GP横浜レポ【41位】
2012年6月25日 TCG全般 コメント (4) ということで、昨日の続きです。
使用デッキは、WUBRG Pod『賢者の石』です。
一応5色殻。もともとは殻を入れたジャンドを組もうと思って、組んでいたらこうなりました。
デッキの詳しい解説(カードごとの枚数の理由も含めて)もします。
ちなみに、コレが名古屋近郊(三河マジックコンベンションコミュニティ含む)のシークレットな最強デッキです。自称。
GPTベスト4、地元の大会で連戦連勝という実績を出しておりました。
ASAさんもコレを使ってくださり、確か1日目5連勝という快挙を成し遂げていた様子です。
1日目 8-1で抜け。
1 対 スワンアサルト○○
2 対無色トロン ○○
3 対赤タッチ黒バーン○×○
4 対白黒ハンデス○○
5 対赤単○××
6 対カウゴーただしカウなし×○○
7 対無色トロン○○
8 対カウゴーただしカウなし○×○
9 対カウゴーただしカウなし○○
※byeなしのため、ホントに1回戦目から9連戦という地獄。よく勝てたものです。
ぶっちゃけ先手もほぼ取れなかったため、プレイヤーの腕というより、単純なデッキの強さで勝てたようなものです。
2日目 4-3
10 対親和××
11 対親和×○×
12 対トリコロールコントロール×○○
13 対ジャンド××
14 対上陸再誕ボロス ○○
15 対上陸ボロス○○
16 対4色メリーラポッド ○○
最終成績 12-4で41位。一応マネーフィニッシュってやつですね。
※10~13回戦までは異常に調子が悪く、マリガンやキープミスを多発していました。
ただし、意外に親和がキツかったこと、13回戦目のジャンドはマグマスプレーを4積みしていたり、かなりキッチン対策を仕上げて来ていたため、非常に手強い相手でしたね。
ともあれ、14回戦目の前に、ASAさんからお菓子を貰い、糖分補給をして望んでからは、精神的に一気に楽になりました。感謝。
では、レポを。
1回戦 対 スワンアサルト○○
1戦目 3ターン目の血染めで相手の動きが止まり、そのまま何もされずに勝ち
2戦目 こちらは絡み根、キッチンと動き、返しに相手がスワンを出してくる。
無限コンボになると困るので、とりあえず殻で絡み根を生け贄に炎樹族のシャーマンを出す。
返しに相手は手札破壊と爆薬設置(X=3)でマナを使い切ったため、手札のメリーラをプレイして、キッチン生け贄でファルケンラスの貴種を持ってきて無限ライフで勝ち
※ロームに対しては、メインからの血染めの月がぶっ刺さるのが大きいですね。
あと、相手はインスタントタイミングの行動が少ないため、無限コンボが決めやすいのも楽でした。
2回戦 対無色トロン ○○
1戦目 2ターン目血染めの月で動きを止めて、絡み根とファルケンラスの貴種で殴り勝つ
2戦目 教主から台所×2から、相手の忘却石を遺恨で割って、そのまま殴り勝つ。
※2戦目は相手が事故すぎた。
ただし、対トロン用のメイン月、徴集兵のため、実に有利な相性です。
3回戦 対赤タッチ黒バーン○×○
1戦目 相手の3ターン目に闇の腹心の返しにレッドキャップで除去。4ターン目に闇の腹心でフルタップしてきたため、殻でレッドキャップを生け贄に無限トークンをして勝ち
2戦目 土地1スタートしたら土地を引けず、マナクリーチャーを焼かれて負け
3戦目 ベイロス、キッチン、絡み根×2でビートして勝ち
※この試合から、無限トークンによる勝ちが一気に増えます。
ここで、自分より格上のプレイヤーや、プロ相手にもキキジキ&徴集兵のコンボが簡単に決まる事を確信します。
実際、場に土地4枚とレッドキャップがいるだけで、返しのターンで相手が何もしなかったら殻プレイから即死コンボ発動というのは酷い話だと思います。
ともあれ、対赤単系は、メインキッチン4と殻のおかげもあって、非常に相性がいいです。
4回戦 対白黒ハンデス○○
1戦目 未練ある魂×2と拷問台×2でピンチになる。しかし、こちらの場にはレッドキャップとカウンターののった絡み根・キッチン、土地5枚。
殻をトップしたため、無限トークンで一気に勝ち。
2戦目 キッチン→ファルケンラスの貴種→変形者でファルケンラスの貴種をコピーして殴って勝ち
