬわけですが、生き残るクリーチャーがいます。
それは、「死儀礼のシャーマン」「イラクサの歩哨」「ドライアドの東屋」「ワイアウッドの共生虫」の13枚です。そして、これらを緑の太陽の頂点で持ってこれるため、実際の数はもっと増えます。(さらにフェッチランドでドライアドの東屋もサーチ可能です)
死儀礼のシャーマンによるマナ加速があれば、疫病を貼られていようと、3ターン目に自然の秩序を打ってきます。これによって「大祖師」を場に出されてしまい、それだけで勝負がつくことがありえます。
本来生贄系除去を打つだけで大祖師は対処可能なのですが、部族デッキで大量に並べてくるデッキタイプのため、生贄系除去は効果が薄いです。そのこともあって、相対的に非常に強力なカードになっています。
ということで、現在のエルフデッキというのは、垣間見る自然によってクリーチャーを大量に並べるプラン。
そして、ビヒモスによる即死パターン。
大祖師サーチによって殴り倒すプラン。
これらの複合要素があるため、非常に手強いデッキといえるでしょう。
とはいえ、クリーチャー主体のデッキのため、全体除去があったり、きちんと単体除去を複数積んであれば、十分に戦える可能性があります。
ただし、このデッキは、垣間見る自然さえ初手にあれば、2ターンキルがわりと存在し、3ターンキルも結構出来てしまうデッキです。
キーカードは確実に対処するように気をつけましょう。
おまけで、実際に私がグランプリ横浜のサイドイベントのレガシー選手権に参加した時も、エルフデッキにあたって、2キルされています。恐ろしい速度ですね。
その時の日記をコピペ。
「 6回戦 対エルフ ☓○○
1戦目 こちら先手で、死儀礼スタート。相手は森からイラクサの歩哨(緑スペル使うとアンタップするエルフ)。
こちらは2ターン目殻プレイ。ターンが帰ってきたら殻起動で除去連打していくプラン。
しかし、返しで、垣間見る自然+樺の知識のレインジャー(2体エルフタップでマナをだすエルフ)をだされ、さらにイラクサの歩哨を追加。
そして2枚目の垣間見る自然からクリーチャー連打でエムラクールにつながって2キルされる。 」
サイドから何を入れるかということなのですが、エルフデッキは、クリーチャーに対する除去呪文が基本的に少ないです。
最近だと、たまにサイドから突然の衰微が入ってくることがあるくらいです。
そのため、クリーチャーで対策が出来ると非常に便利になります。
では、エルフに対して有効なサイドの簡単な一覧です。
白
「エーテル宣誓会の法学者」・・・毎回対策カードに上がっていますが、それだけ有効だということです。
コレを先手2ターン目に出して、守ることが出来ればそれだけで勝てるくらいの強さがあります。
ただし、残念ながらアーティファクトクリーチャーのため、緑頂点からの「ヴィリジアンのシャーマン」「調和スリヴァー」で割られる可能性があります。
「盲従」・・・クリーチャーがタップ状態で出てくるだけなのですが、垣間見る自然のコンボを防げます。「根の迷路」も同様です。
「謙虚」・・・クリーチャーの能力がなくなるため、コンボが成立しなくなる。また、最近は突然の衰微を除去に使っていることが多いため、非常に除去されにくい。
白緑
「ガドックティーグ」・・・頂点、自然の秩序を防げます。ただし、垣間見る自然からのコンボは防げません。
赤
「紅蓮地獄」「乱暴+転落」「Pyrokinesis」・・・一回流しきれれば、リカバリーされるまでに多少の猶予が稼げます。非常に有効。
キーカードを軽いマナで除去できるため、火力も有効。特に繰り返し使える除去は非常に便利。「罰する火」や「渋面の溶岩使い」などですね。
黒系
「破滅的な行為」・・・相手のクリーチャーはほぼ1マナのため、X=1でほぼ流せます。
「仕組まれた疫病」・・・対部族必殺カード。後述。
「非業の死」・・・緑デッキほとんどに劇的に効果があります。
無色
「三なる宝球」・・・すべて3マナになるため、垣間見る自然コンボを防げます。ただし、3マナのため、相手にクリーチャーがすでに展開されていれば、自然の秩序→ビヒモスで死亡したりと間に合わない可能性があります。
「抵抗の宝球」・・・サリアと違ってクリーチャーにも有効なため、相手の動きを妨害できます。
「梅澤の十手」・・・-1/-1修正を与える能力が非常に有効。1/1が多いため、多数を除去していける。
