マジックに勝つ方法②(ゼノ式理論 基本編)
2010年11月5日 TCG全般 コメント (2) さて、前回、勝ちパターンについて少しだけ書きました。
大会で勝つための必須事項が「勝ちパターンがあること」、ですね。
前回最後に書いた、ジャンドのブン回りはあんまりではありますが、あれが理想ですね。
いわゆる細かいテクニックやプレイングの必要ない、圧倒的な強さ、というものです。
最近では、ヴァラクートや青緑赤コントロールが代表例ですね。
例 ヴァラクート
先攻 1ターン目、ジョラーガ、2ターン目レベルアップ+草茂る胸壁、3ターン目原始のタイタン(手札に召喚の罠があればベスト)
例 青緑赤コントロール
先攻 1ターン目極楽鳥、2ターン目成長の発作、3ターン目霜のタイタン(土地を縛る)
この二つの動きは、3ターン目にタイタンを出す、というだけのものですが、実際に成功すると、対戦相手はもうほとんど勝つことが出来ません。
こういう勝ちパターンがあれば、初手さえよければ、相手がどんな強豪でも勝てる可能性があるわけです。
タイタン以外でも、赤白ボロスの、1ターン目ステップのオオヤマネコ、2ターン目フェッチ起動、板金鎧の土百足、3ターン目フェッチ起動、何かでフィニッシュ。というような動きもありますね。
現環境では、多くのデッキが勝ちパターンを持っています。
仮に、自作のデッキを使用する場合でも、こういう勝ちパターンの無いデッキは使わないほうが良いでしょう。勝率が明らかに違ってくるはずです。
さて、ここまで勝ちパターンが必須と言ってきましたが、一つ注意点があります。
「三、遅いデッキは使用しない」
ということが重要になってきます。
マジックにはプレイングという要素があります。それは、ターンを重ねるごとに大きくなるものです。
全く同じデッキを使用する場合、プレイングの上手いプレイヤーと、下手なプレイヤーでは、当然プレイングの上手いプレイヤーのほうが勝算が高いです。当たり前ですね。
しかし、仮にお互いにブン回れば4ターンキルするような早いデッキを使っていた場合、プレイングの要素が低くなり、下手なプレイヤーでも勝てる可能性が高まります。
逆に、勝つのに20ターン以上かかるような、低速のコントロールデッキを使った場合、プレイングの下手なプレイヤーの勝てる可能性は限りなく低くなります。
つまり、自分が明らかに上手なプレイヤーだと思えない限り、白青コントロールのような低速デッキは使用しない方が勝算が高まる、というわけです。
今の環境だと、白青コントロールや青黒コントロールがそれですね。いわゆる圧倒的なブン回りで相手を速攻で倒すパターンを持たず、アドバンテージを稼いで序盤を耐えてフィニッシャーで逆転するようなデッキ。
これらは、プレイングの比重が高いため、オススメできるデッキではありません。
ちなみに、ボロスや赤バーンなどの速攻デッキがプレイングが簡単だというつもりは全くありません。火力でクリーチャーをいつ焼いて、本体をいつ狙うか、など、いくらでも悩ましい点はあります。
しかし、ブン回れば勝てる、長引がないで勝負を決められる、とい点から、青白などの低速デッキより良い選択だと思っています。
今回、早いデッキを使うのが重要だと書きましたが、正確には速攻から、中速ビートまでのデッキを使用する、というところですね。
タイタン系デッキを使えば、ある程度中速デッキになるのは仕方ないですしね。ただ、いたずらに長引かせないデッキを使うのが重要だということです。
では、デッキは何を選択すればいいのか、コレは2種類方法があります。
まず、前提条件として、メタを読むこと、が重要です。
ただ、コレは公式のデッキ紹介を見れば大体わかるでしょう。また、近くの大会や人の日記を見れば、ある程度の流行はつかめると思います。
仮に、現環境で、白青コントロール、ヴァラクート、赤白上陸ウィニーの3種類がメインメタだとします。
その場合、もちろん3つ全てに勝てるデッキがあればそれが一番良いのですが、まずないでしょう。
その場合、一つのデッキタイプには弱いが、それ以外のデッキに対しては強い、というデッキを使用するのが無難です。
今だと、ヴァラクートかエルドラージグリーンが無難ですよね。
そしてもう一つ、
「四、オリジナル要素のあるデッキを使う」
という方法があります。
先日書いた日記を引用しますね。
『例えば、「いわゆるトッププレイヤーのような明らかに上手い人と、自分が全く同じデッキを使って対戦した場合、勝てるのかどうか?」
まあ、ぶっちゃけ無理ですよね。誰でも思うことでしょう。
また、上手いプレイヤーは当然メタを読んで対策をしています。それに対し、自分がメタ内のデッキを使って、その相手に勝てるのかどうか。