※2戦目はファルケンラス☓2で攻めていたため、相手の滅びが腐っていたようです。
打点がこちらの方が高く、さらに相手はコンボ要素を警戒しなければならないため、かなり有利に試合を運ぶことが出来ました。
5回戦 対赤単○××
1戦目 相手の土地がつまりぎみなところを殻で台所生け贄でレッドキャップサーチ。
次のターン、レッドキャップ生贄から無限トークンで勝ち
2戦目 相手赤力戦スタート。びっくりする。
私のデッキには、メイン・サイドともにエンチャント対策はありません。
しょんぼりしながら殻も引かず、ライフゲインもできずに負け
3戦目 全くライフゲインクリーチャーと殻を引かない。まともにクリーチャーをプレイできずに負け。
※3戦目は、手札に変形者がいたため、それを6ターン目くらいまでとっておくのではなく、2ターン目の相手のケルドの匪賊の返しにすぐにコピーで出しておけばよかった。
6回戦 対カウゴーただしカウなし×○○
1戦目 2ターン目血染めの月で相手が6ターンほど何もできずに止まる。
しかし、こちらは土地しか引かず森のレインジャーで殴るのみ。そしてトラフトを出され、ろくにブロッカーを出せずに負け。
2戦目 2ターン目月を警戒した相手に、1ターン目の教主を流刑される。
しかし、月とかあまり関係なく、絡み根とレッドキャップでひたすらビートしてそのまま勝ち
3戦目 2ターン目絡み根と3ターン目貴種で一気にライフを削り、最後は殻からのレッドキャップで本体を削って勝ち
※いわゆる、ノーカウというヤツですね。
相手は特殊地形だらけなうえ、マナが結構厳しいため、相性的に有利です。
6回戦 対無色トロン○○
1戦目 相手先手3ターン目にトロンが揃ってワームとぐろが出てくる。
ぶっちゃけ絶望的な気分になる。
しかし、こちらは絡み根、鳥がおり、手札に殻が2枚あったため、殻で絡み根生け贄で彼方地のエルフで土地を伸ばす。
相手は古きものの活性でワームとぐろをサーチしたが、プレイしないで遺産×2。
これで瞬殺ができなくなったため、次のターンに殻でエルフ→レッドキャップ→徴収兵でワームとぐろを奪ってアタック。
この動きで相手は徴集兵がもうデッキに入っていないと思ったのか、相手はコジレックを追加してエンド。
こちらは殻を手札からプレイして、合計2回殻を起動し、キッチン→レッドキャップ→キキジキとつなげて、無限トークンになって勝ち
2戦目 相手が土地2でとまり、こちらはマナフラッドというぐだぐだ試合になってしまう。
ただし、こちらは3ターン目月の大魔術師で時間を稼ぎ、ひたすら賛美を受けての3点クロックを行う。
相手は忘却石や地図、遺産、倦怠の宝珠を出してくるが遺恨×2で全て割る。
そのままちまちま殴り、手札に徴収兵をかかえたままレッドキャップを追加して勝ち
※まさか相手先手3ターン目にワームとぐろエンジンが出て勝てるとは思わなかった。
やはりトロン相手の相性差を実感。
8回戦 対カウゴーただしカウなし○×○
1戦目 こちらの先手2ターン目に月。3ターン目貴種で相手投了
2戦目 確実に勝った場になるが、場を良く見ておらず、勝ちきれずに負け。
自分の場に極楽鳥がいるのを忘れるという酷いプレイミス。相手のオーラに気圧された。
3戦目 相手がイマイチ攻め手を引けず、こちらはマナクリーチャと絡み根で攻める。
月で相手の動きを抑制し、最後はレッドキャップをトップして勝ち
こちらも引きが良くなかったが、相手はさらに良くなかった様子
※この辺りから、いわゆるプロプレイヤーにガンガン当たることになる。
この対戦相手もプロ。さすがに手強かった。
9回戦 対カウゴーただしカウなし○○
1戦目 土地1スタートで土地が止まって死ぬかと思うが、月の大魔術師と貴種が頑張って時間を稼ぐ
徴収兵をとりあえず場に出しておいて、相手のアタックを上手くしのぎ、相手がフルタップした返しにキキジキを手札から出して無限トークンで勝ち
2戦目 3ターン目血染めの月で相手の白マナを縛る事ができ、キッチン×2のクロックで攻め続け。
相手のヴェンディリオンをトップした徴収兵で奪って勝ち。
※1戦目は殻も引かず、ステロイドのような動きだったため、相手にライフを守るために除去を使わせ、上手くコンボクリーチャーが生き残って無限コンボ繋げることができた
