ということで、今日はハイタイドとの戦い方についてです。
ホントは昨日書こうかと思ったのですが、エイプリルフールは苦手で、特にネタも思いつかなかったためお休みしました。
さて、ハイタイドとはいうデッキタイプは、そのものずばり、「High Tide」をキーとしたデッキです。
島だけを並べて「High Tide」をうち、「転換」「時のらせん」「Candelabra of Tawnos」などでアンタップをして大量のマナを出す、そして、そのマナで「青の太陽の頂点」でドローをしてさらにマナを伸ばし、最後は「青の太陽の頂点」を相手に打ったり、ストームを稼いだ「思考停止」で相手のライブラリーを空にしたりするデッキです。
ぶっちゃけ強いです。
ただし、「Candelabra of Tawnos」が異常に高いうえに汎用性が低かったり、プレイ時間のかかるコンボデッキだったりするため、それほど使用者は多くないです。
先日、AMCという大会で結果を出したレシピはこのようなものらしいです。
Main Deck
12 《島/Island》
3 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta》
18 Lands
3 《狡猾な願い/Cunning Wish》
1 《否定の契約/Pact of Negation》
3 《転換/Turnabout》
1 《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
3 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
4 《Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《High Tide》
1 《瞑想/Meditate》
4 《時のらせん/Time Spiral》
4 《商人の巻物/Merchant Scroll》
4 《思案/Ponder》
3 《定業/Preordain》
3 《Candelabra of Tawnos》
42 Spells
Sideboard
2 《拭い捨て/Wipe Away》
1 《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
1 《否定の契約/Pact of Negation》
1 《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
1 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《瞑想/Meditate》
1 《断絶/Snap》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《直観/Intuition》
1 《転換/Turnabout》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《思考停止/Brain Freeze》
1 《貪欲な罠/Ravenous Trap》
本当にコンボのみを追求したデッキで、メインにはおおむね除去がなく、願いで持ってくるのみです。
そのためカウンターも、「狼狽の嵐」を採用するレシピが多く、対カウンターを非常に意識したデッキとなっています。
最低3ターン、4ターン以降はまずコンボが成立するというデッキです。
では注意点を
1 「High Tide(ハイタイド」は、全ての島に影響がある。
これは、相手の島だけでなく、こちら側の島にも影響します。
また、島であれば良いため、デュアルランドにも影響します。
(ツンドラだった場合、白を出したとしても、青マナも追加で出てきます。)
コレでこちらも呪文をプレイするためのマナを用意することができることも多いです。
忘れがちなので注意しましょう。
2 相手のキーカードは「ハイタイド」。
呪文貫きを持っていた場合、打ち消せなくても打つ価値がある場合もある。
なぜなら、相手は、ハイタイド→転換によって、マナを増やしてきます。
そのため、呪文貫きを打つだけで、相手の4マナ分を妨害することになります。
状況によっては、コレによって展開が一気に変わるため、慎重に見極めましょう。
例 相手の土地が4枚で、ハイタイドを撃ってくるパターン。(つまり4ターン目。一番多いパターンです)
ここで、何もせずに見ていると、ハイタイドを解決してから島3枚をタップして6マナ、転換で2マナ残してアンタップ。島を4枚全部タップして、計10マナ・・・・とゲームが終わります。
逆にハイタイドに対して呪文貫きを打った場合、マナを払えるため、本来打ち消すことは出来ないのですが、その場合はアンタップ状態の島が1枚しか残らず、2マナしか出ないため、コンボスタートが出来ません。
先日のレガシー選手権でも同様の光景を見て、呪文貫きさえ打てば・・・と歯がゆく思った覚えがあります。
また、ハンデスから、外科的摘出や根絶で抜ける可能性があるならば、ぜひ抜くべきです。(注 サイドについて後編で説明)
3 「時のらせん」に対して、無駄なあがきはするな。
特にZooなどで相手のライフを減らしていた場合に顕著です。
時のらせんは、お互いに7枚引き直すことになります。
当然この引いた7枚の中に、火力や紅蓮破があれば、それを打って状況を打開できる可能性があります。
また、時のらせんを打つ前の前提としてハイタイドも打たれているため、こちらにボルカニックアイランドがあった場合、赤青を供給できるため、2マナ火力なども打てます。
それに、コンボの途中で時のらせんを打たれた場合には、7枚の中にカウンターがない可能性もないとは言えません。潤沢なマナがあった場合は、スペルで引かれてきてしまいますが、状況によってはマナに余裕がない場合もありえます。
なんにせよ、手札を捨てられてしまうからといって、無駄なマナを使うことはやめた方がよいでしょう。逆に、引いたカードで挽回できる可能性もあります。
(一応過去に、赤霊破2枚を引いてきて、勝った事もあります。時のらせんを打たれた時点で、勝てる可能性は極めて低くなりますけどね。)
4 相手の除去は、バウンスで、「拭い捨て」が多い
3マナという重いコストなのですが、刹那がついており、対応が非常にしにくいです。
ルーンの母→エーテル宣誓会という動きだけでは、安心が出来ない、ということですね。
逆に言えば、エーテル宣誓会とガドックティーグというように、効果的なカードを2枚並べたりした場合は、非常に勝ちが近づきますね。
とりあえずここまで。
明日は、サイドカードと、その注意点、実際の戦い方など。
ホントは昨日書こうかと思ったのですが、エイプリルフールは苦手で、特にネタも思いつかなかったためお休みしました。
さて、ハイタイドとはいうデッキタイプは、そのものずばり、「High Tide」をキーとしたデッキです。