もちろん、運もありますし、そのプレイヤーに当たる可能性もそう高くないかもしれません、ぶっちゃけメタデッキを使って、6回戦で、4-2程度は十分に高い可能性があるでしょう。
しかし、6-0や5-1をしようと思うと、なかなか厳しいことだと思います。もちろん、私がトッププレイヤーレベルのプレイングや知識があれば別なのでしょうが、現状ではとても及びません。』
こちらがメタを読んでいるように、相手も当然メタを読んで対策をしてきます。そのメタを外すか、対策されても大丈夫な構成にする必要があります。
ちょっとしたことで、劇的に相性を良くする方法はたくさんありますので、それはデッキごとに考えてみると良いと思います。
例えば、ヴァラクートで、青白相手のサイドボードに、コジレックの職工を用意する。
赤単で危険なマイアを使うことによってコーの火歩きを除去する。
赤白上陸で、同じデッキ対決になった場合に、屈折の罠で相手の火歩きを除去する。
これらはよく知られているサイドボード方法ですが、こういう対策手段はたくさんありますので、自分なりの方法や、あまり世間に知られていない方法を用意できると非常に良いです。オリジナルの要素があれば、当然相手が警戒していないため、とても効果的になる場合が多々あります。
ましてや、オリジナルデッキになると、対戦相手も何をサイドインすればいいのか分からず、戸惑ってしまうことも多いです。
オリジナルデッキに、前述した勝ちパターンがあれば、相手が何が何だかわからない内に1本目を勝利することが出来ることもあります。そうなれば、2本目も非常に有利です。
相手はサイドインするカードに困るのに、こちらは相手のデッキ用のサイドボードを用意してある、となれば負ける確率は非常に低いものになるはずです。
だからこそ、自分でデッキを用意するということが重要になってくるわけです。
よく知られているデッキを使う場合でも、2・3枚カードが違うだけでも、結構大きな違いになりますしね。
ということで、オリジナルデッキの有利さについては、軽く説明しましたが、オリジナルデッキの構築方法や、選択については、書ければまた書こうと思います。
しかし、オリジナルデッキを組む際の注意点、が非常に重要なため、次回はそれをメインに書こうと思います。
またよろしければ明日もお付き合い下さい。長文かつ駄文、失礼いたしました。
大会で勝つための必須事項が「勝ちパターンがあること」、ですね。
前回最後に書いた、ジャンドのブン回りはあんまりではありますが、あれが理想ですね。
いわゆる細かいテクニックやプレイングの必要ない、圧倒的な強さ、というものです。
最近では、ヴァラクートや青緑赤コントロールが代表例ですね。
例 ヴァラクート
先攻 1ターン目、ジョラーガ、2ターン目レベルアップ+草茂る胸壁、3ターン目原始のタイタン(手札に召喚の罠があればベスト)
例 青緑赤コントロール
先攻 1ターン目極楽鳥、2ターン目成長の発作、3ターン目霜のタイタン(土地を縛る)
この二つの動きは、3ターン目にタイタンを出す、というだけのものですが、実際に成功すると、対戦相手はもうほとんど勝つことが出来ません。
こういう勝ちパターンがあれば、初手さえよければ、相手がどんな強豪でも勝てる可能性があるわけです。
タイタン以外でも、赤白ボロスの、1ターン目ステップのオオヤマネコ、2ターン目フェッチ起動、板金鎧の土百足、3ターン目フェッチ起動、何かでフィニッシュ。というような動きもありますね。
現環境では、多くのデッキが勝ちパターンを持っています。
仮に、自作のデッキを使用する場合でも、こういう勝ちパターンの無いデッキは使わないほうが良いでしょう。勝率が明らかに違ってくるはずです。
さて、ここまで勝ちパターンが必須と言ってきましたが、一つ注意点があります。
「三、遅いデッキは使用しない」
ということが重要になってきます。
マジックにはプレイングという要素があります。それは、ターンを重ねるごとに大きくなるものです。
全く同じデッキを使用する場合、プレイングの上手いプレイヤーと、下手なプレイヤーでは、当然プレイングの上手いプレイヤーのほうが勝算が高いです。当たり前ですね。
しかし、仮にお互いにブン回れば4ターンキルするような早いデッキを使っていた場合、プレイングの要素が低くなり、下手なプレイヤーでも勝てる可能性が高まります。
逆に、勝つのに20ターン以上かかるような、低速のコントロールデッキを使った場合、プレイングの下手なプレイヤーの勝てる可能性は限りなく低くなります。
つまり、自分が明らかに上手なプレイヤーだと思えない限り、白青コントロールのような低速デッキは使用しない方が勝算が高まる、というわけです。
今の環境だと、白青コントロールや青黒コントロールがそれですね。いわゆる圧倒的なブン回りで相手を速攻で倒すパターンを持たず、アドバンテージを稼いで序盤を耐えてフィニッシャーで逆転するようなデッキ。