2戦目は相手のプレイミスで助けられた。
最後辺りで教主を不忠の糸で奪われたが、相手が教主から白マナを出せる機会が1ターンだけあったのにそれを使わず、そのおかげで勝つことができた。
★ここまでが1日目 8-1という大健闘というヤツですね。
★ここから2日目
10回戦 対親和××
1戦目 殻を引けば無限で勝てる場にするが、全く殻を引けず、逆に月×2を引いたりして負け
2戦目 殻を引けば勝ちだが、サイドカードがなくキキジキがいる手札をキープしてしまう。
そして、最後までサイドカードと殻を引けずに負け。マリガンミスだった。
また、この2戦目だけで鞭打ち炎を3回打たれたのも痛かった
※キツかった。
まさか親和に勝てないとは思わなかった。
今まで親和に負けたことがなかったが、実はそれほど相性が良くなかった様子。
もっとも、単純に相手のデッキ構築とプレイングが優れていたというのもあります。
11回戦 対親和×○×
1戦目 こちらの4ターン目メリーラコンボを感電破で妨害される。しかし、次のターン勝てる場にする。
だが、返しに、頭蓋囲いプレイから勇者に装備をしてアタック+爆片破で一気にライフが削られて負け
2戦目 小悪魔×2、遺恨×2で上手く勇者を2対処理して殴りきる
3戦目 相手の2ターン目倦怠の宝呪が強く、こちらは殻こそ引くがサイドカードと1マナカードと3マナカードを引けず、カタキで減速させるものの、無限まで1ターン足りずに負け
最後辺りで、ライフ温存して殻と教主を出してエンドしてしまったが、ライフ4点払ってでもすぐに教主生贄からカタキサーチをするべきだった。
12回戦 対トリコロールコントロール×○○
1戦目 殻をヴェンディリオンでボトムに送られ、追加の決め手を引けずにヴェンディリオンに殴り殺される
2戦目 3ターン目血染めの月で相手死亡
3戦目 相手が土地がつまりぎみなところをキッチンでビート。血染めを囮に使いながら打点を減らさずに殴りきる
※やはり相手は特殊地形まみれのため、相性がいいマッチ。
相手のオリジナルデッキらしい強さが垣間見れるが、やはりマナバランスがタイトなため、月が強すぎた。
13回戦 対ジャンド××
1戦目 マリガンからハンデスを3枚くらい、月も殻もメリーラも引けずに負け
2戦目 月をハンデスで落とされ、殻を割られて、殻を引いたら勝ちの場を維持するが、引けずに負け
※マグマスプレー☓4だったり、かなりメタを絞ってきている相手。
キッチンや絡み根が簡単に除去されていくのが恐ろしかった。
また、月も殻も使えなかったため、実に残念。
14回戦 対上陸再誕ボロス ○○
1戦目 こちら先手3ターン目血染めの月で相手が止まる。
しかし2ターン目に出されたリンクスと大立者で早いクロックを刻まれ、平地をトップされて再誕×2でピンチになる
しかし、殻を引いて、キッチン→レッドキャップ。次のターンに無限トークンで勝ち
途中で相手がトロウケアの敷石を2枚出してしまうミスがあり、土地喪失とテンポロスがあったのが大きかった。
2戦目 相手はトロウケア→トロウケアというゆっくりスタートで、こちらは鳥→キッチン→レッドキャップ→ベイロスという動き。
相手のクリーチャーは丁寧に除去しながら殴り、相手のフルタップイーオスのレインジャーを徴収兵で奪って勝ち
※実に相性が良い。キッチンを使いまわせるのが強すぎた。
15回戦 対上陸ボロス○○
1戦目 キッチンから殻でレッドキャップ。
相手がフルタップした返しに殻で無限トークンをして勝ち
2戦目 鳥からキッチン→ベイロスと動いて除去を使わせ、レッドキャップ→キキジキ素出しで相手のクリーチャーを減らし、相手が返しでフルタップしたため、殻プレイから無限トークンで勝ち。
※1戦目は普通に4キル。
この大会では何気に4キルが3回くらいできていまます。すげーデッキが強かった。
16回戦 対4色メリーラポッド ○○
1戦目 血染めで相手の動きを減速させ、お互いにレッドキャップで除去しあう
こちらは殻、相手は召還の調べ連打で動くが、相手が息切れしてきたところで徴収兵からの無限トークンで勝ち
2戦目 ハンドにサイドカードを抱えながら、相手の殻を即2回割りながらコツコツビート。
相手の2回目の殻起動で3マナクリーチャーを生け贄にリンヴァーラをサーチ。
