Zoo考察前編 禁止カードの影響
2011年12月26日 TCG全般 Finals本戦も終わり、モダンも一段落というところです。
本戦の結果は悔しくて仕方ないですが、一応モダンが3-1だったため、公式にデッキリストが載ってちょっとだけ嬉しかったり。
ということで、Zooについての禁止カードの影響をちょろっと書きます。
さて、野生のナカティルと罰する火が禁止されました。
ぶっちゃけ、コレはZooにとって非常に不利なことです。
Zooはもともと罰する火が効きにくいため、そこまで影響を受けてなかったことと、野生のナカティル禁止による単純なパワーダウンがあげられます。
とはいえ、ナカティル自体には、代わりになりそうなカードは結構あります。
まず最初に誰もが思いつくのが、壌土のライオンor密林の猿人を使うことです。
しかし、コレは単純な劣化にすぎません。
また、このプランを取った場合、もともと有利とは言えなかった対コンボ戦が極めて厳しくなります。
Zooはもともとコンボデッキに対して、相手の動きを邪魔しながら速度で上回る、という勝ち筋がメインでした。
例えば、ストーム系デッキに対して、ナカティル→エーテル宣誓会の法学者と動き、相手がエーテル宣誓会の法学者を対処するために時間をかけている間に、殴り切る、というものです。
これはZooにとって単純かつ効果的なプランでした。
しかし、コレはナカティルスタートというプランがあってこそでもあります。
1ターン目ナカティルからの3点クロックは、ナカティル単体で攻めるだけでも8ターン目に勝利できます。
仮にナカティル→ナカティルと動けた場合、5ターン目に勝利できます。ここに火力や他の要因が合わせれば、十分4ターン目に相手を削り切ることが出来ます。
しかし、コレが密林の猿人になった場合、2点クロックに過ぎないため、単体では11ターン。
2枚使用しても、7ターン目にしか勝てません。このターンの差が、コンボデッキ相手では致命的です。
つまり、対コンボを考える限り、ナカティルを密林の猿人に変えるプランはありえないわけです。
他のデッキに対しても、当然弱体化はありますが、特にコンボデッキ相手に顕著だと言えます。
次に、ナカティルの代わりとして思いつきやすいのは、ステップのオオヤマネコです。
これは上陸さえすれば、4点クロックなため、ナカティルとそこまで違わない動きが出来ます。
当然ブロックに回ると非常に弱いという欠点があるため、前のめりに動く必要が出てきます。
また、よくカウンターキャットで行わるように、フェッチをセットして終了し、相手の行動に応じてフェッチを切って青マナからカウンター、という行動は出来ません。
つまり、本当に短期決戦を目指すタイプのZooで強いわけです。
このタイプのZoo自体は、強いと思っています。
レガシーでの、いわゆる高速Zooみたいな構成にすることによって、ナカティルの穴を埋めることが出来るわけです。
もっとも、個人的にはコレは嫌いです。
現時点でも構築できるため、もしこのタイプが強いのなら、すでにそれを組んで戦っているプレイヤーがもっと多くてもいいはずです。
また、このタイプのデッキは、メタに合う環境になれば無類の強さを誇りますが、現時点でもバーンに結構不利だったり、欠点もいくつかあります。
つまり、今までのZooを組もうとすると、単純に劣化させるか、別のアプローチ(例えば高速Zoo等)で構築するしかないわけです。
となると、今までも中速ビートとして強かった、ジャンドなどを、Zooの代わりに選択することも理にかなっていると思います。
最も、私個人は万能な動きの出来る、多色のZooが非常に好きなので、別のアプローチで考えていこうと思います。
前編終わり。
後編はまだ未定です。
本戦の結果は悔しくて仕方ないですが、一応モダンが3-1だったため、公式にデッキリストが載ってちょっとだけ嬉しかったり。
ということで、Zooについての禁止カードの影響をちょろっと書きます。
さて、野生のナカティルと罰する火が禁止されました。
ぶっちゃけ、コレはZooにとって非常に不利なことです。
Zooはもともと罰する火が効きにくいため、そこまで影響を受けてなかったことと、野生のナカティル禁止による単純なパワーダウンがあげられます。
とはいえ、ナカティル自体には、代わりになりそうなカードは結構あります。
まず最初に誰もが思いつくのが、壌土のライオンor密林の猿人を使うことです。
しかし、コレは単純な劣化にすぎません。
また、このプランを取った場合、もともと有利とは言えなかった対コンボ戦が極めて厳しくなります。
Zooはもともとコンボデッキに対して、相手の動きを邪魔しながら速度で上回る、という勝ち筋がメインでした。
例えば、ストーム系デッキに対して、ナカティル→エーテル宣誓会の法学者と動き、相手がエーテル宣誓会の法学者を対処するために時間をかけている間に、殴り切る、というものです。
これはZooにとって単純かつ効果的なプランでした。
しかし、コレはナカティルスタートというプランがあってこそでもあります。
1ターン目ナカティルからの3点クロックは、ナカティル単体で攻めるだけでも8ターン目に勝利できます。
仮にナカティル→ナカティルと動けた場合、5ターン目に勝利できます。ここに火力や他の要因が合わせれば、十分4ターン目に相手を削り切ることが出来ます。
しかし、コレが密林の猿人になった場合、2点クロックに過ぎないため、単体では11ターン。
2枚使用しても、7ターン目にしか勝てません。このターンの差が、コンボデッキ相手では致命的です。
つまり、対コンボを考える限り、ナカティルを密林の猿人に変えるプランはありえないわけです。
他のデッキに対しても、当然弱体化はありますが、特にコンボデッキ相手に顕著だと言えます。
次に、ナカティルの代わりとして思いつきやすいのは、ステップのオオヤマネコです。
これは上陸さえすれば、4点クロックなため、ナカティルとそこまで違わない動きが出来ます。
当然ブロックに回ると非常に弱いという欠点があるため、前のめりに動く必要が出てきます。
また、よくカウンターキャットで行わるように、フェッチをセットして終了し、相手の行動に応じてフェッチを切って青マナからカウンター、という行動は出来ません。
つまり、本当に短期決戦を目指すタイプのZooで強いわけです。
このタイプのZoo自体は、強いと思っています。
レガシーでの、いわゆる高速Zooみたいな構成にすることによって、ナカティルの穴を埋めることが出来るわけです。
もっとも、個人的にはコレは嫌いです。
現時点でも構築できるため、もしこのタイプが強いのなら、すでにそれを組んで戦っているプレイヤーがもっと多くてもいいはずです。
また、このタイプのデッキは、メタに合う環境になれば無類の強さを誇りますが、現時点でもバーンに結構不利だったり、欠点もいくつかあります。
つまり、今までのZooを組もうとすると、単純に劣化させるか、別のアプローチ(例えば高速Zoo等)で構築するしかないわけです。
となると、今までも中速ビートとして強かった、ジャンドなどを、Zooの代わりに選択することも理にかなっていると思います。
最も、私個人は万能な動きの出来る、多色のZooが非常に好きなので、別のアプローチで考えていこうと思います。
前編終わり。
後編はまだ未定です。
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