これらは、プレイングの比重が高いため、オススメできるデッキではありません。
ちなみに、ボロスや赤バーンなどの速攻デッキがプレイングが簡単だというつもりは全くありません。火力でクリーチャーをいつ焼いて、本体をいつ狙うか、など、いくらでも悩ましい点はあります。
しかし、ブン回れば勝てる、長引がないで勝負を決められる、とい点から、青白などの低速デッキより良い選択だと思っています。
今回、早いデッキを使うのが重要だと書きましたが、正確には速攻から、中速ビートまでのデッキを使用する、というところですね。
タイタン系デッキを使えば、ある程度中速デッキになるのは仕方ないですしね。ただ、いたずらに長引かせないデッキを使うのが重要だということです。
では、デッキは何を選択すればいいのか、コレは2種類方法があります。
まず、前提条件として、メタを読むこと、が重要です。
ただ、コレは公式のデッキ紹介を見れば大体わかるでしょう。また、近くの大会や人の日記を見れば、ある程度の流行はつかめると思います。
仮に、現環境で、白青コントロール、ヴァラクート、赤白上陸ウィニーの3種類がメインメタだとします。
その場合、もちろん3つ全てに勝てるデッキがあればそれが一番良いのですが、まずないでしょう。
その場合、一つのデッキタイプには弱いが、それ以外のデッキに対しては強い、というデッキを使用するのが無難です。
今だと、ヴァラクートかエルドラージグリーンが無難ですよね。
そしてもう一つ、
「四、オリジナル要素のあるデッキを使う」
という方法があります。
先日書いた日記を引用しますね。
『例えば、「いわゆるトッププレイヤーのような明らかに上手い人と、自分が全く同じデッキを使って対戦した場合、勝てるのかどうか?」
まあ、ぶっちゃけ無理ですよね。誰でも思うことでしょう。
また、上手いプレイヤーは当然メタを読んで対策をしています。それに対し、自分がメタ内のデッキを使って、その相手に勝てるのかどうか。
もちろん、運もありますし、そのプレイヤーに当たる可能性もそう高くないかもしれません、ぶっちゃけメタデッキを使って、6回戦で、4-2程度は十分に高い可能性があるでしょう。
しかし、6-0や5-1をしようと思うと、なかなか厳しいことだと思います。もちろん、私がトッププレイヤーレベルのプレイングや知識があれば別なのでしょうが、現状ではとても及びません。』
こちらがメタを読んでいるように、相手も当然メタを読んで対策をしてきます。そのメタを外すか、対策されても大丈夫な構成にする必要があります。
ちょっとしたことで、劇的に相性を良くする方法はたくさんありますので、それはデッキごとに考えてみると良いと思います。
例えば、ヴァラクートで、青白相手のサイドボードに、コジレックの職工を用意する。
赤単で危険なマイアを使うことによってコーの火歩きを除去する。
赤白上陸で、同じデッキ対決になった場合に、屈折の罠で相手の火歩きを除去する。
これらはよく知られているサイドボード方法ですが、こういう対策手段はたくさんありますので、自分なりの方法や、あまり世間に知られていない方法を用意できると非常に良いです。オリジナルの要素があれば、当然相手が警戒していないため、とても効果的になる場合が多々あります。
ましてや、オリジナルデッキになると、対戦相手も何をサイドインすればいいのか分からず、戸惑ってしまうことも多いです。
オリジナルデッキに、前述した勝ちパターンがあれば、相手が何が何だかわからない内に1本目を勝利することが出来ることもあります。そうなれば、2本目も非常に有利です。
相手はサイドインするカードに困るのに、こちらは相手のデッキ用のサイドボードを用意してある、となれば負ける確率は非常に低いものになるはずです。
だからこそ、自分でデッキを用意するということが重要になってくるわけです。
よく知られているデッキを使う場合でも、2・3枚カードが違うだけでも、結構大きな違いになりますしね。
ということで、オリジナルデッキの有利さについては、軽く説明しましたが、オリジナルデッキの構築方法や、選択については、書ければまた書こうと思います。
しかし、オリジナルデッキを組む際の注意点、が非常に重要なため、次回はそれをメインに書こうと思います。
またよろしければ明日もお付き合い下さい。長文かつ駄文、失礼いたしました。
コメント
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拙い方法論で、偏った考え方ではありますが、参考になれば幸いです。
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