こちらにはほとんど影響がないクリーチャーだが、通常の殻には劇的に効くんだろうな、と思う。つまり、こちらを殻として意識しているわけだ。
そこで、徴収兵をプレイし、リンヴァーラ対象にして相手のライフを削りにかかる。相手はコレを嫌って1マナ生物で生け贄に捧げる。
さらに、次のターンに、殻起動でレッドキャップからキキジキサーチして無限コンボの構え。
相手は対応で徴収兵を除去。(この時点で徴集兵を除去しなければ、徴集兵+コピー+相手のクリーチャー奪取で9点ほど当たってしまう。序盤からライフを攻めていたため、相手にライフの余裕がなく、キキジキを除去れなかった。それに、通常の殻ならば徴集兵はデッキに1枚しか入らないですしね)
しかし、こちらは返しでもう一度レッドキャップを生贄に徴収兵をサーチしてきて無限トークンで勝ち
※相手は初日全勝で、カバレッジにも大きく取り上げられている4色殻の人。
DNを巡回中に、その人のチームメンバーらしい人によるデッキ解説も読ませてもらいました。色々なタイミングでコンボを狙っていけるのは非常に面白いと思います。
ただし、「無駄牌ばかりの通常のメリーラポッドに負ける道理なし。」と思っていました。
詳しくは明日書きますが、正直、臓物の予見者、根の壁、召喚の調べを使うようなタイプのメリーラポッドはカモであり、大したことはないと思っていました。
もっとも、思っていたよりも実に構築に幅があり、実際、この相手の殻も実に強かったです。
また、ベスト8に残っている殻デッキについては、どれも工夫があってすごいですね。
特に、メインに修復の天使4枚+キキジキ4積みのデッキについては、明らかに私のデッキより上ですね。
あれは殻デッキというより、双子的な発想のデッキで、実にすごいと思います。
アレを考えついたのは天才的だと思います。
あとは、refさんの殻も、打点が高く、良い殻デッキだと思いました。あの人もすごい発想力でいつも参考になりますね。
ともあれ、こういう結果でした。
明日、『賢者の石』のデッキ解説をします。
とりあえず、レシピだけ貼ります。
WUBRG Pod『賢者の石』
デッキ製作者:Zeno
Main Deck
6《森/Forest》
2《山/Mountain》
1《沼/Swamp》
4《銅線の地溝/Copperline Gorge》
1《草むした墓/Overgrown Tomb》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《絡み根の霊/Strangleroot Geist》
2《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《月の大魔術師/Magus of the Moon》
1《彼方地のエルフ》
1《ヴィティアの背教者/Vithian Renegades》
2《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
2《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》
2《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
1《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
4《血染めの月/Blood Moon》
4《出産の殻/Birthing Pod》
Sideboard
2《炉の小悪魔/Forge Devil》
2《古えの遺恨》
1《エーテル宣誓会の法学者》
1《炎樹族のシャーマン》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《焼却/Combust》
1《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
2.《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
使用デッキは、WUBRG Pod『賢者の石』です。
一応5色殻。もともとは殻を入れたジャンドを組もうと思って、組んでいたらこうなりました。