島だけを並べて「High Tide」をうち、「転換」「時のらせん」「Candelabra of Tawnos」などでアンタップをして大量のマナを出す、そして、そのマナで「青の太陽の頂点」でドローをしてさらにマナを伸ばし、最後は「青の太陽の頂点」を相手に打ったり、ストームを稼いだ「思考停止」で相手のライブラリーを空にしたりするデッキです。
ぶっちゃけ強いです。
ただし、「Candelabra of Tawnos」が異常に高いうえに汎用性が低かったり、プレイ時間のかかるコンボデッキだったりするため、それほど使用者は多くないです。
先日、AMCという大会で結果を出したレシピはこのようなものらしいです。
Main Deck
12 《島/Island》
3 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta》
18 Lands
3 《狡猾な願い/Cunning Wish》
1 《否定の契約/Pact of Negation》
3 《転換/Turnabout》
1 《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
3 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
4 《Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《High Tide》
1 《瞑想/Meditate》
4 《時のらせん/Time Spiral》
4 《商人の巻物/Merchant Scroll》
4 《思案/Ponder》
3 《定業/Preordain》
3 《Candelabra of Tawnos》
42 Spells
Sideboard
2 《拭い捨て/Wipe Away》
1 《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
1 《否定の契約/Pact of Negation》
1 《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
1 《残響する真実/Echoing Truth》
1 《瞑想/Meditate》
1 《断絶/Snap》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《直観/Intuition》
1 《転換/Turnabout》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《思考停止/Brain Freeze》
1 《貪欲な罠/Ravenous Trap》
本当にコンボのみを追求したデッキで、メインにはおおむね除去がなく、願いで持ってくるのみです。
そのためカウンターも、「狼狽の嵐」を採用するレシピが多く、対カウンターを非常に意識したデッキとなっています。
最低3ターン、4ターン以降はまずコンボが成立するというデッキです。
では注意点を
1 「High Tide(ハイタイド」は、全ての島に影響がある。
これは、相手の島だけでなく、こちら側の島にも影響します。
また、島であれば良いため、デュアルランドにも影響します。
(ツンドラだった場合、白を出したとしても、青マナも追加で出てきます。)
コレでこちらも呪文をプレイするためのマナを用意することができることも多いです。
忘れがちなので注意しましょう。
2 相手のキーカードは「ハイタイド」。
呪文貫きを持っていた場合、打ち消せなくても打つ価値がある場合もある。
なぜなら、相手は、ハイタイド→転換によって、マナを増やしてきます。
そのため、呪文貫きを打つだけで、相手の4マナ分を妨害することになります。
状況によっては、コレによって展開が一気に変わるため、慎重に見極めましょう。
例 相手の土地が4枚で、ハイタイドを撃ってくるパターン。(つまり4ターン目。一番多いパターンです)
ここで、何もせずに見ていると、ハイタイドを解決してから島3枚をタップして6マナ、転換で2マナ残してアンタップ。島を4枚全部タップして、計10マナ・・・・とゲームが終わります。
逆にハイタイドに対して呪文貫きを打った場合、マナを払えるため、本来打ち消すことは出来ないのですが、その場合はアンタップ状態の島が1枚しか残らず、2マナしか出ないため、コンボスタートが出来ません。
先日のレガシー選手権でも同様の光景を見て、呪文貫きさえ打てば・・・と歯がゆく思った覚えがあります。
また、ハンデスから、外科的摘出や根絶で抜ける可能性があるならば、ぜひ抜くべきです。(注 サイドについて後編で説明)
3 「時のらせん」に対して、無駄なあがきはするな。
特にZooなどで相手のライフを減らしていた場合に顕著です。
時のらせんは、お互いに7枚引き直すことになります。
当然この引いた7枚の中に、火力や紅蓮破があれば、それを打って状況を打開できる可能性があります。
また、時のらせんを打つ前の前提としてハイタイドも打たれているため、こちらにボルカニックアイランドがあった場合、赤青を供給できるため、2マナ火力なども打てます。
それに、コンボの途中で時のらせんを打たれた場合には、7枚の中にカウンターがない可能性もないとは言えません。潤沢なマナがあった場合は、スペルで引かれてきてしまいますが、状況によってはマナに余裕がない場合もありえます。
なんにせよ、手札を捨てられてしまうからといって、無駄なマナを使うことはやめた方がよいでしょう。逆に、引いたカードで挽回できる可能性もあります。
(一応過去に、赤霊破2枚を引いてきて、勝った事もあります。時のらせんを打たれた時点で、勝てる可能性は極めて低くなりますけどね。)
4 相手の除去は、バウンスで、「拭い捨て」が多い
3マナという重いコストなのですが、刹那がついており、対応が非常にしにくいです。
ルーンの母→エーテル宣誓会という動きだけでは、安心が出来ない、ということですね。
逆に言えば、エーテル宣誓会とガドックティーグというように、効果的なカードを2枚並べたりした場合は、非常に勝ちが近づきますね。
とりあえずここまで。
明日は、サイドカードと、その注意点、実際の戦い方など。
コメント
ところで疑問なのですがRUG後編などがテクニックタグでなくトレーディングカードタグなのはなにか意味があるんでしょうか?
名前は聞いたことあるけど詳細な動きが分かってないので、デッキ解説が素敵です。
ありがとうございます。ご指摘助かります。
実際3キルをされることは少ないですもんね。
>show07さん
ありがとうございます。そう言って下さると嬉しいです。
そして、タグが違っていたことを教えてくれてありがとうございます。単純なミスです。修正しておきました。
>だうとさん
リンクありがとうございます。
どやー っと、出来るほど強いと良いのですけど、私自身未熟なので、なかなか大変です。
もっと良い物を作れるように精進いたします。