ということで、今日はレガシーでもっともよく見るクロックパーミッションである、RUG(カナディアンスレッショルド)、というデッキについてです。
RUGというカラータイプ自体は、いくつか種類があり、代表的なものでは、自然の秩序を入れたタイプのものがあります。
とはいえ、それは海外では昔から人気があったようですが、日本ではそれほど人気がなく、それほど使用者も多くなかったようです。
ただし、いわゆるカナスレについては、非常に人気が高く、レガシーの大会に出れば、まず間違いなく遭遇するであろうデッキになっています。
個人的にはあんまり早くコレについて書くつもりはなかったのですが、要望が一応あったっぽいので書きます。
本来は、初心者に対する、わからん殺しを減らすというのが、第一目的ですしね。
さて、カナスレですが、基本的には使用カードはほぼ決まっています。
まず、最近SCGで結果を出していたデッキレシピです。
18 LANDS
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《Tropical Island》
3 《Volcanic Island》
12 CREATURES
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
29 INSTANTS and SORCERIES
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《目くらまし/Daze》
4 《Force of Will》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《もみ消し/Stifle》
4 《思案/Ponder》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《呪文嵌め/Spell Snare》
1 OTHER SPELLS
1 《森の知恵/Sylvan Library》
SIDEBOARD
2 《乱暴/Rough》 / 《転落/Tumble》
3 《水没/Submerge》
2 《赤霊破/Red Elemental Blast》
2 《クローサの掌握/Krosan Grip》
2 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
1 《精神支配/Mind Harness》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
基本的な戦い方としては、「秘密を掘り下げるもの」「敏捷なマングース」「タルモゴイフ」を出し、あとはカウンターでバックアップして殴り切る、というものになります。
クリーチャーはこの3種4枚ずつ、計12枚のみで、あとは妨害とドロースペル、火力になっています。
非常にシンプルながら、安定したデッキです。
相手の土地を不毛の大地で割ったり、相手のフェッチ起動をもみ消しで打ち消して、擬似的な土地破壊として使ったり、と、とにかくテンポを重視したデッキになります。
レガシーのデッキは土地の枚数を抑えたデッキが多いため、コレによって多くのデッキが機能不全に陥り、その間に殴り切る、というのが基本です。
レガシーの環境を理解しきった、非常に理にかなったデッキと言えます。
では注意点を
1 なるべく基本地形を出し、多くのマナを出せるようにすること
デッキレシピを見れば分かる通り、低マナクリーチャーと軽いスペルによる妨害ばかりです。
そのため、単純に相手よりも重い呪文を使い、大きなクリーチャーを出せば、それだけで有利になることができます。
そのためにも、なるべく土地は伸ばしていくようにしましょう。
(※注意 後半で説明)
2 フェッチの起動タイミングと、1.2ターン目のランドセットに気をつけよう
1の内容の続きです。1,2ターン目のフェッチ起動に対しては、まず間違いなくもみ消しを使ってきます。
そのため、もし可能ならば、相手がマナを使い切ったり、土地を出していない状況でフェッチを使いましょう。
また、対カナスレとわかっているのならば当然ですし、レガシーの基本でもありますが、1ターン目に特殊地形をおいて何もせずエンドだけはしないようにしましょう。
不毛の大地でテンポをとられるだけです。
3 アド差をつけよう
デッキレシピをよく見てもらえるとわかるのですが、実はアドをとれるカードはほぼありません。せいぜい「火と氷」の火でアドをとるくらいです。つまり、完全なるテンポデッキですね。それに、いわゆる一発逆転的なカードははいっていません。
そのため、長期戦になると、とうぜんカナスレは不利になります。
テンポを取らせないように立ち回り、単純にアド差をつけていくだけで勝つことが出来ます。
4 エンチャント、アーティファクトは破壊されないので、効果的にプレイしよう
エンチャント、アーティファクトへの対策が非常に少ないレシピが多いです。
少なくとも、メインでの対策はほぼありません。
そのため、たとえば「血染めの月」や「窒息」などを貼るだけで、勝負が決まったりすることもあります。
ただし、呪文貫きや目くらましなどで、通らない可能性が高いです。
5 カウンターを恐れるな
カウンターは所詮は1対1交換です。もちろん警戒をしないといけないのですが、単純に1対1交換を繰り返していけば、アドを稼げないカナスレ側の方が不利になります。
また、実はクリーチャーは打ち消されにくいです。
「Force of Will」以外では目くらましくらいしかクリーチャーのカウンターはありません。
ちょっと眠気が強すぎるのでここまで。
また後編を書きます。
サイドボードにつむべき対策カードとかも次回に。
RUGというカラータイプ自体は、いくつか種類があり、代表的なものでは、自然の秩序を入れたタイプのものがあります。