デッキの詳しい解説(カードごとの枚数の理由も含めて)もします。
ちなみに、コレが名古屋近郊(三河マジックコンベンションコミュニティ含む)のシークレットな最強デッキです。自称。
GPTベスト4、地元の大会で連戦連勝という実績を出しておりました。
ASAさんもコレを使ってくださり、確か1日目5連勝という快挙を成し遂げていた様子です。
1日目 8-1で抜け。
1 対 スワンアサルト○○
2 対無色トロン ○○
3 対赤タッチ黒バーン○×○
4 対白黒ハンデス○○
5 対赤単○××
6 対カウゴーただしカウなし×○○
7 対無色トロン○○
8 対カウゴーただしカウなし○×○
9 対カウゴーただしカウなし○○
※byeなしのため、ホントに1回戦目から9連戦という地獄。よく勝てたものです。
ぶっちゃけ先手もほぼ取れなかったため、プレイヤーの腕というより、単純なデッキの強さで勝てたようなものです。
2日目 4-3
10 対親和××
11 対親和×○×
12 対トリコロールコントロール×○○
13 対ジャンド××
14 対上陸再誕ボロス ○○
15 対上陸ボロス○○
16 対4色メリーラポッド ○○
最終成績 12-4で41位。一応マネーフィニッシュってやつですね。
※10~13回戦までは異常に調子が悪く、マリガンやキープミスを多発していました。
ただし、意外に親和がキツかったこと、13回戦目のジャンドはマグマスプレーを4積みしていたり、かなりキッチン対策を仕上げて来ていたため、非常に手強い相手でしたね。
ともあれ、14回戦目の前に、ASAさんからお菓子を貰い、糖分補給をして望んでからは、精神的に一気に楽になりました。感謝。
では、レポを。
1回戦 対 スワンアサルト○○
1戦目 3ターン目の血染めで相手の動きが止まり、そのまま何もされずに勝ち
2戦目 こちらは絡み根、キッチンと動き、返しに相手がスワンを出してくる。
無限コンボになると困るので、とりあえず殻で絡み根を生け贄に炎樹族のシャーマンを出す。
返しに相手は手札破壊と爆薬設置(X=3)でマナを使い切ったため、手札のメリーラをプレイして、キッチン生け贄でファルケンラスの貴種を持ってきて無限ライフで勝ち
※ロームに対しては、メインからの血染めの月がぶっ刺さるのが大きいですね。
あと、相手はインスタントタイミングの行動が少ないため、無限コンボが決めやすいのも楽でした。
2回戦 対無色トロン ○○
1戦目 2ターン目血染めの月で動きを止めて、絡み根とファルケンラスの貴種で殴り勝つ
2戦目 教主から台所×2から、相手の忘却石を遺恨で割って、そのまま殴り勝つ。
※2戦目は相手が事故すぎた。
ただし、対トロン用のメイン月、徴集兵のため、実に有利な相性です。
3回戦 対赤タッチ黒バーン○×○
1戦目 相手の3ターン目に闇の腹心の返しにレッドキャップで除去。4ターン目に闇の腹心でフルタップしてきたため、殻でレッドキャップを生け贄に無限トークンをして勝ち
2戦目 土地1スタートしたら土地を引けず、マナクリーチャーを焼かれて負け
3戦目 ベイロス、キッチン、絡み根×2でビートして勝ち
※この試合から、無限トークンによる勝ちが一気に増えます。
ここで、自分より格上のプレイヤーや、プロ相手にもキキジキ&徴集兵のコンボが簡単に決まる事を確信します。
実際、場に土地4枚とレッドキャップがいるだけで、返しのターンで相手が何もしなかったら殻プレイから即死コンボ発動というのは酷い話だと思います。
ともあれ、対赤単系は、メインキッチン4と殻のおかげもあって、非常に相性がいいです。
4回戦 対白黒ハンデス○○
1戦目 未練ある魂×2と拷問台×2でピンチになる。しかし、こちらの場にはレッドキャップとカウンターののった絡み根・キッチン、土地5枚。
殻をトップしたため、無限トークンで一気に勝ち。
2戦目 キッチン→ファルケンラスの貴種→変形者でファルケンラスの貴種をコピーして殴って勝ち
※2戦目はファルケンラス☓2で攻めていたため、相手の滅びが腐っていたようです。
打点がこちらの方が高く、さらに相手はコンボ要素を警戒しなければならないため、かなり有利に試合を運ぶことが出来ました。
5回戦 対赤単○××
1戦目 相手の土地がつまりぎみなところを殻で台所生け贄でレッドキャップサーチ。