ただし、エルフでブロックしてから「ワイアウッドの共生虫」で手札に戻す、フェッチからドライアドの東屋をもってきて、「クウィリーオン・レインジャー」で手札に戻す、などで十手にカウンターが載るのを回避される事も結構あるため注意。
さて、いくつかカードをあげましたが、おそらく対部族となったときに、最初に思い浮かぶのが「仕組まれた疫病」だと思います。
実際、このカードは非常に強く、2ターン目に貼るだけで勝ちが見えます。
が、現在のエルフは非常に強く、これだけで勝ち確定とはとても言えません。
サイド後になると、相手もわかっているため、仕組まれた疫病を突然の衰微などで除去してくるという可能性があったり、至高囲いで手札から抜いてきたり、といった対策もしてくるからでもあるのですが・・・仕組まれた疫病が貼ってあるままでも、平気でエルフ側が勝つことが多々あります。
それは、「自然の秩序」と「死儀礼のシャーマン」の存在です。
デッキのほとんどが1マナエルフのため、1枚疫病を貼っただけで多くのクリーチャーが死ぬわけですが、生き残るクリーチャーがいます。
それは、「死儀礼のシャーマン」「イラクサの歩哨」「ドライアドの東屋」「ワイアウッドの共生虫」の13枚です。そして、これらを緑の太陽の頂点で持ってこれるため、実際の数はもっと増えます。(さらにフェッチランドでドライアドの東屋もサーチ可能です)
死儀礼のシャーマンによるマナ加速があれば、疫病を貼られていようと、3ターン目に自然の秩序を打ってきます。これによって「大祖師」を場に出されてしまい、それだけで勝負がつくことがありえます。
本来生贄系除去を打つだけで大祖師は対処可能なのですが、部族デッキで大量に並べてくるデッキタイプのため、生贄系除去は効果が薄いです。そのこともあって、相対的に非常に強力なカードになっています。
ということで、現在のエルフデッキというのは、垣間見る自然によってクリーチャーを大量に並べるプラン。
そして、ビヒモスによる即死パターン。
大祖師サーチによって殴り倒すプラン。
これらの複合要素があるため、非常に手強いデッキといえるでしょう。
とはいえ、クリーチャー主体のデッキのため、全体除去があったり、きちんと単体除去を複数積んであれば、十分に戦える可能性があります。
ただし、このデッキは、垣間見る自然さえ初手にあれば、2ターンキルがわりと存在し、3ターンキルも結構出来てしまうデッキです。
キーカードは確実に対処するように気をつけましょう。
おまけで、実際に私がグランプリ横浜のサイドイベントのレガシー選手権に参加した時も、エルフデッキにあたって、2キルされています。恐ろしい速度ですね。
その時の日記をコピペ。
「 6回戦 対エルフ ☓○○
1戦目 こちら先手で、死儀礼スタート。相手は森からイラクサの歩哨(緑スペル使うとアンタップするエルフ)。
こちらは2ターン目殻プレイ。ターンが帰ってきたら殻起動で除去連打していくプラン。
しかし、返しで、垣間見る自然+樺の知識のレインジャー(2体エルフタップでマナをだすエルフ)をだされ、さらにイラクサの歩哨を追加。
そして2枚目の垣間見る自然からクリーチャー連打でエムラクールにつながって2キルされる。 」
コメント
1T目にダリチュ経由で出せると勝ち確です
経験談恐ろしや…
リンクさせていただきましたm(_ _)m
勉強させていただきます!
GP横浜で2ターンキルかましたエルフはおそらく自分です(^q^)
エルフ側からするとあとは謙虚・翻弄する魔導士・梅澤の十手なんかもキツいです(((・・;)
ガドックはこちらもサイドから入れての対消滅や輪作→カラカスで対処できるためそこまで脅威を感じたことは無いです。
対他のデッキ記事参考になります!勝手ながらリンクさせていただきました!
暗黒の儀式などで、手早く疫病を出せると便利ですね。
恐ろしい話です。
>一点突破さん
リンクありがとうございます。逆にそれくらいに役に立つと嬉しいのですけどw
少しでも参考になれば幸いです。私も頑張ります。
>だぁとらさん
初めまして。その節はありがとうございました。
ご指摘ありがとうございます。せっかくのエルフ使いからのご意見なので、上記の記事を少しだけ追加させていただきました。
リンクについてもありがとうございます。また大会で会った時にはぜひよろしくです。
ありがとうございます。励みになります。
正直、スパイについてはそれほど詳しくはないのですが、せっかくですし、近いうちに書こうと思います。内容についてはあまり期待をしないでお待ちください。