とはいえ、それは海外では昔から人気があったようですが、日本ではそれほど人気がなく、それほど使用者も多くなかったようです。
ただし、いわゆるカナスレについては、非常に人気が高く、レガシーの大会に出れば、まず間違いなく遭遇するであろうデッキになっています。
個人的にはあんまり早くコレについて書くつもりはなかったのですが、要望が一応あったっぽいので書きます。
本来は、初心者に対する、わからん殺しを減らすというのが、第一目的ですしね。
さて、カナスレですが、基本的には使用カードはほぼ決まっています。
まず、最近SCGで結果を出していたデッキレシピです。
18 LANDS
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《Tropical Island》
3 《Volcanic Island》
12 CREATURES
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
29 INSTANTS and SORCERIES
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《目くらまし/Daze》
4 《Force of Will》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《もみ消し/Stifle》
4 《思案/Ponder》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《呪文嵌め/Spell Snare》
1 OTHER SPELLS
1 《森の知恵/Sylvan Library》
SIDEBOARD
2 《乱暴/Rough》 / 《転落/Tumble》
3 《水没/Submerge》
2 《赤霊破/Red Elemental Blast》
2 《クローサの掌握/Krosan Grip》
2 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
1 《精神支配/Mind Harness》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
基本的な戦い方としては、「秘密を掘り下げるもの」「敏捷なマングース」「タルモゴイフ」を出し、あとはカウンターでバックアップして殴り切る、というものになります。
クリーチャーはこの3種4枚ずつ、計12枚のみで、あとは妨害とドロースペル、火力になっています。
非常にシンプルながら、安定したデッキです。
相手の土地を不毛の大地で割ったり、相手のフェッチ起動をもみ消しで打ち消して、擬似的な土地破壊として使ったり、と、とにかくテンポを重視したデッキになります。
レガシーのデッキは土地の枚数を抑えたデッキが多いため、コレによって多くのデッキが機能不全に陥り、その間に殴り切る、というのが基本です。
レガシーの環境を理解しきった、非常に理にかなったデッキと言えます。
では注意点を
1 なるべく基本地形を出し、多くのマナを出せるようにすること
デッキレシピを見れば分かる通り、低マナクリーチャーと軽いスペルによる妨害ばかりです。
そのため、単純に相手よりも重い呪文を使い、大きなクリーチャーを出せば、それだけで有利になることができます。
そのためにも、なるべく土地は伸ばしていくようにしましょう。
(※注意 後半で説明)
2 フェッチの起動タイミングと、1.2ターン目のランドセットに気をつけよう
1の内容の続きです。1,2ターン目のフェッチ起動に対しては、まず間違いなくもみ消しを使ってきます。
そのため、もし可能ならば、相手がマナを使い切ったり、土地を出していない状況でフェッチを使いましょう。
また、対カナスレとわかっているのならば当然ですし、レガシーの基本でもありますが、1ターン目に特殊地形をおいて何もせずエンドだけはしないようにしましょう。
不毛の大地でテンポをとられるだけです。
3 アド差をつけよう
デッキレシピをよく見てもらえるとわかるのですが、実はアドをとれるカードはほぼありません。せいぜい「火と氷」の火でアドをとるくらいです。つまり、完全なるテンポデッキですね。それに、いわゆる一発逆転的なカードははいっていません。
そのため、長期戦になると、とうぜんカナスレは不利になります。
テンポを取らせないように立ち回り、単純にアド差をつけていくだけで勝つことが出来ます。
4 エンチャント、アーティファクトは破壊されないので、効果的にプレイしよう
エンチャント、アーティファクトへの対策が非常に少ないレシピが多いです。
少なくとも、メインでの対策はほぼありません。
そのため、たとえば「血染めの月」や「窒息」などを貼るだけで、勝負が決まったりすることもあります。
ただし、呪文貫きや目くらましなどで、通らない可能性が高いです。
5 カウンターを恐れるな
カウンターは所詮は1対1交換です。もちろん警戒をしないといけないのですが、単純に1対1交換を繰り返していけば、アドを稼げないカナスレ側の方が不利になります。
また、実はクリーチャーは打ち消されにくいです。
「Force of Will」以外では目くらましくらいしかクリーチャーのカウンターはありません。
ちょっと眠気が強すぎるのでここまで。
また後編を書きます。
サイドボードにつむべき対策カードとかも次回に。
コメント
RUG Delverって名前の方が多い気がする…
中身たいして変わらないのに何でだろ
リンクさせて頂きましたので、もしよろしければ相互リンクの方
お願いします。
スレッショルド的なデッキというより、デルバーの方が目立ってしまっているからですかね。実際ナンデでしょう。
>keiponさん
少しでも参考になると幸いです。
リンク有難うございます。
こちらこそよろしくです。