次のターン、レッドキャップ生贄から無限トークンで勝ち
2戦目 相手赤力戦スタート。びっくりする。
私のデッキには、メイン・サイドともにエンチャント対策はありません。
しょんぼりしながら殻も引かず、ライフゲインもできずに負け
3戦目 全くライフゲインクリーチャーと殻を引かない。まともにクリーチャーをプレイできずに負け。
※3戦目は、手札に変形者がいたため、それを6ターン目くらいまでとっておくのではなく、2ターン目の相手のケルドの匪賊の返しにすぐにコピーで出しておけばよかった。
6回戦 対カウゴーただしカウなし×○○
1戦目 2ターン目血染めの月で相手が6ターンほど何もできずに止まる。
しかし、こちらは土地しか引かず森のレインジャーで殴るのみ。そしてトラフトを出され、ろくにブロッカーを出せずに負け。
2戦目 2ターン目月を警戒した相手に、1ターン目の教主を流刑される。
しかし、月とかあまり関係なく、絡み根とレッドキャップでひたすらビートしてそのまま勝ち
3戦目 2ターン目絡み根と3ターン目貴種で一気にライフを削り、最後は殻からのレッドキャップで本体を削って勝ち
※いわゆる、ノーカウというヤツですね。
相手は特殊地形だらけなうえ、マナが結構厳しいため、相性的に有利です。
6回戦 対無色トロン○○
1戦目 相手先手3ターン目にトロンが揃ってワームとぐろが出てくる。
ぶっちゃけ絶望的な気分になる。
しかし、こちらは絡み根、鳥がおり、手札に殻が2枚あったため、殻で絡み根生け贄で彼方地のエルフで土地を伸ばす。
相手は古きものの活性でワームとぐろをサーチしたが、プレイしないで遺産×2。
これで瞬殺ができなくなったため、次のターンに殻でエルフ→レッドキャップ→徴収兵でワームとぐろを奪ってアタック。
この動きで相手は徴集兵がもうデッキに入っていないと思ったのか、相手はコジレックを追加してエンド。
こちらは殻を手札からプレイして、合計2回殻を起動し、キッチン→レッドキャップ→キキジキとつなげて、無限トークンになって勝ち
2戦目 相手が土地2でとまり、こちらはマナフラッドというぐだぐだ試合になってしまう。
ただし、こちらは3ターン目月の大魔術師で時間を稼ぎ、ひたすら賛美を受けての3点クロックを行う。
相手は忘却石や地図、遺産、倦怠の宝珠を出してくるが遺恨×2で全て割る。
そのままちまちま殴り、手札に徴収兵をかかえたままレッドキャップを追加して勝ち
※まさか相手先手3ターン目にワームとぐろエンジンが出て勝てるとは思わなかった。
やはりトロン相手の相性差を実感。
8回戦 対カウゴーただしカウなし○×○
1戦目 こちらの先手2ターン目に月。3ターン目貴種で相手投了
2戦目 確実に勝った場になるが、場を良く見ておらず、勝ちきれずに負け。
自分の場に極楽鳥がいるのを忘れるという酷いプレイミス。相手のオーラに気圧された。
3戦目 相手がイマイチ攻め手を引けず、こちらはマナクリーチャと絡み根で攻める。
月で相手の動きを抑制し、最後はレッドキャップをトップして勝ち
こちらも引きが良くなかったが、相手はさらに良くなかった様子
※この辺りから、いわゆるプロプレイヤーにガンガン当たることになる。
この対戦相手もプロ。さすがに手強かった。
9回戦 対カウゴーただしカウなし○○
1戦目 土地1スタートで土地が止まって死ぬかと思うが、月の大魔術師と貴種が頑張って時間を稼ぐ
徴収兵をとりあえず場に出しておいて、相手のアタックを上手くしのぎ、相手がフルタップした返しにキキジキを手札から出して無限トークンで勝ち
2戦目 3ターン目血染めの月で相手の白マナを縛る事ができ、キッチン×2のクロックで攻め続け。
相手のヴェンディリオンをトップした徴収兵で奪って勝ち。
※1戦目は殻も引かず、ステロイドのような動きだったため、相手にライフを守るために除去を使わせ、上手くコンボクリーチャーが生き残って無限コンボ繋げることができた
2戦目は相手のプレイミスで助けられた。
最後辺りで教主を不忠の糸で奪われたが、相手が教主から白マナを出せる機会が1ターンだけあったのにそれを使わず、そのおかげで勝つことができた。
★ここまでが1日目 8-1という大健闘というヤツですね。
★ここから2日目
10回戦 対親和××
1戦目 殻を引けば無限で勝てる場にするが、全く殻を引けず、逆に月×2を引いたりして負け
2戦目 殻を引けば勝ちだが、サイドカードがなくキキジキがいる手札をキープしてしまう。
そして、最後までサイドカードと殻を引けずに負け。マリガンミスだった。
また、この2戦目だけで鞭打ち炎を3回打たれたのも痛かった
※キツかった。
まさか親和に勝てないとは思わなかった。
今まで親和に負けたことがなかったが、実はそれほど相性が良くなかった様子。
もっとも、単純に相手のデッキ構築とプレイングが優れていたというのもあります。
11回戦 対親和×○×
1戦目 こちらの4ターン目メリーラコンボを感電破で妨害される。しかし、次のターン勝てる場にする。
だが、返しに、頭蓋囲いプレイから勇者に装備をしてアタック+爆片破で一気にライフが削られて負け
2戦目 小悪魔×2、遺恨×2で上手く勇者を2対処理して殴りきる
3戦目 相手の2ターン目倦怠の宝呪が強く、こちらは殻こそ引くがサイドカードと1マナカードと3マナカードを引けず、カタキで減速させるものの、無限まで1ターン足りずに負け
最後辺りで、ライフ温存して殻と教主を出してエンドしてしまったが、ライフ4点払ってでもすぐに教主生贄からカタキサーチをするべきだった。
12回戦 対トリコロールコントロール×○○
1戦目 殻をヴェンディリオンでボトムに送られ、追加の決め手を引けずにヴェンディリオンに殴り殺される
2戦目 3ターン目血染めの月で相手死亡
3戦目 相手が土地がつまりぎみなところをキッチンでビート。血染めを囮に使いながら打点を減らさずに殴りきる
※やはり相手は特殊地形まみれのため、相性がいいマッチ。
相手のオリジナルデッキらしい強さが垣間見れるが、やはりマナバランスがタイトなため、月が強すぎた。
13回戦 対ジャンド××
1戦目 マリガンからハンデスを3枚くらい、月も殻もメリーラも引けずに負け
2戦目 月をハンデスで落とされ、殻を割られて、殻を引いたら勝ちの場を維持するが、引けずに負け
※マグマスプレー☓4だったり、かなりメタを絞ってきている相手。
キッチンや絡み根が簡単に除去されていくのが恐ろしかった。
また、月も殻も使えなかったため、実に残念。
14回戦 対上陸再誕ボロス ○○
1戦目 こちら先手3ターン目血染めの月で相手が止まる。
しかし2ターン目に出されたリンクスと大立者で早いクロックを刻まれ、平地をトップされて再誕×2でピンチになる
しかし、殻を引いて、キッチン→レッドキャップ。次のターンに無限トークンで勝ち
途中で相手がトロウケアの敷石を2枚出してしまうミスがあり、土地喪失とテンポロスがあったのが大きかった。
2戦目 相手はトロウケア→トロウケアというゆっくりスタートで、こちらは鳥→キッチン→レッドキャップ→ベイロスという動き。
相手のクリーチャーは丁寧に除去しながら殴り、相手のフルタップイーオスのレインジャーを徴収兵で奪って勝ち
※実に相性が良い。キッチンを使いまわせるのが強すぎた。
15回戦 対上陸ボロス○○
1戦目 キッチンから殻でレッドキャップ。
相手がフルタップした返しに殻で無限トークンをして勝ち
2戦目 鳥からキッチン→ベイロスと動いて除去を使わせ、レッドキャップ→キキジキ素出しで相手のクリーチャーを減らし、相手が返しでフルタップしたため、殻プレイから無限トークンで勝ち。
※1戦目は普通に4キル。
この大会では何気に4キルが3回くらいできていまます。すげーデッキが強かった。
16回戦 対4色メリーラポッド ○○
1戦目 血染めで相手の動きを減速させ、お互いにレッドキャップで除去しあう
こちらは殻、相手は召還の調べ連打で動くが、相手が息切れしてきたところで徴収兵からの無限トークンで勝ち
2戦目 ハンドにサイドカードを抱えながら、相手の殻を即2回割りながらコツコツビート。
相手の2回目の殻起動で3マナクリーチャーを生け贄にリンヴァーラをサーチ。
こちらにはほとんど影響がないクリーチャーだが、通常の殻には劇的に効くんだろうな、と思う。つまり、こちらを殻として意識しているわけだ。
そこで、徴収兵をプレイし、リンヴァーラ対象にして相手のライフを削りにかかる。相手はコレを嫌って1マナ生物で生け贄に捧げる。
さらに、次のターンに、殻起動でレッドキャップからキキジキサーチして無限コンボの構え。
相手は対応で徴収兵を除去。(この時点で徴集兵を除去しなければ、徴集兵+コピー+相手のクリーチャー奪取で9点ほど当たってしまう。序盤からライフを攻めていたため、相手にライフの余裕がなく、キキジキを除去れなかった。それに、通常の殻ならば徴集兵はデッキに1枚しか入らないですしね)
しかし、こちらは返しでもう一度レッドキャップを生贄に徴収兵をサーチしてきて無限トークンで勝ち
※相手は初日全勝で、カバレッジにも大きく取り上げられている4色殻の人。
DNを巡回中に、その人のチームメンバーらしい人によるデッキ解説も読ませてもらいました。色々なタイミングでコンボを狙っていけるのは非常に面白いと思います。
ただし、「無駄牌ばかりの通常のメリーラポッドに負ける道理なし。」と思っていました。
詳しくは明日書きますが、正直、臓物の予見者、根の壁、召喚の調べを使うようなタイプのメリーラポッドはカモであり、大したことはないと思っていました。
もっとも、思っていたよりも実に構築に幅があり、実際、この相手の殻も実に強かったです。
また、ベスト8に残っている殻デッキについては、どれも工夫があってすごいですね。
特に、メインに修復の天使4枚+キキジキ4積みのデッキについては、明らかに私のデッキより上ですね。
あれは殻デッキというより、双子的な発想のデッキで、実にすごいと思います。
アレを考えついたのは天才的だと思います。
あとは、refさんの殻も、打点が高く、良い殻デッキだと思いました。あの人もすごい発想力でいつも参考になりますね。
ともあれ、こういう結果でした。
明日、『賢者の石』のデッキ解説をします。
とりあえず、レシピだけ貼ります。
WUBRG Pod『賢者の石』
デッキ製作者:Zeno
Main Deck
6《森/Forest》
2《山/Mountain》
1《沼/Swamp》
4《銅線の地溝/Copperline Gorge》
1《草むした墓/Overgrown Tomb》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《絡み根の霊/Strangleroot Geist》
2《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《月の大魔術師/Magus of the Moon》
1《彼方地のエルフ》
1《ヴィティアの背教者/Vithian Renegades》
2《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
2《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》
2《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
1《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
4《血染めの月/Blood Moon》
4《出産の殻/Birthing Pod》
Sideboard
2《炉の小悪魔/Forge Devil》
2《古えの遺恨》
1《エーテル宣誓会の法学者》
1《炎樹族のシャーマン》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《焼却/Combust》
1《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
2.《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
コメント
このデッキも僕にはできない発想でかなりおもしろいデッキですね
マネーフィニッシュおつかれさまでした
コメントありがとうございます。
refさんのデッキは非常にいつも強く、実に興味深く見せて頂いております。
また、今回の新殻デッキも、一般の殻デッキと比べて特殊な動きがある上に、打点が高く、殴りきれる構成になっているのがものすごい好みでした。
今後ともよろしくお願いいたします。